国家資格 狩猟免許

狩猟免許とは?

狩猟免許とは、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(日本国内における鳥獣保護及び、狩猟の適正化を図る目的の法律。法律法律第八十八号)に基づいて、狩猟を認可した資格のこと。4種類の区分がある免許制で、狩猟を行う場合はその場所の狩猟者登録が必要になります。また、猟銃を使用しての狩猟の場合は、猟銃(散弾銃・ライフル銃・空気銃)の所持許可手続きを行い許可を得る必要があります。

※狩猟免許区分
網猟免許・・・・網(むそう網、はり網、つき網、なげ網
わな猟免許・・・・くくりわな、はこわな、はこおとし、囲いわな
第一種銃猟免許・・・・ライフル銃、散弾銃、圧縮ガス銃、空気銃
第二種銃猟免許・・・・圧縮ガス銃、空気銃
  業務独占資格  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。合格率は80%ほど。野生鳥獣の知識、猟具に関する知識を求められるため、事前講習受講を受講するのが取得への早道です。
就職は? 有害鳥獣駆除の要員による成果報酬くらい。駆除作業の場合、一頭につき、数千円〜数万円の場合もあります。ただし、生業とするのは難しい。
仕事内容は? 依頼を受けて、有害鳥獣の個体数調整などを行います。

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 資 格 概 要

受験資格

●狩猟免許

試験日に20歳以上の者。
ただし、銃猟については、 以下の手順を踏み、猟銃の所持許可手続きを行い、公安委員会から許可を得る必要があります。

  • ① 猟銃等講習会受講申込み(管轄警察署)
  • 猟銃等講習会申込書 2通
  • 写真2枚(36mm×24mm)
  • 印(申込書に押印)
  • ② 猟銃等講習会受講(筆記具、テキスト持参、講習修了後、効果測定)
  • ③ 教習資格認定申請(管轄警察署)
  • ④ 教習資格認定書の交付(有効期間は最長3カ月)
  • ⑤ 射撃用の猟銃用火薬譲受許可証申請(譲受許可証の交付)
  • ⑥ 射撃教習受講(銃の操作、射撃/3時間程度。猟銃用火薬譲受許可証を返納)
    一般社団法人全日本指定射撃場協会
  • ⑦ 教習修了証明書発行(1年間有効。)
  • ⑧ 購入銃の選定、購入銃の決定及び、銃砲店から譲渡等承諾書を発行してもらう
  • ⑨ 銃砲所持許可申請
  • 銃砲所持許可申請書
  • 写真2枚(36mm×24mm)
  • 精神保健指定医等の専門医の診断書
  • 銃刀法5条第1項2号から18号に該当しない者であることの誓約書※1
  • 市区町村長が発行する身分証明書
  • 戸籍抄本及び住民票の写し
  • 猟銃等講習会受講終了時の講習修了証明書
  • 銃刀法5条の2第2項2号又は第3号双方に該当しない者であることの誓約書※1
  • 経歴書※1
  • 射撃教習修了時の教習修了証明書
  • 同居親族書
  • 銃砲店で発行する譲渡等承諾書
  • ⑩ 銃の購入・受取※2
  • ⑪ 猟銃確認

※1については管轄の警察署にありますので、問い合わせ下さい。
※2
持ち運びには銃ケースが必要。また、保管に関しては個人保管でやむを得ずその場を離れる場合には保管業者に保管を委託することができます。
また、自宅で保管する場合は、基準に合致するガンロッカーに鍵を使用して保管し、本人は触れることがないようにしなくてはなりません。
ガンロッカーについては壁などに固定し、窃盗被害に遭わないようにする必要があり、使用しない状態(保管状態)においては、未装弾とし、縦断についても別途保管をを用意し、猟銃と別に保管する必要があります。
その他、安全に関する保管義務についてはほかにも多数あります。

銃の保管庫の製造メーカーに対する総理府令の【堅固な金属製ロッカー】とは

  1. 天板・側板・扉等全ての板厚が1.0ミリメートル以上の鋼板で作られていること。
  2. 施錠した際、かんぬき機構等によって、 扉の上下を本体に固定する構造になっていること。
  3. 外部から見える蝶番が切断又は取り外されても、扉が外れない構造になっていること。
  4. 設備の内部に鎖等によって錠を固定する装置を有していること。
  5. 扉を閉鎖する錠は、鎌錠等外部からの力によって容易に解錠できないものであること。
  6. 扉を閉鎖する錠は、かけ忘れ防止装置付きのものであること。
  7. 扉を閉鎖する錠は、鍵違い120種類以上の物であること。

 

