国家資格 応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験とは?

応用情報技術者試験とは、コンピュータおよびITに関する応用レベルの知識と技能を確かめるソフトウェア開発技術者に代わる新試験。試験は午前は四肢択一80問、午後は記述式12問中6問解答方式。試験時間は午前、午後とも150分100点満点(合格基準は満点の60%以上)で行われます。また、現時点では年2回(春期・秋期)で行われます。
また、応用情報技術者試験に合格すると、高度試験の午前T試験が免除されます。
  実務経験なしで受験できる国家資格  インターネットで申し込める資格  受験料をクレジットカード払いにできる資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? ★★★★☆(やや難しい)。ソフトウェア開発技術者試験をすでに取得している方はこの試験は受験しなくてもOK。近年合格率は、20.5%ほど。スクールに通うのが合格の早道です。
勉強時間は? 勉強時間は基本情報の知識があれば200時間〜。最初から始めるなら500時間(半年)〜はかかると思って下さい。
基本情報程度の知識があるなら午前の過去問の勉強を行い、午後試験の方にウェイトをかけるようにしましょう。最初から勉強を始めるのであれば、独学で合格を狙うのでなくスクールを積極的に利用するのが合格への早道です。
就職は? 情報システム系・ソフトウェア系関連企業などが中心。実務経験あればこの資格だけでも十分すぎるほど通用します。
仕事内容は? 情報システム開発プロジェクトにおいて、内部設計書・プログラム設計書を作成し、効果的なプログラムの開発を行い、単体テスト・結合テストまでの一連のプロセスを担当します。
年収は? プログラマーの平均年収は408.4万円(賞与込)です。

平成27年 男性  給料


 

平成27年 女性  給料


平均年収:418.6万円
平均月収:30.7万円
平均時給:1,696円
年間賞与等:50.1万円
平均年齢:33.2歳
平均勤続年数:6.5年

 

平均年収:361.3万円
平均月収:26.2万円
平均時給:1,518円
年間賞与等:46.0万円
平均年齢:30.4歳
平均勤続年数:5.1年

(平成27年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

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 資 格 概 要

受験資格

制限なし


試験内容

  午前試験 午後試験
 試験時間  150分  150分
 出題形式  多肢選択式(四肢択一)  記述式
 出題数  80問※全問必須  11問中5問回答
 合格基準  満点の60%以上  満点の60%以上

※(カッコ)内の数字は、技術レベルを表す。技術レベル4が最高難易度となります。


  午前試験

●テクノロジ系(3)

1. 基礎理論
  • ① 離散数学
  • ② 応用数学
  • ③ 情報に関する理論
  • ④ 通信に関する理論
  • ⑤ 計測、制御に関する理論
  • ⑥ データ構造
  • ⑦ アルゴリズム
  • ⑧ プログラミング
  • ⑨ プログラム言語
  • ⑩ その他の言語
2. コンピュータシステム
  • ① プロセッサ
  • ② メモリ
  • ③ バス
  • ④ 入出力デバイス
  • ⑤ 入出力装置
  • ⑥ システムの構成
  • ⑦ システムの評価指標
  • ⑧ オペレーティングシステム
  • ⑨ ミドルウェア
  • ⑩ ファイルシステム
  • ⑪ 開発ツール
  • ⑫ オープンソースソフトウェア
  • ⑬ ハードウェア
3. 技術要素
  • ① ヒューマンインターフェース技術
  • ② インターフェース設計
  • ③ マルチメディア技術
  • ④ マルチメディア応用
  • ⑤ データベース方式
  • ⑥ データベース設計
  • ⑦ データ操作
  • ⑧ トランザクション処理
  • ⑨ データベース応用
  • ⑩ ネットワーク方式
  • ⑪ データ通信と制御
  • ⑫ 通信プロトコル
  • ⑬ ネットワーク管理
  • ⑭ ネットワーク応用
  • ⑮ 情報セキュリティ
  • ⑯ 情報セキュリティ管理
  • ⑰ セキュリティ技術評価
  • ⑱ 情報セキュリティ対策
  • ⑲ セキュリティ実装
4. 開発技術
  • ① システム要件定義
  • ② システム方式設計
  • ③ ソフトウェア要件定義
  • ④ ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計
  • ⑤ ソフトウェアコード作成及びテスト
  • ⑥ ソフトウェア結合・ソフトウェア適格性確認テスト
  • ⑦ システム結合・システム適格性確認テスト
  • ⑧ ソフトウェア導入
  • ⑨ ソフトウェア受入れ
  • ⑩ ソフトウェア保守
  • ⑪ 開発プロセス
  • ⑫ 知的財産適用管理
  • ⑬ 開発環境管理
  • ⑭ 構成管理・変更管理

