国家資格 航空保安大学校学生

航空保安大学校学生とは?

航空保安大学校学生とは、航空交通管制業務の技術者を養成する航空保安大学校で学ぶ学生(国家公務員)のこと。給与も支給されます。
  実務経験なしで受験できる国家資格  インターネットで申し込める資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? ★★★★☆(やや難しい)。
近年合格率は、
航空情報科:26.8%
航空電子科:55.8%ほど。


近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和5年度 300   120   40.0%  
令和4年度 390   120   30.7%  
令和3年度 360   126   35.0%  
令和2年度 532   121   22.8%  
令和1年度 503   132   26.2%  
30年度 663   106   15.9%  

就職は? 全国各地の空港、航空路管制機関など
勉強内容は? 航空管制科は1学年で一般教養及び基礎学科、第2学年で航空管制の専門学科及び実技。航空情報科は1学年で一般教養及び基礎学科、2学年で航空機との無線電話通信、コンピューターによる通信運用保守、運航管理等。航空電子科……1学年で一般教養及び基礎学科、2学年でレーダー、地上の航空電子機器の操作等を学びます。

関連書籍はこちら [PR]


 資 格 概 要

受験資格

  1. 試験年度の4月1日において、高等学校を卒業した日から起算して3年を経過していない者及び、試験年度の3月までに高等学校を卒業する見込みの者
  2. 試験年度の4月1日において、中等教育学校を卒業した日から起算して3年を経過していない者及び、試験年度の3月までに中等教育学校を卒業する見込みの者
  3. 試験年度の4月1日において、高等専門学校の第3学年の課程を修了してから3年を経過していない者及び、試験年度の3月までに高等専門学校の第3学年の課程を修了する見込みの者
  4. 高等学校卒業程度認定試験に合格して3年を経過していない者等人事院が1.2.に掲げる者と同等の資格があると認める者

以下の者は、受験できません。

  1. 日本の国籍を有しない者
  2. 国家公務員法第38条の規定より国家公務員となることができない者
  • 成年被後見人、被保佐人(準禁治産者を含む)
  • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予の期間中の者その他の執行を受けることがなくなるまでの者
  • 一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者
  • 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

試験内容

【航空情報科】
●1次試験

□基礎能力試験(多肢選択式/40題:1時間30分)

1.知能分野(20題)

  • ① 文章理解
  • ② 課題処理
  • ③ 数的推理
  • ④ 資料解釈

2.知識分野(20題)

  • ① 自然科学
  • ② 人文科学
  • ③ 社会科学
□学科試験(多肢選択式/26題:2時間)

1.数学(13題)

  • ① 数学T
  • ② 数学U
  • ③ 数学A
  • ④ 数学B(数列、ベクトルの分野に限る。)

2.英語(13題)

  • ① 英語T
  • ② 英語U

●2次試験

  1. 人物試験・・・・人柄、対人的能力などについての個別面接( 参考として性格検査を実施)
  2. 身体検査・・・・胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科系検査
  3. 身体測定・・・・色覚、聴力についての測定

※以下のいずれかに該当する者は不合格となります。

□航空情報科
  • ① 色覚に異常のある者
  • ② 片耳でも、次のいずれかの失聴がある者
  • 3,000ヘルツで50デシベル超
  • 2,000ヘルツで35デシベル超
  • 1,000ヘルツで35デシベル超
  • 500ヘルツで35デシベル超
□航空電子科
  • ① 色覚に異常のある者



【航空電子科】
●1次試験

□基礎能力試験(多肢選択式/40題:1時間30分)

1.知能分野(20題)

  • ① 文章理解
  • ② 課題処理
  • ③ 数的推理
  • ④ 資料解釈

2.知識分野(20題)

  • ① 自然科学
  • ② 人文科学
  • ③ 社会科学
□学科試験(多肢選択式/26題:2時間)

1.数学(13題)

  • ① 数学T
  • ② 数学U
  • ③ 数学A
  • ④ 数学B(数列、ベクトルの分野に限る。)

2.物理(13題)

  • ① 物理T

●2次試験

  1. 人物試験
    人柄、対人的能力などについての個別面接
    (参考として性格検査を実施)
  2. 身体検査・・・・胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科系検査
  3. 身体測定・・・・色覚、聴力についての測定

※以下に該当する者は不合格となります。

  • 色覚に異常のある者。


合格基準

●1次試験

第1次試験の受験者のうち、基礎能力試験及び専門試験(多肢選択式)において基準点(満点の30%)以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。


●最終合格者(2次試験)

第1次試験合格者のうち、身体検査及び身体測定に合格し、かつ人物試験においてA〜Cの評価である者について、第1次試験を含むすべての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。


身体上の障害等に係る特別措置について

身体に障害があるため、着席位置等の指定等、受験に際し何らかの措置を希望される場合は、受験申し込み前に、その旨を航空保安大学校に申し出るとともに、申し込み画面の該当項目に希望する措置の内容を入力し、提出します。


願書申込み受付期間

7月中旬〜下旬頃の10日間程度。


試験日程

●1次試験・・・・9月下旬頃

●2次試験・・・・11月中旬頃の指定された日


受験地

●1次試験

千歳、岩沼、東京、新潟、常滑、泉佐野、広島、高松、福岡、宮崎、那覇


●2次試験

千歳、所沢、泉佐野、福岡、那覇


受験料

無料


合格発表日

●1次試験・・・・10月中旬頃

●2次(最終)試験・・・・12月下旬頃


受験申込・問合せ

  • 航空保安大学校 教務課 072-458-3917
  • 人事院人材局試験課 03-3581-5311(内線2332)
  • 人事院北海道事務局 011-241-1248
  • 人事院東北事務局 022-221-2022
  • 人事院関東事務局 048-740-2006〜8
  • 人事院中部事務局 052-961-6838
  • 人事院近畿事務局 06-4796-2191
  • 人事院中国事務局 082-228-1183
  • 人事院四国事務局 087-880-7442
  • 人事院九州事務局 092-431-7733
  • 人事院沖縄事務局 098-834-8400

ホームページ

航空保安大学校


参考書・問題集

資格をとるなら【BrushUP学びで無料資料請求】 [PR]


関連書籍はこちら [PR]


航空保安大学校学生に関連する資格

海上・航空自衛隊航空学生