ボイラー溶接士
ボイラー溶接士とは?
溶接によってボイラーを製造・改造・修理などの作業を行うのスペシャリストです。
その他情報
難易度は? | : | ★★☆☆☆(やや易しい)。 近年合格率は、 特別ボイラー(筆記):69.6%、特別ボイラー(実技):96.5% 普通ボイラー(筆記):54.8%、普通ボイラー(実技):62.6%ほど。
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就職は? | : | 有資格者は溶接のスペシャリストして求人も多く、収入や昇格、就・転職などに有利で将来性がある資格といえる。溶接作業従事者はぜひ取得しておきたい資格です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | ボイラーまたは第1種圧力容器の製造、改造、修繕などの作業を行う。特別ボイラー溶接士はすべての溶接作業を行えるが、普通ボイラー溶接士は扱える溶接部の厚さが25mm以下か、フランジや管台などをに限られています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
年収は? | : | 金属溶接・溶断従事者の平均年収は448.4万円(賞与込)です。
(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
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資 格 概 要
受験資格
●特別ボイラー溶接士
普通ボイラー溶接士取得後、実務経験、1年以上の者。(ガス溶接、自動溶接を除く)
●普通ボイラー溶接士
溶接実務経験、1年以上の者。(ガス溶接、自動溶接を除く)
試験内容
●特別ボイラー溶接士
□学科試験(40問/2時間30分)
- ① ボイラー構造・材料知識(5問)
- ② ボイラー工作・修繕知識(5問)
- ③ 溶接施工方法概要(10問)
- ④ 溶接棒・溶接部の性質概要(6問)
- ⑤ 溶接部検査概要(3問)
- ⑥ 溶接機器取扱い知識(3問)
- ⑦ 安全知識(3問)
- ⑧ 法令関係(5問)
□実技試験(1時間)
- ① 横向き突合せ溶接。
●普通ボイラー溶接士
□学科試験(40問/2時間30分)
- ① ボイラー構造・材料知識(5問)
- ② ボイラー工作・修繕知識(5問)
- ③ 溶接施工方法概要(10問)
- ④ 溶接棒・溶接部の性質概要(6問)
- ⑤ 溶接部検査概要(3問)
- ⑥ 溶接機器取扱い知識(3問)
- ⑦ 安全知識(3問)
- ⑧ 法令関係(5問)
□実技試験(1時間)
- ① 下向き・立向き突合せ溶接。
合格基準
●特別ボイラー溶接士・普通ボイラー溶接士
総得点が、満点中60%以上の得点率で合格となります。
免除(科目等)について
●特別ボイラー溶接士・普通ボイラー溶接士
- ① 特別ボイラー溶接士免許試験の学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内の者は、学科の全てが免除。
- ② 特別ボイラー溶接士免許証の有効期間が満了した後2年を経過しない者は、学科の全てが免除。
(免許試験結果通知書(原本)、もしくは有効期間が満了した特別ボイラー
溶接士免許証の表裏の写が必要になります。)
●普通ボイラー溶接士
- ① 普通ボイラー溶接士免許試験の学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のものは、学科の全てが免除。
- ② 普通ボイラー溶接士免許証の有効期間が満了した後2年を経過しない者は、学科の全てが免除。(普通ボイラー溶接士免許の有効期限が満了した後2年を経過しない方は、学科試験が免除となりますが、さらに、都道府県労働局長がボイラー溶接士としての技能の低下が認められるとして、免許の有効期間の更新をしなかった場合(ボイラー則第107条第2項)以外の方は、実技試験も免除されます。 その場合には、溶接の試験板の裏曲げ試験の成績が合格基準に合致する必要がありますので、所轄都道府県労働局にお問い合わせください。)
- ③ 溶接工の技りょうに関する試験の方法等を定める告示(平成10年運輸省告示第417号)第2条の規定による次の分類の溶接工の技りょうに関する試験に合格した者は、実技の全てが免除。
船舶構造規則によるM2種O級A、M2種V級A、M3種O級A、M3種V級A、M2種P級A溶接技倆試験に合格した者) - ④ 鋼船構造規程(昭和15年逓信省令第24号)第25章第3節に規定する1級A種、2級A種、1級B種、2級B種又は1級D種の溶接技倆試験に合格した者は、実技の全てが免除。
- ⑤ 電気事業法による溶接方法の認可を受けた溶接士のうち裏あて金を用いる被覆アーク溶接(A)の区分で下記に該当する者。
- W-1またはW-2の試験材で、それぞれfv、fvo、fvh、fvohの姿勢で行った者は、実技の全てが免除。
- W-3またはW-4の試験材で、rまたはeの姿勢で行った者は、実技の全てが免除。
身体上の障害等に係る特別措置について
障害のある方で特別措置を希望される場合は、申請前に安全衛生技術センターに相談して下さい。
願書申込み受付期間
実施先まで、お問い合わせ下さい。
試験日程
2月上旬頃、9月上旬頃(2回)
受験地
管轄住所のセンターで受験。
受験料
●学科試験・・・・8,800円(特別、普通)
●実技試験・・・・28,000円(特別)、24,000円(普通)
合格発表日
実施先までお問い合わせ下さい。
合格後の更新について
このボイラー溶接士(特別ボイラー溶接士と普通ボイラー溶接士)については免許に2年の有効期限があり(溶接作業に従事していないと、資格に必要な技能の維持が難しくなるため)、更新手続が必要です。
特別、普通双方とも、有効期限が過ぎた後、2年以内であれば、学科全免除(実技のみ受験)で受験し、合格することにより、再取得となります。
受験申込・問合せ
- 公益財団法人 安全衛生技術試験本部 03-5275-1088
- 北海道安全衛生技術センター 0123-34-1171
- 東北安全衛生技術センター 0223-23-3181
- 関東安全衛生技術センター 0436-75-1141
- 中部安全衛生技術センター 0562-33-1161
- 近畿安全衛生技術センター 079-438-8481
- 中国四国安全衛生技術センター084-954-4661
- 九州安全衛生技術センター0942-43-3381
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参考書・問題集
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