動物看護師
動物看護師とは?
動物の看護を主に、獣医師の行う診断や治療の支援し、予防、感染防止、健康の増進などの指導能力を認定する資格です。資格認定機関は3年間。(3年毎に更新手続きが必要)
一般財団法人動物看護師統一認定機構を指定試験期間として、新たな国家資格「動物看護師」が令和5年(2023年)12月末までに実施されることになりました。
ただし、現行民間資格であるこの「動物看護師」から国家資格である「愛玩動物看護師」への移行は行われません。移行が行われないのは一般社団法人 全日本動物専門教育協会の「動物看護師資格」、その他団体の動物看護師資格も同様となります。
その他情報
難易度は? | : | ★★☆☆☆(やや易しい)。 近年合格率は、89.8%ほど。 |
就職は? | : | 動物病院、ペットショップ、ペットホテル、繁殖・流通業界など。通信講座や専門学校などで技術を学び、資格取得後就職するケースが一般的です。 |
仕事内容は? | : | 動物医療の補助、傷病動物の看護、血液・皮膚・糞尿などの検査業務、動物の適正な飼養および公衆衛生の指導ならびに普及啓発を行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
- 動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校あるいは大学において、認定動物看護師になるのに必要な単位(必要時間数)を修めた者(3月31日までに修める見込みの者を含む)。
※この場合の専修学校とは、専門課程を指す。 - 動物看護師統一認定機構の受験資格審査により個別に認めた者(なお、2012〜2014年度の動物看護師統一認定機構の試験を受験し、不合格になった者は当分の間、受験資格を有する)。
※
2. に該当するのは、「2012〜2014年度の動物看護師統一認定機構の試験を受験し、不合格になった者」のみです。個別の受験資格審査は行いません。
試験内容
一般問題(五肢択一:90問/100分)
実地問題(五肢択一:30問/40分)
□基礎動物看護学T
- ① 解剖学・生理学
- ② 病理学(基本病変)
- ③ 薬理学
- ④ 動物遺伝学
- ⑤ 動物行動学
- ⑥ 放射線学
- ⑦ 免疫学
- ⑧ 微生物学
- ⑨ 寄生虫病学
- ⑩ 公衆衛生学
- ⑪ 毒性学
- ⑫ 繁殖学
- ⑬ 野生動物学
□基礎動物看護学U
- ① 動物看護の基本概念・職業倫理
- ② 動物福祉・関係法規
- ③ 動物看護の展開
- ④ 共通の基本看護技術
- ⑤ 診療に伴う動物看護技術
□応用動物看護学T
- ① 受付業務
- ② 外来診療看護業務
- ③ 入院診療看護業務
- ④ 周術期看護関連業務
- ⑤ 環境整備看護業務
- ⑥ 動物栄養学
- ⑦ 救急救命時の動物看護
- ⑧ 終末期動物患者の看護
- ⑨ 予防動物看護
- ⑩ 対象動物別の看護
- ⑪ パピー(子犬子猫)の看護
- ⑫ シニア(老犬老猫)の看護
□応用動物看護学U
- ① 内科系疾患
- ② 心・脈管疾患
- ③ 内分泌・栄養・代謝疾患
- ④ 泌尿器疾患
- ⑤ アレルギー・免疫疾患
- ⑥ 呼吸器疾患
- ⑦ 脳・神経疾患
- ⑧ 運動器(筋骨格系)疾患
- ⑨ 歯・口腔疾患
- ⑩ 皮膚疾患
- ⑪ 生殖器疾患
- ⑫ 眼科疾患
- ⑬ 耳鼻咽喉疾患
願書申込み受付期間
9月上旬〜11月下旬頃まで
試験日程
3月上旬頃
受験地
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、福岡、那覇
受験料(税込み)
16,500円
合格発表日
3月中旬頃
合格者は、期限までに「認定申請手続き(認定申請料11,000円)」を行い、「認定動物看護師登録証」の発行を受ける必要があります。
受験申込・問合せ
消費・安全局畜水産安全管理課 03-3501-4094
一般財団法人 動物看護師統一認定機構事務局 03-5805-6061
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