民間資格 ITコーディネータ

ITコーディネータとは?

ITコーディネータ資格認定制度は、経営者の立場に立って経営とITを橋渡しし、真に経営に役立つIT投資を推進・支援するプロフェッショナルを育成・認定する制度です。
資格を維持するためには、毎年以下の3つ全てを満たし、更新手続きを行う必要があります。

@更新前年度までの3年度間の実践力ポイント合計が30ポイント以上あること
A更新前年度の「実務活動報告書」(ホームページから入力)が提出されていること
B更新手続料:22,000円(税込み)が入金されていること
ICT資格を失効したあと、復帰申請する場合は、こちらをご覧下さい。
  試験当日結果がわかる資格  インターネットで申し込める資格  受験料をクレジットカード払いにできる資格  更新が必要な資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格  CBTで受験できる資格

その他情報

難易度は? ★★★☆☆(普通)。近年合格率は、
ITコーディネータ試験:65.7%
専門スキル特別認定試験:75.9%ほど。
就職は? コンサルティング会社、一般企業など。あらゆる情報化投資に応えられるだけの広く深い専門知識と、それを使いこなす能力および実績を認められますので、就・転職には非常に有利になります。
仕事内容は? 経営戦略的情報化のプランの作成、システム構築のアドバイスをし、システムが稼動するまでの一連の作業に関して、管理・指導などを行います。

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 資 格 概 要

受験資格

●ITC試験

ITコーディネータに必要な専門知識を有している方でしたら、どなたでも受験できます。

●専門スキル特別認定試験

3月1日現在で、専門スキル特別認定の対象資格を保有していること。
・ 対象資格:公認会計士、税理士、中小企業診断士、
 技術士3資格(経営工学部門、情報工学部門、総合技術監理部門)、経営品質協議会認定セルフアセッサーの7資格のうち1つ以上の資格を
 保有している者を対象とします
 (注:公認会計士補、技術士補 は対象外)。
・ 前述の対象資格保有の証明が可能なこと。
  詳細は、対象の専門資格一覧を参照。


取得方法

ITコーディネータ試験を合格し、協会で実施するケース研修を修了する必要があります。
(試験、ケース研修の取得の順番は問われません。)
 ※
  試験の合格及び、ケース研修の有効期間は合格及び修了年度を含めてそれぞれ4年間です。有効期間内に認定の条件をそろえ、認定申請を行ってください。


試験内容

●ITC試験(100問:必須60問、選択40問/120分)

試験は必須問題と、選択問題で構成され、
下記の必須問題と選択問題の双方合格でITコーディネータと認定されます。

□必須問題(60問)・・・全員に共通
  • PGL全体の領域から出題される基本問題(40問)
  • PGLのIT経営共通領域から出題の応用問題(20問)
□選択問題(40問)

下記の【ITコーディネータ試験(経営系)(c)】または、【ITコーディネータ試験(情報系)(d)】のいずれかを選択

  • 【ITコーディネータ試験(経営系問題)(c)】
  • ① 経営戦略
  • ② 業務改革
  • ③ IT戦略
  • 【ITコーディネータ試験(情報系問題)(d)】
  • ① 業務改革・IT戦略
  • ② IT利活用(IT資源調達、IT導入、ITサービス利活用)


●試験問題の出題項目(項目)

□総論(ITを利活用して事業を成長させる)
  • ① IT経営とは/IT経営の定義 など
  • ② IT経営を支える人財と役割/経営者、IT経営推進者、IT経営支援者の役割 など
  • ③ IT経営の推進方法/基本原則、戦略経営サイクル、IT経営の成熟度、セキュリティ、リスクマネジメント など
□IT経営の認識に関すること
  • ① 全体概要/全体プロセス、基本原則 など
  • ② 変革認識プロセス/企業体質の確立、変革への気づき、課題・解決策の可視化、コミットメント、基本原則 など
  • ③ 変革マネジメントプロセス/継続的な変革の体制作り、変革の推進支援、実行状況の把握と是正、基本原則 など
  • ④ 持続的成長認識プロセス/経営ビジョン達成の評価、新たな変革の可能性の認識、コミットメント、基本原則 など
□IT経営を実現するための活動に関すること
  • ① 全体概要/全体プロセス、基本原則 など
  • ② 経営戦略プロセス/企業理念・使命、経営環境情報の収集・分析、経営リスク評価、経営戦略の策定、達成度評価、基本原則 など
  • ③ 業務改革プロセス/改革課題の明確化、ビジネス・業務の分析、目標とするビジネス・業務プロセスの決定、ビジネス・業務改革の実施・評価、基本原則 など
  • ④ IT戦略プロセス/IT環境分析、目標業務プロセス、目標IT環境、IT戦略の策定・展開、達成度評価、基本原則 など
  • ⑤ IT利活用プロセス/IT資源調達ステップ、IT導入ステップ、ITサービス利活用ステップ など
□IT経営の全体最適を目指すため共通に求められるマネジメント
  • ① プロジェクトマネジメント/IT経営におけるプロジェクトマネジメントの特徴、計画の立案、実施と統制、評価と戦略の達成、基本原則 など
  • ② モニタリング&コントロール/IT経営におけるモニタリング&コントロールの特徴、対象の設定および実施、基本原則 など
  • ③ コミュニケーション/IT経営におけるコミュニケーションの特徴、プランニング、エンゲージメント計画と形成、実行および関係のメンテナンス、基本原則 など

