Linux技術者認定試験(LPIC)
Linux技術者認定試験(LPIC)とは?
Linux技術者認定試験(LPIC)とは、Webサーバーや企業内の基幹サーバーとして急速にシェアを伸ばしているLinuxの中立的なベンダーニュートラルな資格としてネットワークの運用・管理が出来るエキスパートを認定する資格です。
その他情報
難易度は? | : | ★★★★☆(やや難しい)。〜★★☆☆☆(やや易しい)。 合格率はLevel1:65%、Level2:不明です。実務未経験者でもスクール、講座等で試験対策をすれば、十分合格を狙えます。 |
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就職は? | : | IT関連企業。LPICを取得することで、Linuxエンジニアに必要なスキルを明確に証明されるのでLevel1だけでも需要は多い。業務など通じて知識やスキルを体系的に習得していけば、エンジニアとしての有効な武器となることは間違いありません。 | ||||||
仕事内容は? | : | サーバ運用保守、NW運用監視・サービス維持管理業務、指導および運用監視の手順の作成などを行います。 | ||||||
年収は? | : | システム・エンジニアの平均年収は550.8万円(賞与込)です。
(平成29年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
資 格 概 要
受験資格
●レベル1・・・・制限なし
●レベル2・・・・レベル1の取得者
●レベル3・・・・レベル2の取得者
試験内容
●レベル1
101試験:LPI Level1 Exam 101と、102試験:LPI Level1 Exam 102の双方合格で認定されます。
□試験No.101 LPI Level1 Exam 101(約60問/90分)
- ① システムアーキテクチャ
- ② Linuxのインストールとパッケージ管理
- ③ GNUとUnixコマンド
- ④ デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
□試験No.102 LPI Level1 Exam 102(約60問/90分)
- ① シェル、スクリプト、およびデータ管理
- ② ユーザインターフェイスとデスクトップ
- ③ 管理業務
- ④ 重要なシステムサービス
- ⑤ ネットワークの基礎
- ⑥ セキュリティ
●レベル2・・・・レベル1を取得後以下の科目を取得するとレベル2として認定されます。
□試験No.201 LPI Level1 Exam 201(約60問/90分)
- ① キャパシティプランニング
- ② Linuxカーネル
- ③ システムの起動
- ④ ファイルシステムとデバイス
- ⑤ 高度なストレージ管理
- ⑥ ネットワーク構成
- ⑦ システムの保守
□試験No.202 LPI Level1 Exam 202(約60問/90分)
- ① ドメインネームサーバ
- ② Webサービス
- ③ ファイル共有
- ④ ネットワーククライアントの管理
- ⑤ 電子メールサービス
- ⑥ システムのセキュリティ
●レベル3・・・・
レベル2を取得後、300試験、303試験、304試験のいずれか1つに合格することで、「LPICレベル3 Specialty」に認定されます。
□試験No.300 Mixed Environment Exam(約60問/90分)
- ① OpenLDAPの設定
- ② OpenLDAPの認証バックエンドとしての利用
- ③ Sambaの基礎
- ④ Sambaの共有の設定
- ⑤ Sambaのユーザとグループの管理
- ⑥ Sambaのドメイン統合
- ⑦ Sambaのネームサービス
- ⑧ GLinuxおよびWindowsクライアントの操作
□試験No.303 Security(約60問/90分)
- ① 暗号化
- ② アクセス制御
- ③ アプリケーションセキュリティ
- ④ 操作のセキュリティ
- ⑤ ネットワークセキュリティ
□試験No.304 Virtualization & High Availability Exam(約60問/90分)
- ① 仮想化
- ② ロードバランシング(負荷分散)
- ③ クラスタ管理
- ④ クラスタストレージ
認定されるために2試験の合格が必要な場合(LPIC-1やLPIC-2)、両方の試験を5年以内に合格する必要があります。
合格基準
各試験とも、原則800点満点中、500点以上で合格となります。
身体上の障害等に係る特別措置について
試験時間の延長、朗読者、次項に記載のない医療器具・補助具・医薬品等の試験室内での使用等は、事前の申請・承認が必要になります。
また、申請内容によっては、医師による診断書等が必要になる場合や、審査や承認等にさらに時間がかかる場合もあります。
- ① pvjppc@pearson.com宛てに申請書を依頼
- ② ピアソンVUEから申請書、注意事項の案内
- ③ Aに必要事項を記入(医師による記入が必要になる場合があります。)
- ④ pvjppc@pearson.com宛てに申請書を送信(審査に1週間程度)
- ⑤ 承認された場合はピアソンVUEから許可証がEメールで返信されます。
- ⑥ 許可後、試験の予約を行って下さい。
(申請書を送付してから予約申し込みまで2週間程度掛かります。)
※
許可証は発行日より1年間有効。有効期間内であれば、再申請をせずに、同一認定団体の試験の受験に再度適用可能
※
1年以内であれば、6か月間の期間延長を申請することも可能
願書申込み受付期間
随時
試験日程
随時
受験地
全国各地
受験料(税込み)
レベル1、レベル2・・・・1科目 16,200円
レベル3 LPI 300 Specialty・・・・32,400円
レベル3 LPI 303 Security・・・・32,400円
レベル3 LPI 304 Specialty・・・・32,400円
合格発表日
当日
合格後の更新について
有効期限はありませんが、「有意性の期限(再認定ポリシー)」があります。
有意性を維持するためには「認定日から5年以内」に再認定が必要です。又は保有する認定レベルより上位の認定を5年以内に取得する必要があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
受験申込・問合せ
ピアソンVUE 0120-355-583
LPI-JAPAN事務局 0120-355-583
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参考書・問題集
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