XML技術者認定制度(XMLマスター)
XML技術者認定制度(XMLマスター)とは?
XML技術者認定制度(XMLマスター)とは、構造化した文書を記述するためのSGMLをWeb上で使用できるようにした言語であるXMLのエンジニアに必要な技術レベルをを認定する資格です。
その他情報
難易度は? | : | ★★☆☆☆(やや易しい)。 合格率は60%ほど。近年受験者が増えている注目資格です。 |
就職は? | : | IT系企業。あらゆるシステムに使われるであろうXMLは注目を集めおり、その技術者の需要も拡大するものと思われます。 |
仕事内容は? | : | 企業間電子商取引、アプリケーション間連携、コンテンツ管理、電子申請などのあらゆるシステムのプログラミングを行います。 |
資 格 概 要
受験資格
●ベーシック
制限なし
●プロフェッショナル
ベーシック取得者(ベーシックとの同日受験可能)
試験内容
※認定の種類と対応する試験
●XMLマスター:ベーシック
ベーシックV2 【試験番号:I10-001J】の合格
●XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)ベーシック取得とプロフェッショナル アプリケーション開発【試験番号:I10-002J】の合格
●XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)
ベーシック取得とプロフェッショナル(データベース)【試験番号:I10-003J】の合格
で認定されます。
●ベーシックV2 【試験番号:I10-001J】(60分/50問)
□XML概要
- ① XMLの概要
- ② XML関連技術の概要
□XML文書の作成
- ① 文法
- ② 要素・属性・実体
- ③ 妥当なXML文書、整形式XML文書
- ④ 特殊な文字/文字コード・エンコーディング/XML文書の正規化
□DTD
- ① 基礎
- ② 内容モデル/要素型宣言/属性リスト宣言/実際の処理/エンティティ宣言
□XML Schema
- ① 基礎
- ② データ型/記述方法/実際の処理
□XSLT, XPath
- ① 基礎
- ② 各要素/テンプレート/文字エンコーディング/実際の変換処理
- ③ スタイルシート内で記述するXPath式
□名前空間
- ① XML名前空間
●プロフェッショナル アプリケーション開発【試験番号:I10-002J】(90分/40問)
※ベーシック+プロフェッショナル(アプリケーション開発)試験の合格で認定されます。
□DOM/SAX
- ① DOM Level2の目的と種類、特徴
- ② DOMの各インターフェイス
- ③ SAXの目的と種類、特徴
- ④ SAXのイベントとインターフェイス
□DOM/SAXプログラミング
- ① DOMプログラミング
- ② SAXプログラミング
□XSLT
- ① XSLTスタイルシートの処理
- ② XSLTスタイルシートの記述
□XML Schema
- ① XML Schemaの設計
□XML処理システム構築技術
- ① XMLデータ通信
- ② XMLのセキュリティ
- ③ XMLとシステム連携
□XML要素技術の活用
- ① サンプルシステムの構築
●プロフェッショナルデータベース【試験番号:I10-003J】(90分/30問程度)
※ベーシック+プロフェッショナル(データベース開発)試験の合格で認定されます。
□XMLデータのDB化に関する概要
- ① XMLデータをDB化する際の方式
- ② XMLDBの特徴/リレーショナルフォーマットとの違い/ファイルシステムにXMLデータを格納することとの違い
- ③ XMLDBに関連するW3C仕様の概要
□XQuery、XPath式
- ① XQuery1.0の基本構文
- ② XPath2.0の基本構文
□XMLDBの操作
- ① XMLDB操作時の考慮点、
(文字エンコーディング/空白文字/混合内容/特殊文字を含むXMLデータの扱い/データの完全な再現性/デフォルト値の扱い/DTDのID型/スキーマによる妥当性チェックの際の考慮点) - ② XQueryインジェクション
□XMLデータ構造の設計
- ① XMLDBのサイジング
- ② XMLデータ設計上の考慮点/パフォーマンスを考慮した設計/名前空間の設計
- ③ スキーマ変更に関する考慮点/インデックス作成時の考慮点/制約の作成
- ④ XMLデータをRDBにマッピングする際のテーブル設計
- ⑤ RDBのリレーショナルフォーマットをXMLデータで取り出す際のXMLデータ設計
- ⑥ 利用可能なセキュリティ方式ごとの特徴、使い分け
(XML固有のセキュリティ/DBMS側のセキュリティ/インターネットセキュリティ)
合格基準
●I10-001
満点中、70%以上の得点率で合格となります。
●I10-002
満点中、80%以上の得点率で合格となります。
●I10-003
満点中、80%以上の得点率で合格となります。
身体上の障害等に係る特別措置について
受験に際して合理的配慮の提供が必要な方は、試験の予約前に申請が必要です。申請前に申請手順をご確認の上で「配慮申請フォーム」より申請してください。
申請内容により申請から対応可否の確定までに最短で1週間〜最長で4週間ほどかかります。また、ご要望にお応えできない場合もございますので予めご了承下さい。
各会場の車椅子対応状況は「試験会場一覧・検索」よりご確認いただけます。
以下の物品の持込みについては、事前申請は不要です。試験日当日に、会場受付に持ち込み希望の旨をお申し出ください。Bluetoothなどの通信機能付き補聴器や電子機能付きの物品については、お持込みいただけません。
- 拡大鏡、ルーペ、補聴器、杖類
- 義手、義足、および、四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具
願書申込み受付期間
随時
試験日程
随時
受験地
47都道府県110都市のプロメトリック社の公認テストセンター
(開催日時は各会場の詳細をよりご確認ください。)
受験料(税込み)
各16,500円
合格発表日
試験終了後、即時
受験申込・問合せ
XML技術者育成推進委員会 運営事務局 問い合わせフォーム
プロメトリック梶@03-6204-9830