●マネジメント系(3)

5. プロジェクトマネジメント
  • ① プロジェクト統合マネジメント
  • ② プロジェクト・スコープ・マネジメント
  • ③ プロジェクト・タイム・マネジメント
  • ④ プロジェクト・コスト・マネジメント
  • ⑤ プロジェクト品質マネジメント
  • ⑥ プロジェクト人的資源マネジメント
  • ⑦ プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
  • ⑧ プロジェクト・リスク・マネジメント
  • ⑨ プロジェクト調達マネジメント
6. サービスマネジメント
  • ① サービスマネジメント
  • ② 運用設計・ツール
  • ③ サービスサポート
  • ④ サービスデリバリ
  • ⑤ サービスマネジメント構築
  • ⑥ ファシリティマネジメント
  • ⑦ システム監査
  • ⑧ 内部統制

●ストラテジ系(3)

7. システム戦略
  • ① 情報システム戦略
  • ② 業務プロセス
  • ③ ソリューションビジネス
  • ④ システム活用促進・評価
  • ⑤ システム化計画
  • ⑥ 要件定義
  • ⑦ 調達計画・実施
8. 経営戦略
  • ① 経営戦略手法
  • ② マーケティング
  • ③ ビジネス戦略と目標・評価
  • ④ 経営管理システム
  • ⑤ 技術開発戦略の立案
  • ⑥ 技術開発計画
  • ⑦ ビジネスシステム
  • ⑧ エンジニアリングシステム
  • ⑨ e-ビジネス
  • ⑩ 民生機器
  • ⑪ 産業機器
9. 企業と法務
  • ① 経営・組織論
  • ② OR・IE
  • ③ 会計・財務
  • ④ 知的財産権
  • ⑤ セキュリティ関連法規
  • ⑥ 労働関連・取引関連法規
  • ⑦ その他の法律ガイドライン・技術者論理
  • ⑧ 標準化関連

