国家資格 和裁技能士

和裁技能士とは?

和裁技能士とは、和裁技術の保存、レベルの向上、後継者の育成のため、日本和裁士会がきものの美しさを作り出す和裁の技術など一定の基準に基づいて認定する資格です。
  名称独占  専門学校卒業で実務経験が免除される国家資格  実務経験なしで受験できる国家資格

その他情報

難易度は? 1級:★★★☆☆(普通)。2級、3級:★★☆☆☆(やや易しい)。
平均合格率は1級:57.2%、2級:55.4%、3級:77.6%ほど。
勉強時間は? 勉強時間は1年〜。
和裁養成専門学校などで学ぶことにより、和裁に関する業務(職業)に携わった期間と認められるため、2級ならびに3級に関しては、在学中に取得することが可能。また1級に関しては、通常の実務経験年数より2年短縮しての受験が可能のため、専門学校に通うことが取得への一番の近道です。
学校及び養成機関はこちら
就職は? 和服仕立て屋や呉服店、服リフォーム店、和裁学校などのほか、自宅で和裁教室開校など独立も可能です。自宅で仕事ができ、時間も自由ですが、依頼主(呉服屋や、和裁学校)からもらう賃金が低いうえ(年収300万円未満がほとんど)外国へ仕事が回されている事例も多く相当な実力が無いと収入はさらに厳しくなりそうです。納期に追われて徹夜続きになることもあり、自宅で小遣い稼ぎをする程度と見ていた方が良さそうです。
仕事内容は? 呉服屋や、和裁学校から依頼を受けて、羽織、コート、留袖、振袖などを反物からの柄合わせ、裁断、印付け、仕立て、仕立て直し・仕立て替えなどを行います。

関連書籍はこちら    講座を探してみる

 資 格 概 要

受験資格

●1級

  1. 7年以上の実務経験者。
  2. 2級合格者で、2年以上の実務経験者。など

学歴経験等により細かく指定されています。
詳しくは実施団体までお問い合わせ下さい。


●2級

  1. 2年以上の実務経験者。
  2. 専門高校・短大・高専・高校専攻科卒業者の指定学科修了者。
  3. 厚生労働大臣指定の専修学校・各種学校卒業者で800H以上修了者など。

●3級

  1. 6ヶ月以上の実務経験者。

必要とされる実務経験の年数は職業訓練歴、学歴等により短縮される場合があります。詳しくは厚生労働省のHPでご確認ください。



試験内容

●1級

□学科(真偽法及び四肢択一法:50題/1時間40分)
  • ① きものの知識
  • ② きものの歴史
  • ③ 色彩学
  • ④ 材料学
  • ⑤ 着付けなど和装全般に関する知識
□実技(7時間30分)
  • (1) あわせ長着の縫製は、表地はちりめん又はりんずの付けさげ(上前に模様合わせのあるもの)であって、両そで、背縫い、わき縫い、下前のおくみ付け等を事前に縫い上げたもの(上前のおくみ付けは試験場で行う)、また、裏地は絹又は交織であって、背縫い(並幅)、わき縫い、おくみ付け等を事前に縫い上げたものを持参し、試験場において、えり付け、まとめ等を行い、あわせ長着を仕立てる。
  • (2) 部分縫いは、表地(検印のあるもの)に色もののしんもす、裏地(検印のあるもの)に白のしんもすを用いて都えりの上前を縫製する。

●2級

□学科(真偽法及び四肢択一法:50題/1時間40分)
  • ① きものの知識
  • ② きものの歴史
  • ③ 色彩学
  • ④ 材料学
  • ⑤ 着付けなどの応用知識
□実技(6時間30分)

表地はちりめん、羽二重又はりんずとし、右そで、おくみ付け等を事前に縫い上げたもの、また、裏地は絹又は交織とし、背縫い、おくみ付け等を事前に縫い上げたものを持参し、試験場において、えり付け、まとめ等を行い、女子用あわせ長着を仕立てる。

●3級

□学科(真偽法:30題/1時間)
  • ① きものの知識
  • ② きものの歴史
  • ③ 色彩学
  • ④ 材料学
  • ⑤ 着付けなどの基礎知識
□実技(3時間30分)

表地は自由、芯地は自由(胴裏の付くものは、裏地自由)とし、身ごろ・立えり(下えり)付けをし、右そでを事前に縫い上げたもの(えり先布の付く場合は、事前にえり先布をえり芯に付けておく)を持参し、試験場において、えり付け、まとめ等を行い、女子用そで無双あわせ長じゅばん又は胴抜き長じゅばんを仕立てる。

※1和裁技能士養成施設


合格基準

以下の条件すべてを満たすことで合格となります。

  • 学科試験:100点満点中、60点以上の得点
  • 実技試験:100点満点中、65点以上の得点

免除(科目等)について

各級により、科目、所持資格などにより、細かく規定されています。
詳しくはこちら(pdf)をご覧下さい。


願書申込み受付期間

10月上旬〜中旬頃まで


試験日程

●学科・・・・1月下旬頃
●実技・・・・12月上旬〜2月中旬までの指定日


受験地

北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄


受験料

●学科:3,100円
●実技:17,900円
(上記は標準金額です。各都道府県において異なる場合があります。)


合格発表日

3月中旬頃


受験申込・問合せ

中央職業能力開発協会 03-6758-2859・2862

ホームページ

中央職業能力開発協会


参考書・問題集

関連書籍はこちら    講座を探してみる


和裁技能士に関連する資格

和裁検定