着付け技能士
着付け技能士とは?
着付け技能士とは、平成24年に誕生した資格で、着付けに関する知識や技能を認定する資格です。成人式や、結婚式シーズンなど、着物を着る時期になると忙しくなります。
その他情報
難易度は? | : | 1級:★★★☆☆(普通)。 2級:★★☆☆☆(やや易しい)。 近年合格率(全級計)は、52.0% おおよそ1級:50%、2級:80%程度です。
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就職は? | : | 結婚式やホテル、美容院、催事場、葬祭場、呉服店など。お客様とのコミュニケーションを密に取れる人が求められています。メイクアップやヘアセッティングも合わせて行うことが多いので、美容師が持っておくと良い資格です。 | ||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 着物に関する知識や技能を活かし、お客様の要望に応えながら、着物選びから、素早く正確に着付けをし、着付け直しまで行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
●1級
□学科
- 5年以上の実務経験者。
- 専門高校卒業後、4年以上の実務経験者。
- 大学・短大・高校専攻科卒業後、3年以上の実務経験者。
- 専修学校又は各種学校(800時間以上)卒業後、4年以上の実務経験者。
- 専修学校又は各種学校(1600時間以上)卒業後、3年以上の実務経験者。
- 専修学校又は各種学校(3200時間以上)卒業後、2年以上の実務経験者。
- 短期課程の普通職業訓練(700時間以上)修了後、4年以上の実務経験者。
- 普通課程の普通職業訓練(2800時間未満)修了後、3年以上の実務経験者。
- 普通課程の普通職業訓練(2800時間以上)修了後、2年以上の実務経験者。
- 美容押し免許取得者で、2年以上の実務経験者。
- 2級合格者で、1年以上の実務経験者。
□実技
同級の学科試験の合格者。
(学科試験に合格した日の翌日から起算して、2年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。)
●2級
□学科
- 2年以上の実務経験者。
- 専門高校を卒業した者。
- 大学・短大・高校を卒業した者。
- 専修学校又は各種学校(800時間以上)を卒業した者。
- 短期課程の普通職業訓練(700時間以上)を修了した者。
- 普通課程の普通職業訓練を修了した者。
- 美容押し免許取得者。
□実技
同級又は上位級の学科試験の合格者。
(学科試験に合格した日の翌日から起算して、2年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。)
試験内容
●1級
□学科(記述、選択、択一式/60分)
- ① 着物の知識及び名称
- 着物の歴史(服飾史)
- 着物の各部の名称及び寸法
- 文様
- ② 男女の着物の違い
- ③ 着物のたたみ方
- ④ 繊維の知識
- ⑤ 着物の織物及び染物
- 織物の知識
- 染物の知識
- ⑥ 着物の着用時季
- ⑦ 着物の格
- 着物の用途別種類及び柄づけによる格の違い
- 家紋
- ⑧ 帯の種類(織帯及び染帯)
- ⑨ 着付小物及び装身小物の種類及び用途
- ⑩ 着物、帯及び小物の合わせ方
- ⑪ 着付けの心得、作法及び技法
- ⑫ 関係法規
- 美容師法(昭和32年法律第163号)関係法令のうち、着付けに関する部分
□実技(2時間30分〜3時間程度)
- ① 以下に掲げる着物について定められた時間内で着付けができること。
- 浴衣 ・街着 ・付下げ ・訪問着
- 付下げ訪問着 ・色留袖 ・黒留袖
- 中振袖 ・紋服(羽織・袴)
●2級
□学科(記述、選択、択一式/60分)
- ① 着物の知識及び名称
- 着物の歴史(服飾史)
- 着物の各部の名称及び寸法
- 文様
- ② 男女の着物の違い
- ③ 着物のたたみ方
- ④ 着物の織物及び染物
- 織物の知識
- 染物の知識
- ⑤ 着物の着用時季
- ⑥ 着物の格
- 着物の用途別種類及び柄づけによる格の違い
- 家紋
- ⑦ 帯の種類(織帯及び染帯)
- ⑧ 着付小物及び装身小物の種類及び用途
- ⑨ 着物、帯及び小物の合わせ方
- ⑩ 着付けの心得、作法及び技法
- ⑪ 関係法規
- 美容師法(昭和32年法律第163号)関係法令のうち、着付けに関する部分
□実技(2時間30分〜3時間程度)
- ① 以下に掲げる着物について定められた時間内で着付けができること。
- 浴衣 ・街着 ・付下げ
- 訪問着 ・付下げ訪問着
合格基準
●1級
□学科
満点中、70点以上で合格となります。
□実技
満点中、70点以上で合格となります。
●2級
□学科
満点中、60点以上で合格となります。
□実技
満点中、60点以上で合格となります。
免除(科目等)について
- 1級の技能検定において、学科試験に合格した者は、1級及び2級の学科試験の全部が免除されます。
- 2級の技能検定において、学科試験に合格した者は、2級の学科試験の全部が免除されます。
- 職業訓練指導員免許を取得した者は、1級及び2級の学科試験の全部が免除されます。
- 普通課程の普通職業訓練における技能照査に合格後2年(訓練時間が2800時間以上なら1年)の実務経験のある者は、2級の学科試験の全部が免除されます。
- 着付け職種技能検定に係る指定試験機関技能検定委員(問題作成)を2年以上務めた者は、1級及び2級の学科試験及び実技試験の全部が免除されます。
- 着付け職種技能検定に係る指定試験機関技能検定委員(実技採点)を2年以上務めた者は、1級及び2級の実技試験の全部が免除されます。
- (※1) 実務経験とは、他装又は着付け指導の業務に携わった経験をいう。また、実務経験年数は、学科試験受検資格の「受検対象者欄」に掲げる卒業、修了又は免許取得の後の実務経験の年数をいう。
- (※2) 着付け職種に関する学科又は訓練科(美容科、着付け科、和裁科、被服科等)に限る。
- (※3) (1)〜(2)については、職業能力開発促進法に基づくものに限る。
願書申込み受付期間
●1級
□学科
3月上旬〜5月上旬頃まで
□実技
7月上旬〜8月上旬頃まで
●2級
□学科
3月上旬〜5月上旬頃まで
□実技
7月上旬〜8月上旬頃まで
一般社団法人全日本着付け技能センター事務局及び各都道府県窓口において、上記の受付期間中の平日の午前9時から午後5時まで受付
各都道府県窓口一覧
試験日程
●1級
□学科
6月上旬頃
□実技
9月上旬〜12月中旬頃までの指定日
●2級
□学科
6月上旬頃
□実技
9月上旬〜12月中旬頃までの指定日
受験地
●1級
□学科
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
□実技
札幌、仙台、東京、美濃加茂、名古屋、大阪、福岡
●2級
□学科
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
□実技
札幌、仙台、東京、美濃加茂、名古屋、大阪、福岡
受験料(税込み)
●1級
□学科
8,900円
□実技
18,500円
●2級
□学科
8,900円
□実技
16,700円
合格発表日
●1級
□学科
7月上旬頃
□実技
翌年1月下旬頃
●2級
□学科
7月上旬頃
□実技
翌年1月下旬頃
1級又は2級に合格された方は、「着付け技能士会」に入会することができます。(会費:3,000円)
各種講習会、研修会、セミナー等が開催されています。
受験申込・問合せ
全日本着付技能センター 03-3370-1740
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