以下に該当する者は、狩猟免許を受けることができません。

  • ① 精神障害、統合失調症、そううつ病(そう病及びうつ病を含む)、てんかん(軽微なものを除く)などにかかっている者
  • ② 知的障害又は、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者
  • ③ 自分の行為の是非を判別して行動する能力が欠如又は著しく低い者
  • ④ 鳥獣法又は鳥獣法の規定による禁止若しくは制限に違反し、罰金以上の刑に処せられ、その刑の執行を終り、又は執行を受げることがなくなった日から3年を経過していない者
  • ⑤ 狩猟免許を取り消された日から3年を経過していない者
  • ⑥ 狩猟免許試験で不正を行い、狩猟免許試験の受験が禁止されている期間中の者
  • ⑦ 受験しようとする各都道府県に住所を有しない者
  • ⑧ 20歳未満の者

※以下の猟法については、狩猟免許の対象とはなりません。

  • 鷹狩り
  • スリングショット(パチンコ)
  • 素手での捕獲

試験内容

●狩猟免許

□知識試験(三肢択一:30問/90分)
  • ① 法令や狩猟免許制度等に関する知識
  • ② 猟具の種類や取り扱い等に関する知識
  • ③ 狩猟鳥獣や狩猟鳥獣と誤認されやすい鳥獣の生態等に関する知識
  • ④ 個体数管理の概念等、鳥獣の保護管理に関する知識

□適正試験
  • ① 視力検査
  • ② 聴力検査
  • ③ 運動能力検査

□技能試験
  • ① 鳥獣判別(全猟具)
  • 狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣について16種類を判別
  • ② 猟具の取り扱い
  • わな猟、網猟・・・・
    使用可能、禁止猟具の判別、猟具1種類を捕獲可能な状態に組み立て
  • 第一種銃猟・・・・
    銃器の点検、分解及び結合、 模造弾の装填、射撃姿勢、脱包操作、団体行動の場合の銃器保持、銃器の受け渡し、休憩時の銃器の取扱い、空気銃の操作(圧縮操作、装填、射撃姿勢)の実施
  • 第二種銃猟・・・・圧縮操作、装填、射撃姿勢の実施
  • ③ 目測
  • 第一種銃猟・・・・300m、50m、30m、10mの目測
  • 第二種銃猟・・・・300m、30m、10mの目測

合格基準

●狩猟免許

□知識試験・・・・正答率70%以上で合格となります。

□適正試験
  • ① 視力検査
  • わな猟・網猟・・・・両眼0.5異常
  • 第一種、第二種銃猟・・・・両眼0.7以上、片眼0.3以上
  • ② 聴力検査
  • 10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること
  • ③ 運動能力検査
  • 四肢の屈伸、挙手及び手指の運動等が可能であること

□技能試験・・・・70点以上で合格となります。(減点方式)

願書申込み受付期間

実施先までお問い合わせ下さい。


試験日程

各都道府県により異なります。(年1〜8回程度)


受験地

各都道府県


受験料

●狩猟免許

各区分 5,200円(一部免除者は3,900円)

●猟銃等講習会

初心者講習 6,800円(経験者講習会は3,000円)


合格発表日

実施先により異なります。詳しくは実施先までお問い合わせ下さい。


合格後の更新について

●狩猟免許

有効期間はおおよそ3年間です。更新は区分ごとに更新料がかかります。


●銃所持許可証

有効期間は3回目の誕生日までです。
更新するためには、以下の手順を踏む必要があります。

  • ① 猟銃等講習会受講申込み(更新時、講習修了証明書が有効期間内であれば受講不要)
  • ② 猟銃等講習会受講(銃刀法関係法令:2時間、銃の取扱い等:1時間、効果測定:15分)
  • ③ 技能講習受講の申込み(更新時、講習修了証明書が有効期間内であれば受講不要)
  • ④ 技能講習受講(銃の操作、射撃/2時間以上)
  • ⑤ 更新申請(住所地を管轄する警察署)

※更新申請には以下のものが必要です。

  • 猟銃等所持許可更新申請書:2通
  • 写真2枚
  • 精神保健指定医等の専門医の診断書
  • 講習修了証明書
  • 技能講習修了証明書
  • 所持許可証
  • 経歴書※1
  • 同居親族書
  • 使用実績報告書
  • 使用更新を受ける猟銃
  • 市区町村長が発行する身分証明書
  • 銃刀法5条第1項2号から18号に該当しない者であることの誓約書※1
  • 銃刀法5条の2第2項2号又は第3号双方に該当しない者であることの誓約書※1

※1については管轄の警察署にありますので、問い合わせ下さい。


●狩猟者登録証

有効期間はおおよそ3年間です。更新は区分ごとに更新料がかかります。


受験申込・問合せ

  • 住所地を管轄する警察署の生活安全課又は刑事生活安全課
  • 一般社団法人 大日本猟友会 連絡先一覧

ホームページ

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
一般社団法人 大日本猟友会


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