自転車安全整備士
自転車安全整備士とは?
自転車安全整備士とは、自転車自転車の点検・整備の知識と技能を認定する資格です。
その他情報
難易度は? | : | ★☆☆☆☆(やさしい)。合格率は70%ほど |
就職は? | : | この資格だけで就職は難しい。自転車販売店などに就職し、経験を積んで資格を取得するのが一般的。 |
仕事内容は? | : | 自転車の点検・整備、TSマーク(傷害保険・賠償責任保険)の貼付、交通ルールや正しい乗り方、自転車事故の防止の指導などを行います。 |
資 格 概 要
受験資格
18歳以上で、自転車の組立、検査、整備に関して、2年以上の実務経験者。
試験内容
●実技試験
1.分解(25分)・・・後車輪、チェーン、リヤディレーラの取外し等
2.組立(80分)・・・1.で分解した状態から適切な工具を使用して、一般用自
転車に適合する完成車にする。
実技試験は、次の受験用自転車を受験者が持参し、7分組の状態から分解及び組立の実技について試験を実施します。
実技試験に使用する自転車は、市販のスポーツ車(マウンテンバイク類形車を含む。)又はマウンテンバイク(MTB)で新車とし、主な仕様は次のとおりです。
a.二輪で1人乗り。
b.全長190cm以下、全幅60cm以下。
c.車輪の径の呼び26以上。
d.フロントディレーラ(前部外装変速機) 付きで大ギヤ2段以上。
e.リヤディレーラ(後部外装変速機) 付きで小ギヤ6段以上。
f.前車輪、後車輪ともに32本以上のスポーク組。
g.スポークは、プレーンスポーク(断面が全長に渡って円形で、太さが均一
なもの)のもの。
h.前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締め付け式又はクイックレリー
ズ式ハブのもの。
i.後車輪のハブは丸穴式のみとする。
j.ブレーキは前・後ともキャリパーブレーキ
(カンチレバー形、サイドプル形、センタプル形、カンチレバーV形)とし、他のブレーキのものは認めない。
k.サスペンション付きでもよい。
l.折りたたみ車でないもの。
m.多段小ギヤ用ユニットハブ、多段フリーホイール用普通後ハブのもの。
n.リヤリフレクタ(後部反射器)を装備すること。
(リヤリフレクタの欠品は、減点とします。)
o.ベルを装備すること。(ベルの欠品は、減点とします。)
p.スタンドは1本スタンド又はセンタースタンドのもの。
(スタンドの欠品は、減点とします。)
※減点方式で審査します。減点の合計
が30点以下を合格とします。ただし、必須項目及び未完成の審査内容の1つでも該当する場合は、不合格とします。
●学科試験
@自転車の構造および機能に関する知識、A自転車の点検整備に関する知識、
B自転車の安全利用の指導に関する知識
※100点満点で、それぞれ70点以上を合格とします。
●面接試験(約5分)
@安全利用に関する知識の表現、A自転車利用者に応じた的確な指導
合格基準
●学科試験
100点満点中、70点以上で合格となります。
●実技試験
減点方式で審査し、減点数の合計が、30点以下で合格となります。
ただし、必須項目及び、未完成の審査内容の一つでも該当する場合は、不合格となります。
●面接試験
面接により、「質問事項の理解度」「安全利用についての指導・助言力」及び「言葉使い・態度・その他」についてそれぞれA(優秀)、B(良好)又はC(安全整備士として適格性を欠く)の3段階評価をし、更にこれを総合評価、総合評価のA及びBで合格となります。
免除(科目等)について
前年度の試験において、実技試験、学科試験又は、面接試験のいずれかに合格した者は、次年度に限り、合格科目が免除されます。
願書申込み受付期間
5月下旬〜6月上旬頃まで
試験日程
8月上旬頃、中旬頃、下旬頃
年度により、実施時期の試験地域が違います。詳しくは実施団体HPをご覧下さい。
受験地
北海道、宮城、埼玉、東京、千葉、茨城、愛知、滋賀、大阪、広島、香川、
福岡
受験料
19,440円(自転車安全整備士との同時受験者は27,000円)
※免除される科目により受験料が異なります。詳しくはは実施団体HPをご覧下さい。
合格発表日
10月上旬頃
受験申込・問合せ
公益財団法人 日本交通管理技術協会 業務課 03-6228-1767