☆こんな問題が出ます


  午後試験
1. 経営戦略に関すること
  • ① マーケティング
  • ② 経営分析
  • ③ 事業戦略
  • ④ 企業戦略
  • ⑤ コーポレートファイナンス・事業価値評価
  • ⑥ アカウンティング
  • ⑦ リーダーシップ論 など
2. 情報戦略に関すること
  • ① ビジネスモデル
  • ② 製品戦略
  • ③ 組織運営
  • ④ アウトソーシング政策
  • ⑤ 情報業界の動向
  • ⑥ 情報技術の動向
  • ⑦ 国際標準化の動向 など
3. 戦略立案・コンサルティングの技法に関すること
  • ① ロジカルシンキング・プレゼンテーション技法
  • ② バランススコアカード・SWOT分析等
4. システムアーキテクチャに関すること
  • ① 方式設計・機能分割
  • ② 提案依頼書(RFP)
  • ③ 要求分析
  • ④ 信頼性・性能
  • ⑤ Web技術(Webサービス・SOAを含む)
  • ⑥ 主要業種における業務知識
  • ⑦ パッケージソフトウェア・オープンソースプログラムの適用
  • ⑧ その他の新技術動向 など
5. ITサービスマネジメントに関すること
  • ① サービスサポート(サービスデスク、インシデント管理、問題管理、構成管理、変更管理、リリース管理)
  • ② サービスデリバリ(サービスレベル管理、可用性管理、キャパシティ管理、ITサービス財務管理、ITサービス継続性管理)
  • ③ システムの運用管理など
6. プロジェクトマネジメントに関すること
  • ① プロジェクト計画・プロジェクト管理(スコープ、行程、品質、予算、人員、調達、リスク、コミュニケーションほか) など
7. ネットワークに関すること
  • ① ネットワークアーキテクチャ
  • ② プロトコル
  • ③ インターネット・イントラネット・VPN
  • ④ 通信トラフィック
  • ⑤ 有線・無線通信 など
8. データベースに関すること
  • ① データモデル
  • ② 正規化
  • ③ DBMS
  • ④ データベース言語(SQL)
  • ⑤ データベースシステムの運用・保守 など
9. 組込みシステム開発に関すること
  • ① リアルタイムOS・MPUアーキテクチャ
  • ② 省電力・高信頼設計・メモリ管理
  • ③ センサ・アクチュエータ
  • ④ 組込みシステムの設計
  • ⑤ 個別アプリケーション(携帯電話、自動車、家電ほか) など
10. 情報システム開発に関すること
  • ① 外部設計
  • ② 内部設計
  • ③ テスト計画・テスト
  • ④ 標準化・部品化
  • ⑤ 開発環境
  • ⑥ オブジェクト指向分析(UML)
  • ⑦ ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP)
  • ⑧ 個別アプリケーション(ERP、SCM、CRMほか)  など
11. プログラミングに関すること
  • ① アルゴリズム
  • ② データ後続
  • ③ プログラミング作成技術(プログラム言語、マークアップ言語)
  • ④ Webプログラミング など
12. 情報セキュリティに関すること
  • ① 情報セキュリティポリシ
  • ② リスク分析
  • ③ データベースセキュリティ
  • ④ ネットワークセキュリティ
  • ⑤ アプリケーションセキュリティ
  • ⑥ 物理的セキュリティ
  • ⑦ アクセス管理
  • ⑧ 暗号・認証
  • ⑨ ウイルス対策 など
13. システム監査に関すること
  • ① IT統制
  • ② 情報システムや組込みシステムの規格・開発・運用・保守の監査、情報セキュリティ監査
  • ③ 個人情報保護監査
  • ④ 他の監査(会計監査、業務監査)との連携・調整、システム監査の計画・実施・報告、システム監査関連法規 など


合格基準

下記の基準点を全て満たした者がで合格となります。(多段階選抜方式)

  • 午前:100点満点中、60点以上
  • 午後:100点満点中、60点以上

身体上の障害等に係る特別措置について

身体障害などの理由で、特別措置を希望する場合は、願書の「身体障害者特別措」欄に該当する障害の種類の番号を記載し、願書と一緒に、身体障害者特別措置確認表と、身体障害者手帳のコピー(確認のため医師の診断書を提出を求められる場合があります。)を同封し【簡易書留】で提出します。
障害の種類は以下の通りです。

  1. 肢体不自由
  2. 聴覚障害
  3. 視覚障害
  4. 視覚障害(点字)
    (点字による試験区分は、原則、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、
    応用情報技術者試験のみ)
  5. 1. 〜 4. 以外の障害
    (骨折,妊婦など一般会場での受験が難しい場合を含む。)

封筒には以下の通り記載します。
〒113-8663
東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス15 階
独立行政法人 情報処理推進機構
IT 人材育成本部 情報処理技術者試験センター
実施グループ 願書受付係
(特別措置確認票等 在中)


願書申込み受付期間

□春期

インターネット:1月下旬〜2月下旬頃まで
郵送:1月下旬〜2月中旬頃まで

□秋期

インターネット:7月中旬〜下旬頃まで
郵送:7月上旬〜中頃まで


試験日程

4月第3日曜日、10月第3日曜日(年2回)


受験地

全国各地


受験料

5,700円


合格発表日

5月中旬頃、11月中旬頃


受験申込・問合せ

独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター 03-5978-7600

ホームページ

独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター


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