溶接管理技術者
溶接管理技術者とは?
溶接管理技術者とは、溶接技術に関する技術知識と 施工及び管理に関する職務能力を持った技術者の能力を認定する資格です。
その他情報
難易度は? | : | 2級:★★☆☆☆(やや易しい)。 合格率は、 特別級:17.8% 1級:23.9% 2級:61.2%ほど。(2021年) |
勉強方法は? | : | 2級は過去問だけで合格可能です。 1級は過去問だけでは難しく、エンジニアとしての経験が必要になります。 1級、2級とも、口述試験(2次試験)免除を受けるために研修会(1級:52,800円、2級:41,800円)も出席することは必須と思っていた方が良いでしょう。 |
就職は? | : | 建築、建設業界など。認証者の保有や常駐が、官公庁の工事発注の必須条件となることもあり、業界でのニーズは常に求められています。また、溶接は幅広い分野の産業で利用されているため、今後も活躍の場が広がることが期待できます。 |
仕事内容は? | : | 施工計画、技術管理、施工基準の決定、監督指導、現場管理などを行う。 |
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資 格 概 要
受験資格
●特別級
- 理工系大学院修了者および理工系大学卒業者で3年以上の実務経験者。(溶接先週と見なされる学校卒業者は1年)
- 理工系以外の大学院修了者および大学卒業者で6年以上の実務経験者。
- 理工系短期大学および工業高等専門学校卒業者で6年以上の実務経験者。(溶接先週と見なされる学校卒業者は5年)
- 1級認証者で3年以上の実務経験者。
●1級
- 理工系大学院修了者および理工系大学卒業者で2年以上の実務経験者。(溶接先週と見なされる学校卒業者は1年)
- 理工系以外の大学院修了者および大学卒業者で4年以上の実務経験者。
- 理工系短期大学および工業高等専門学校卒業者で4年以上の実務経験者。(溶接先週と見なされる学校卒業者は3年)
- 理工系各種専門学校および工業高等学校卒業者で7年以上の実務経験者。
- 工業高等学校以外の高等学校卒業者で8年以上の実務経験者。
- 2級認証者で3年以上の実務経験者
●2級
- 理工系大学院修了者および理工系大学卒業者で1年以上の実務経験者
- 理工系以外の大学院修了者および大学卒業者で2年以上の実務経験者
- 理工系短期大学および工業高等専門学校卒業者で1年以上の実務経験者
- 理工系各種専門学校および工業高等学校卒業者で2年以上の実務経験者
- 工業高等学校以外の高等学校卒業者で4年以上の実務経験者
- 上記学歴によらない場合で7年以上の実務経験者
試験内容
●特別級
□筆記試験T
- ① 溶接法
- ② 溶接機器
- ③ 溶接冶金
- ④ 溶接材料
- ⑤ 溶接力学
- ⑥ 溶接設計
- ⑦ 溶接施工及び管理
- ⑧ 安全衛生
- ⑨ 試験検査
□筆記試験U
- ① 材料・溶接性
- ② 設計
- ③ 施工管理
- ④ 溶接法・機器
筆記試験Uにおいて、全問の総得点が70%以上あり、得点が40%未満の問題が16問中一つでも含まれる場合は保留単位となります。
□口述試験(各級とも)・・・・溶接施工・管理の経験・知識
●1級・2級
□筆記試験
- ① 溶接法
- ② 溶接機器
- ③ 溶接冶金
- ④ 溶接材料
- ⑤ 溶接力学
- ⑥ 溶接設計
- ⑦ 溶接施工及び管理
- ⑧ 安全衛生
- ⑨ 試験検査
□口述試験(各級とも)
- ① 溶接法
- ② 溶接機器
- ③ 溶接冶金
- ④ 溶接材料
- ⑤ 溶接力学
- ⑥ 溶接設計
- ⑦ 溶接施工及び管理
- ⑧ 安全衛生
- ⑨ 試験検査
合格基準
●特別級
□筆記試験T
満点中、70%以上の得点率で合格となります。
□筆記試験U
以下の条件を満たすことで合格となります。
- 各科目の得点が、満点中40%以上の得点率。
- 全科目の合計得点が、満点中70%以上の得点率。
□口述試験
口述試験において、十分な責務能力知識及び職を有すると 認められたき、合格となります。
●1級
□筆記試験
満点中、70%以上の得点率で合格となります。
□口述試験
口述試験において、十分な責務能力知識及び職を有すると 認められたき、合格となります。
●2級
□筆記試験
満点中、60%以上の得点率で合格となります。
□口述試験
口述試験において、十分な責務能力知識及び職を有すると 認められたき、合格となります。
免除(科目等)について
●特別級
- 1級認証者は、筆記試験Tが免除されます。
- 単位保留になった場合、2年以内に2回までその単位のみ再受験することが可能です。
●1級、2級
- 協会があらかじめ認めた研修会に出席し、この研修会の修了証書を取得した場合、その交付日より2年間は評価試験のうちの口述試験が原則として免除される。ただし、筆記試験合格後に受験条件を満足した場合には、修了証書の有無に関わらず口述試験は免除されない。
※
筆記試験の結果だけでは適格性を評価できないと判断された場合には免除されないことがあります。
身体上の障害等に係る特別措置について
特別措置を希望する方は、事前に事務局まで連絡して下さい。
願書申込み受付期間
- ① 〜5月上旬頃まで
- ② 〜10月上旬頃まで
試験日程
●筆記試験(各級とも)
- ① 6月の第1日曜日
- ② 11月の第1日曜日
●口述試験(各級とも)
- ① 7月上旬頃
- ② 12月上旬頃
受験地
●筆記試験(各級とも)
仙台、東京、名古屋、大阪、沖縄
●口述試験(各級とも)
東京、大阪
受験料(税込み)
●筆記試験
□特別級
26,400円(試験Uのみ受験・・・・13,200円)
□特別級筆記T免除、1級、2級
13,200円
●口述試験
□特別級
27,500円
□1級、2級
22,000円
合格発表日
評価試験実施後3ヵ月以内。
登録料:19,800円別途必要。
合格後の更新について
溶接管理技術者の有効期間は5年間です。
更新するためには、有効期限前に再認証審査(書類審査と評価試験)を受ける必要があります。
再認証審査を行わなかった場合、資格が失効します。
●審査日程
有効期限内の5月、10月のうちいずれか
●評価試験内容
- ① ガイダンス(溶接管理技術者の国際化動向解説、最近の技術・トピックス等解説)
- ② 問題演習とその解説
- ③ 簡単な筆記試験(全級とも参考図書及び閲覧が可能です。)
1級、2級:選択式筆記試験
特別級:溶接に関するレポート(小論文形式)
●受講地
札幌、仙台、千葉、東京、横浜、富山、静岡、名古屋、大阪、広島、松山、福岡
●再認証審査料(税込み)
申請料:6,600円
評価試験料:22,000円
登録費用:19:800円
●審査結果日程
審査日から3ヶ月以内(12月下旬頃)
受験申込・問合せ
一般社団法人 日本溶接協会 事業部 溶接管理技術者評価試験事務局
03-5823-6325
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