品質管理検定(QC検定)
品質管理検定(QC検定)とは?
品質管理検定(QC検定)とは、品質管理に関する問題の解決、管理・改善知識及び能力を評価することを目的とし、日本規格協会が2005年にスタートした資格です。従業員に取得を推奨する企業が増えている資格でもあります。
1級の1次試験のみに合格した場合は、準1級として認定されます。
その他情報
難易度は? | : | 1級:★★★☆☆(普通)。 準1級、2級:★★☆☆☆(やや易しい)。 3級、4級:★☆☆☆☆(やさしい)。 近年合格率は、 1級:12.6% 2級:44.3% 3級:54.3% 4級:85.1%ほど。 どの級からでも受検は可能です。2級から4級の試験については、市販のテキストや問題集、過去問の勉強だけでも十分合格は可能。1級の場合は、記述に加え、計算問題も出題されます。経験者であれば、難しいレベルではありませんが、未経験者の場合は、スクールや通信教育などを使うのが合格への早道です。 |
就職は? | : | 製造業、工場、電子機器関連企業の品質管理部門など。前述の企業だけでは無く、広い範囲で行われている品質管理の資格を評価し、求めている企業も多い。就職で活用するなら2級以上はほしいです。 |
仕事内容は? | : | 品質管理工程表の作成・維持・管理、原材料検査、製品品質検査、品質分析・解析、製造工程・生産の管理、品質異常処理、改善、ISO監査の対応、教育などを行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
各級とも制限なし
試験内容
●1級(マークシート・論述/120分)
□品質管理の実践
- ① 品質の概念
- ② 品質保証:新製品開発
- ③ 品質保証:プロセス保証
- ④ 品質経営の要素:方針管理
- ⑤ 品質経営の要素:機能別管理【定義と基本的な考え方】
- ⑥ 品質経営の要素:日常管理
- ⑦ 品質経営の要素:標準化
- ⑧ 品質経営の要素:人材育成
- ⑨ 品質経営の要素:診断・監査
- ⑩ 品質経営の要素:品質マネジメントシステム
- ⑪ 倫理・社会的責任【定義と基本的な考え方】
- ⑫ 品質管理周辺の実践活動
□品質管理の手法
- ① データの取り方とまとめ方
- ② 新QC七つ道具
- ③ 統計的方法の基礎
- ④ 計量値データに基づく検定と推定
- ⑤ 計数値データに基づく検定と推定
- ⑥ 管理図
- ⑦ 工程能力指数
- ⑧ 抜取検査
- ⑨ 実験計画法
- ⑩ ノンパラメトリック法【定義と基本的な考え方】
- ⑪ 感性品質と官能評価手法【定義と基本的な考え方】
- ⑫ 相関分析
- ⑬ 単回帰分析
- ⑭ 重回帰分析
- ⑮ 多変量解析法
- ⑯ 信頼性工学
- ⑰ ロバストパラメータ設計
●2級(マークシート/90分)
□品質管理の実践
- ① QC的ものの見方・考え方
- ② 品質の概念
- ③ 管理の方法
- ④ 品質保証:新製品開発【定義と基本的な考え方】
- ⑤ 品質保証:プロセス保証【定義と基本的な考え方】
- ⑥ 品質経営の要素:方針管理
- ⑦ 品質経営の要素:機能別管理【言葉として】
- ⑧ 品質経営の要素:日常管理
- ⑨ 品質経営の要素:標準化【定義と基本的な考え方】
- ⑩ 品質経営の要素:小集団活動
- ⑪ 品質経営の要素:人材育成【定義と基本的な考え方】
- ⑫ 品質経営の要素:診断・監査【定義と基本的な考え方】
- ⑬ 品質経営の要素:品質マネジメントシステム【定義と基本的な考え方】
- ⑭ 倫理・社会的責任【言葉として】
- ⑮ 品質管理周辺の実践活動【言葉として】
□品質管理の手法
- ① データの取り方とまとめ方
- ② 新QC七つ道具
- ③ 統計的方法の基礎
- ④ 計量値データに基づく検定と推定
- ⑤ 計数値データに基づく検定と推定
- ⑥ 管理図
- ⑦ 抜取検査
- ⑧ 実験計画法
- ⑨ 相関分析
