一般職試験(高卒者試験・社会人試験)
一般職試験(高卒者試験・社会人試験)とは?
一般職試験(高卒者試験・社会人試験)とは、2012年度から現行の国家公務員V種に変る試験として導入される新試験です。各省庁の初級係員としてそれぞれの職務に応じて、国家の政治行政に関する事務または技術的業務に従事します。直接国民に接する機会が多い地方出先機関で行政の現場に長く携わる仕事を担当します。社会人試験は、採用予定がある場合に、経歴等のいかんにかかわらず受験することのできる試験として、実施されます。試験方法は高卒者試験と同じです。
その他情報
難易度は? | : | ★★★★☆(やや難しい)。 近年合格率は、 高卒者試験(事務):30.7%、 高卒者試験(技術):53.8% 高卒者試験(農業土木):53.1% 高卒者試験(林業):46.3% 社会人試験(技術):23.8% 社会人試験(農業土木):14.9% ほど。
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就職は? | : | 税務署など地方の出先機関 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 各省庁において、初級係員としてそれぞれの職務に応じて、事務または技術的業務に従事します。 |
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資 格 概 要
受験資格
【高卒者試験】
- 試験年度の4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日
から起算して2年を経過していない者及び試験年度の3月までに高等学校又は
中等教育学校を卒業する見込みの者 - 人事院が1.に掲げる者に準ずると認める者
※「準ずると認める者」として、高等学校に相当する教育機関の修了者の
ほか、試験年度の4月1日において義務教育を終了(中学を卒業)した日から
起算して2年以上5年未満の者も含めるものとする。
【社会人試験】
- 40歳未満の者(高卒者試験の受験資格の1.) の期間を経過した者
- 人事院がこれらの者に準ずると認める者に限る。
また、以下の者は受験することができません。
- ① 日本の国籍を有しない者
- ② 国会職員法第2条の規定により国会職員となることができない者。
- 成年被後見人又は被保佐人(準禁治産者を含む。)
- 懲役又は禁錮の刑に処せられて、その刑の執行を終わらない者又はその刑の執行を受けることのなくなるまでの者。
- 懲戒処分により官公職を免ぜられ、その身分を失った日から2年を経過しない者。
- 前3号のいずれかに該当する者のほか、国家公務員法(昭和22年法律第120号)の規定により官職に就く能力を有しない者。
※
日本国籍を有する者であっても外国の国籍を有する者は、外務公務員になる
ことができません。
試験内容
●事務区分
試験 | 試験種目 | 試験内容 |
第1次試験 | 基礎能力試験 (多枝選択式) |
40題:1時間30分 ■知能分野20題 @文章理解、A課題処理、B数的処理、C資料解釈 ■知識分野20題 @自然科学、A人文科学、B社会科学 |
適正試験 (多枝選択式) |
120題:15分 速く正確に事務処理を行う能力についての筆記試験 置換・照合・計算・分類などの比較的簡単な問題を限られた 時間内に番号順にできるだけ多く解答するスピード検査 |
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作文試験 (多枝選択式) |
1題:50分 文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験 |
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第2次試験 | 人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
●技術区分
試験 | 試験種目 | 試験内容 |
第1次試験 | 基礎能力試験 (多枝選択式) |
40題:1時間30分 ■知能分野20題 @文章理解、A課題処理、B数的処理、C資料解釈 ■知識分野20題 @自然科学、A人文科学、B社会科学 |
専門試験 (多枝選択式) |
40題:1時間40分 □T部 @数学・物理・情報 □U部 △選択A 電気・情報系 @電気基礎・電子技術・電子回路・電気機器・電力技術・ 電子計測制御(10)、 A通信技術・電子情報技術・プログラミング技術・ ハードウェア技術・ソフトウェア技術・マルチメディア応用(10) △選択B 機械系 @機械工作(6〜8)、A機械設計(6〜8)、B原動機(2)、 C生産システム技術・電子機械・電気基礎(3〜5) △選択C 土木系 @測量(2〜3)、A土木施工(3〜4)、B土木基礎力学(7〜9)、 C土木構造設計(2〜3)、D社会基盤工学(3〜4) △選択D 建築系 @建築構造(6)、A建築施工(2)、B建築構造設計(2)、 C建築計画・建築法規(10) |
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第2次試験 | 人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
●農業区分
試験 | 試験種目 | 試験内容 |
第1次試験 | 基礎能力試験 (多枝選択式) |
40題:1時間30分 ■知能分野20題 @文章理解、A課題処理、B数的処理、C資料解釈 ■知識分野20題 @自然科学、A人文科学、B社会科学 |
専門試験 (多枝選択式) |
40題:1時間40分 @作物(10)、A野菜・果樹・草花・植物バイオテクノロジー(10)、 B農業科学基礎(7)、C農業機械・農業情報処理(5)、D畜産(4)、 E農業経営・農業経済(4) |
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第2次試験 | 人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
●農業土木区分
試験 | 試験種目 | 試験内容 |
第1次試験 | 基礎能力試験 (多枝選択式) |
40題:1時間30分 ■知能分野20題 @文章理解、A課題処理、B数的処理、C資料解釈 ■知識分野20題 @自然科学、A人文科学、B社会科学 |
専門試験 (多枝選択式) |
40題:1時間40分 @農業土木設計(15)、A農業土木施工(14)、B測量(4)、 C環境科学基礎・農業情報処理(7) |
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第2次試験 | 人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
●林業区分
試験 | 試験種目 | 試験内容 |
第1次試験 | 基礎能力試験 (多枝選択式) |
40題:1時間30分 ■知能分野20題 @文章理解、A課題処理、B数的処理、C資料解釈 ■知識分野20題 @自然科学、A人文科学、B社会科学 |
専門試験 (多枝選択式) |
40題:1時間40分 @森林経営(10)、A森林科学(16)、B測量(2)、 C林産加工・植物バイオテクノロジー(6)、 D環境科学基礎・農業(6)情報処理 |
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第2次試験 | 人物試験 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 (参考として性格検査を実施) |
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合格基準
□基礎能力試験
基準点(最低限必要な得点)は、原則として満点の30%で、成績上位者より合格となります。
また、基準点に達しない試験種目が一つでもある場合、他の試験種目の成績にかかわらず不合格となります。
□政策課題討議試験及び人物試験
A〜Eの5段階で評価し、Dの評価に達しない受験者は不合格となります。
身体上の障害等に係る特別措置について
視覚障害、身体に障害があるため、着席位置の指定、車いすの使用、補聴器の使用を必要とする方については、申込期間中の間に希望する第1次試験地に対応する問い合わせ先に申し出て、障害の程度を証明する書類を提出することで、障害の程度により、何らかの措置を講じて受験することが可能です。
願書申込み受付期間
6月中旬〜下旬頃までの10日間程度
試験日程
□一次試験・・・・9月上旬頃
□二次試験・・・・10月中旬〜下旬の指定された日
受験地
□一次試験・・・・全国96の主要都市
□二次試験・・・・全国96の主要都市
受験料
無料
合格発表日
□一次試験・・・・10月上旬頃
□二次(最終)・・・・11月中旬頃
受験申込・問合せ
- 人事院人材局試験課 03-3581-5311(内線2332、2333)
- 人事院北海道事務局 011-241-1248
- 人事院東北事務局 022-221-2022
- 人事院関東事務局 048-740-2006〜8
- 人事院中部事務局 052-961-6838
- 人事院近畿事務局 06-4796-2191
- 人事院中国事務局 082-228-1183
- 人事院四国事務局 087-880-7442
- 人事院九州事務局 092-431-7733
- 人事院沖縄事務所 098-834-8400
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