●ケース研修

経営戦略からITサービス活用までの一連のプロセスを体験する研修
@eラーニング個人学習(6日間)、A集合研修(6日間)
出席率が90%以上で、与えられた課題を100%提出しないと修了となりません。

□1日目
  • ① IT経営プロセス全体概要説明
  • ② 変革認識プロセス課題
□2日目
  • ① 経営戦略プロセス課題
□3日目
  • ① 経営戦略プロセス課題
□4日目
  • ① 経営戦略プロセス課題、業務改革プロセス概説
  • ② IT戦略プロセス課題
□5日目
  • ① IT戦略策定フェーズ課題
  • ② IT利活用プロセス課題
□6日目
  • ① IT利活用プロセス課題
  • ② 持続的成長認識プロセス課題
  • ③ 変革マネジメントプロセス課題(研修修了式)

●専門スキル特別認定試験(60問/80分)
(ITC試験の選選択応用問題もしくは情報系の選択応用問題を免除した必須問題60問のみの試験)

ITコーディネータ資格保有者、もしくは資格失効者の方で、当制度に該当する資格保有の方は、ポイント取得のための知識試験としてITC専門スキル特別認定試験を受験することができます。

  • PGL全体の領域から出題される基本問題(40問)
  • PGLのIT経営共通領域から出題の応用問題(20問)

免除(科目等)について

ITコーディネータ資格保有者、もしくは資格失効者の方で、制度に該当する資格保有の方はポイント取得のための知識試験として、ITC試験の一部を免除した「ITコーディネータ専門スキル特別認定試験」を受験することが出来ます。


身体上の障害等に係る特別措置について

「ハンディキャップ受験申請書(フォーム)」に記載の上、必要事項を記載し、障害者手帳や医師の診断書写しを添付してフォームにて送信して下さい。


願書申込み受付期間

●ITC試験・専門スキル特別認定試験

  • ① 1月中旬〜3月上旬頃まで
  • ② 7月中旬〜9月上旬頃まで(年2回)

●ケース研修

  • ① 3月上旬〜8月下旬頃まで
  • ② 9月中旬〜翌年1月下旬頃まで(年2回)

●更新申請期間

4月上旬〜5月下旬頃まで


試験日程

●ITC試験・専門スキル特別認定試験

  • ① 2月上旬〜3月上旬頃まで
  • ② 7月下旬〜9月中旬頃まで
  • ③ 1月下旬〜3月中旬頃まで(年3回)

●ケース研修

  • ① 5月中旬〜9月下旬頃まで
  • ② 11月上旬〜翌年3月上旬頃まで(年2回)

受験地

●ITC試験・専門スキル特別認定試験

全国各地のCBTソリューションズ試験会場


●ケース研修

北海道、岩手、宮城、東京、富山、石川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、鳥取、広島、香川、熊本、沖縄
下期には、長野、愛媛、福岡でも開催する予定です。


受験料(税込み)

●ITC試験・・・・19,800円

●専門スキル特別認定試験・・・・9,900円

●ケース研修・・・・220,000円(※ただし、「IT経営体感ケース研修」を外部の認定機関で修了されている方は、198,000円となります。)


別途認定手数料22,000円が必要になります。


合格発表日

●ITC試験・専門スキル特別認定試験

合否結果は試験終了時点即時。
試験期間終了後の約1か月後に、当協会ホームページにて発表後、合格者へは申請時の住所へ合格証を郵送します。

ITC試験に合格し、ケース研修を受講・修了した後、認定登録料(22,000円(税込))を支払い、ITC資格の認定申請し、認定を受けることで、初めて「ITコーディネータ」と名乗れるようになります。


合格後の更新について

ITコーディネータの有効期間は4年間です。(ケース研修の受講修了と試験合格のいずれか先に受けたものが基準年度となります)
更新するためには以下の条件を全て満たす必要があります。

  • 更新前年度の実践力ポイント合計が10ポイント以上あること。
  • 更新前年度の「実務活動報告書(アンケート)」が提出されていること。
  • 更新手続料(税込22,000円)が入金されていること。
  • 新ケース研修受講者(6日間のケース研修)は、3回目の資格更新までにフォローアップ研修を3講座受講されていること。

2年連続でポイント不足となった場合は、資格認定が失効します。
ただし、失効後4年度以内に復帰条件を満たした場合は復帰が可能です。復帰条件は以下の通りです。

□復帰の条件
□復帰申請

復帰申請は、上記の復帰条件をクリアした場合のみ、メンバーページより申請が可能となります。認定登録料のお支払手続きは、復帰申請と同時に行います。
復帰申請手続き方法はこちら(オンラインヘルプ)

資格復帰特別研修を受講された場合は、研修の申し込みが復帰申請扱いになるため、メンバーページからの復帰申請手続きは必要ありません。

  • ③ 復帰申請手続料(新規認定料)の税込み22,000円の納付。

受験申込・問合せ

CBTソリューションズ 03-5209-0553(平日:9:30 〜 17:30 土日祝日、年末年始除く)
特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会 試験事務局 03-3527-2177


ホームページ

特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会

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参考書・問題集

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