国家資格 液化石油ガス設備士

液化石油ガス設備士とは?

液化石油ガス(LPガス)設備工事の安全を確保する取扱い・工事の専門家です。また、講習を受講し修了することにより、国家試験を受験することなく免状の交付申請が行えます。
  業務独占資格  実務経験なしで受験できる国家資格  インターネットで申し込める資格  更新が必要な資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、33.5%ほど。


近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 1,480   540   36.5%  
令和3年度 1,768   592   33.5%  
令和2年度 1,511   455   30.1%  
令和1年度 1,505   557   37.0%  
30年度 1,536   578   37.6%  

就職先は? ガス設備会社など
仕事内容は? 液化石油ガス(LPガス)設備での取扱い作業で、ガス管の接続や寸法取り、ネジ切りなどの作業を行います。

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 資 格 概 要

受験資格

●試験

制限なし


●講習

制限なし


試験内容

●筆記試験

□法令(択一式/60分)
  • ① 供給設備及び消費設備の保安に関する法令及び関係法令
□配管理論等(択一式/90分)
  • ① 液化石油ガスに関する基礎知識
  • ② 液化石油ガス設備工事に必要な機械、器具又は材料に関する知識
  • ③ 配管理論、配管設計及び燃焼理論
  • ④ 液化石油ガス設備工事の施工方法
  • ⑤ 供給設備及び消費設備の検査の方法

●技能試験

  • ① 配管用材料及び工具の使用
  • ② 硬質管の加工及び接続
  • ③ 器具等の取り付け
  • ④ 気密試験の実施
  • ⑤ 漏えい試験の実施

(電動ねじ切り機の場合/60分)、手動ねじ切り機の場合/75分)


●講習(3日間/講義:19時間、実習:2時間)

  • ① 法令
  • ② 法令・LPガスの基礎・配管理論・施工方法・検査の方法
  • ③ 検定試験:筆記(法令、配管理論など)、技能試験(配管工事の実技)

合格基準

筆記(各科目)・技能試験とも、それぞれ満点の60パーセント程度で合格となります。


免除(科目等)について

前年度の筆記試験合格者は、本年度申請を行うことにより、筆記試験が免除されます。


身体上の障害等に係る特別措置について

身体に障害があるなど、試験当日、試験教室内において特別の配慮が必要な方は、あらかじめ担当試験事務所にご相談ください。


願書申込み受付期間

8月下旬〜9月上旬頃まで


試験日程

試験:
●筆記・・・・11月上旬頃

●実技・・・・12月上旬頃

●講習・・・・詳細日程は年間スケジュールをご確認ください。


受験地

●技能試験・講習

全国約49箇所にて実施。


受験料

●試験

22,700円


●講習

筆記試験・・・・15,800円
技能試験・・・・19,700円


合格発表日

●筆記・・・・11月下旬頃

●実技・・・・1月上旬頃


合格後の更新について

液化石油ガス法施行規則第109条に基づき、免状の交付を受けた年度の翌年度の開始の日から3年以内に1度、再講習を受けた日の属する年度の翌年度の開始の日から5年以内に1度、液化石油ガス設備士再講習を受講する必要がありますが罰則規定(免状の返納や失効)はありません。


受験申込・問合せ

高圧ガス保安協会試験センター 03-3436-6106
問合せフォーム

液化石油ガス関係講習


ホームページ

高圧ガス保安協会


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液化石油ガス設備士に関連する資格

ガス主任技術者  特定高圧ガス取扱主任  保安業務員