国家資格 計量士

計量士とは?

計量士とは、汚染・騒音・振動・有害物質などのレベルを正確に測定し、分析を行い、取引や証明において国民から信頼される適正な計量を確保する専門知識と経験を持った技術者です。
  業務独占資格  名称独占  必置資格  実務経験なしで受験できる国家資格  登録が必要な資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? 環境計量士(濃度関係、騒音・振動関係):★★★★☆(やや難しい)。
一般計量士、★★★☆☆(普通)。
近年合格率は、環境計量士(濃度関係):16.8%
環境計量士(騒音・振動関係):19.1%
一般計量士:22.7%。


【濃度関係】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 1,832   308   16.8%  
令和3年度 1,937   326   16.8%  
令和2年度 1,817   298   16.4%  
令和1年度 2,250   346   15.4%  
30年度 2,118   392   18.5%  

【騒音・振動関係】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 622   119   19.1%  
令和3年度 628   110   17.5%  
令和2年度 572   105   18.4%  
令和1年度 736   129   17.5%  
30年度 647   113   17.5%  

【一般計量士】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 802   182   22.7%  
令和3年度 820   192   23.4%  
令和2年度 813   171   21.0%  
令和1年度 939   211   22.5%  
30年度 689   161   23.4%  

就職は? 環境計測に関連する環境計測認定事業所、分析会社など。この資格ですぐに就職できると言うことはなさそうです。
仕事内容は? 自然環境、生活環境、社会環境に関わる調査・予測・評価・保全計画のほか、計量器の検査や、計量管理を行います。

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 資 格 概 要

受験資格

いずれの科目も制限なし


試験内容

●一般計量士

  • ① 計量に関する基礎知識
  • ② 計量器概論及び質量の計量、質量計量
  • ③ 計量関係法規(環境・一般の共通科目)
  • ④ 計量管理概論(環境・一般の共通科目)

●環境計量士(濃度関係)

  • ① 環境計量に関する基礎知識
  • ② 化学分析論及び濃度の計量
  • ③ 計量関係法規(環境・一般の共通科目)
  • ④ 計量管理概論(環境・一般の共通科目)

●環境計量士(騒音・振動)

  • ① 環境計量に関する基礎知識
  • ② 音響・振動概論並びに温圧レベル及び振動加速度レベルの計量
  • ③ 計量関係法規(環境・一般の共通科目)
  • ④ 計量管理概論(環境・一般の共通科目)

合格基準

以下の@とAの双方の基準を満たす者が合格となります。(科目免除者は@)

  • ① 専門2科目の合計
  • 環境計量士(濃度関係):50問中、23〜24問以上の正答
  • 環境計量士(騒音・振動関係)50問中、:23〜27問以上の正答
  • 一般計量士:50問中、28〜30問以上の正答
  • ② 共通2科目の合計:全試験区分とも50問中、30問以上の正答

免除(科目等)について

濃度、騒音振動、一般のいずれかの合格者は、合格した試験以外の区分において、B計量関係法規ならびに、C計量管理概論が免除されます。
(既に合格した計量士区分の合格証書の写しを受験願書に貼付。)


身体上の障害等に係る特別措置について

障がい等のため、試験の受験に際して何らかの措置を希望する方は、「特別措置に関する申請書」を作成し、医師の診断書又は障がい者手帳の写し等、障がいの程度を証明する書類を添付して受験願書とともに提出することで障がいの程度に応じて個別に対応してもらえます。


願書申込み受付期間

7月上旬〜8月上旬頃まで


試験日程

12月中旬頃


受験地

北海道、宮城、東京、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄


受験料

8,500円(収入印紙)


合格発表日

2月中旬頃


受験申込・問合せ

  • 受験サポートセンター 03-5209-0553 問い合わせフォーム
  • 経済産業省 産業技術環境局 計量行政室 03-3501-1688

ホームページ

一般社団法人 日本計量振興協会


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