- ⑩ 単回帰分析
- ⑪ 信頼性工学
●3級(マークシート/90分)
□品質管理の実践
- ① QC的ものの見方・考え方
- ② 品質の概念【定義と基本的な考え方】
- ③ 管理の方法
- ④ 品質保証:新製品開発【定義と基本的な考え方】
- ⑤ 品質保証:プロセス保証【定義と基本的な考え方】
- ⑥ 品質経営の要素:方針管理【定義と基本的な考え方】
- ⑦ 品質経営の要素:日常管理【定義と基本的な考え方】
- ⑧ 品質経営の要素:標準化【言葉として】
- ⑨ 品質経営の要素:小集団活動【定義と基本的な考え方】
- ⑩ 品質経営の要素:人材育成【言葉として】
- ⑪ 品質経営の要素:品質マネジメントシステム【言葉として】
□品質管理の手法
- ① データの取り方・まとめ方
- ② QC七つ道具
- ③ 新QC七つ道具【定義と基本的な考え方】
- ④ 統計的方法の基礎【定義と基本的な考え方】
- ⑤ 管理図
- ⑥ 工程能力指数
- ⑦ 相関分析
●4級(マークシート/90分)
□品質管理の実践
- ① 品質管理
- ② 管理
- ③ 改善
- ④ 工程(プロセス)
- ⑤ 検査
- ⑥ 標準・標準化
□品質管理の手法
- ① 事実に基づく判断
- ② データの活用と見方
□企業活動の基本
合格基準
●1級
下記条件を全て満たすことで合格となります。
- 一次試験(手法分野、実践分野):各分野の得点が概ね50%以上で、総合得点(手法分野+実践分野)が概ね70%以上。
- 二次試験(論述)の得点が概ね50%以上。
- 総合得点(一次・二次試験の合計点)が概ね70%以上。
※
1級試験の受検者の中で、「一次試験」のみ合格された方は、「準1級」の認定となります。
●2級、3級
出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上で、 総合得点が概ね70%以上で合格となります。
●4級
総合得点が概ね70%以上で合格となります。
身体上の障害等に係る特別措置について
目や耳・肢体などがご不自由な方や妊婦の方で、受検にあたり特別措置を希望する場合は、お申込み前に「特別措置依頼書」を提出(email、Fax、郵送)する必要があります。
QC検定における特別措置について
ただし、試験会場等の設備状況によって対応できない場合もあります。
願書申込み受付期間
- ① 6月上旬〜7月上旬頃まで
- ② 12月上旬〜翌年1月上旬頃まで
試験日程
- ① 9月上旬頃
- ② 3月中旬頃
受験地
●1級
福島、埼玉、東京23区、神奈川、石川、長野、静岡、名古屋、大阪、広島、香川、福岡
●2級〜4級
札幌、苫小牧、青森、宮城、秋田、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京23区、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、浜松、豊橋、西三河、名古屋、三重、滋賀、京都府、大阪府、兵庫、奈良、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島
受験料(税込み)
●1級
11,000円
(一次試験免除者:8,800円)
(準1級と認められた方が1級受検する場合:10,450円)
●2級
6,380円
●3級
5,170円
●4級
3,960円
●1級、2級併願
15,730円
●2級、3級併願
10,450円
●3級、4級併願
8,250円
合格発表日
- ① 10月中旬頃
- ② 4月下旬頃
合格車には、各級2,200円で携帯用の写真入り合格証(認定カード)が発行されます。(任意)
受験申込・問合せ
一般財団法人 日本規格協会 03-4231-8503
問い合わせフォーム
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