眼鏡作製技能士
眼鏡作製技能士とは?
眼鏡作製技能士とは、2022年4月から実施される予定の新しい技能士資格で、国民により良い眼鏡を提供し、目の健康を守れるよう、眼鏡作製の技能を高めていくことを目的として、眼鏡を必要とする顧客に対して視力の測定、レンズ加工、フレームのフィッティング等の業務についての知識、技能を認定する資格です。
「がんきょう」作製技能士と読みます。
その他情報
難易度は? | : | 1級:★★★☆☆(普通)。 2級:★★☆☆☆(やや易しい)。 合格率は、 1級:4% 2級:30% 特例講習会1級:99% |
就職は? | : | 眼鏡店、眼科など。医療機関に出向き、眼科医師の指示のもと、検査サポートや調整、販売もする場合があります。 |
仕事内容は? | : | お客様の接客、要望のヒアリング、両眼視機能検査、メガネの調整、提案、販売、眼科医の指示のもとでの検査サポートなどを行います。 |
資 格 概 要
受験資格
●1級
□学科試験
- 2級の技能検定に合格した者であって、合格後、眼鏡作製に関する業務に2年以上の実務経験を有する者。
- 眼鏡作製に関する業務に5年以上の実務経験を有する者。
- 3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業した者又は当該専門学校を卒業する見込みのある者であって、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者。
- 3年制以上の全日制眼鏡専門学校と同等以上と認められる外国の学校を卒業した者であって、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者。
□実技試験
- 1級の学科試験に合格した者
(ただし当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る)
●2級
□学科試験
- 眼鏡作製に関する業務に2年以上の実務経験を有する者
- 2年制以上の通信制眼鏡専門学校を修了した者
□実技試験
- 2級の学科試験に合格した者
(ただし当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る)
試験内容
●1級
□学科試験(多肢択一法:50問/90分)
- ① 視機能系
- 屈折状態の種類と特徴
- 屈折要素
- 眼のピント合わせ
- 視力
- 視力の測定
- ② 光学系
- 物理光学・幾何光学
- 眼光学・生理光学
- 眼鏡光学
- ③ 商品系
- 眼鏡フレーム
- 眼鏡レンズ
- 眼鏡の取扱い・手入れ・その他商品
- ④ 眼鏡販売系
- 接客・接遇・マナー
- コンサルティング
- ⑤ 加工作製系
- 眼鏡設計
- 眼鏡作製
- 眼鏡修理
- ⑥ フィッティング系
- フィッティングの目的
- 光学的フィッティング
- 力学的フィッティング
- 解剖学的フィッティング
- 美観的フィッティング
- フィッティングの実務
- ビジュアルポイントの確認
- フィッティングの種類
- ⑦ 企業倫理・コンプライアンス
- 眼鏡関連法規
- 眼科専門医との連携
□実技試験(視力の測定:30分、レンズ加工:25分、フィッティング:20分)
- ① 視力の測定
- 予備測定
- 自覚的補正度数の測定
- ② フィッティング
- 基本調整
- フィッティング
- ビジュアルポイントの確認
- ③ レンズ加工
- レンズ加工
- アフターケア
- 検品
●2級
□学科試験(真偽法:25問、多肢択一法:25問/90分)
- ① 視機能系
- 屈折状態の種類と特徴
- 屈折要素
- 眼のピント合わせ
- 視力
- 視力の測定
- ② 光学系
- 物理光学・幾何光学
- 眼光学・生理光学
- 眼鏡光学
- ③ 商品系
- 眼鏡フレーム
- 眼鏡レンズ
- 眼鏡の取扱い・手入れ・その他商品
- ④ 眼鏡販売系
- 接客・接遇・マナー
- コンサルティング
- ⑤ 加工作製系
- 眼鏡設計
- 眼鏡作製
- 眼鏡修理
- ⑥ フィッティング系
- フィッティングの目的
- 光学的フィッティング
- 力学的フィッティング
- 解剖学的フィッティング
- 美観的フィッティング
- フィッティングの実務
- ビジュアルポイントの確認
- フィッティングの種類
- ⑦ 企業倫理・コンプライアンス
- 眼鏡関連法規
- 眼科専門医との連携
□実技試験(視力の測定:30分、レンズ加工:30分、フィッティング:30分)
- ① 視力の測定
- 予備測定
- 自覚的補正度数の測定
- ② フィッティング
- 基本調整
- フィッティング
- ビジュアルポイントの確認
- ③ レンズ加工
- レンズ加工
- アフターケア
- 検品
合格基準
●1級
□学科
満点中、70%以上の得点で合格となります。
□実技
満点中、60%以上の得点で合格となります。
●2級
□学科
満点中、70%以上の得点で合格となります。
□実技
満点中、60%以上の得点で合格となります。
免除(科目等)について
●試験免除基準
- 1級の技能検定において、学科試験に合格した者は、1級の学科試験の全部が免除されます。(※1)
- 1級の技能検定において、実技試験の視力の測定の試験科目に合格した者は、1級の実技試験のうち、視力の測定の試験科目の全部が免除されます。(※2)
- 1級の技能検定において、実技試験のフィッティングの試験科目に合格した者は、1級の実技試験のうち、フィッティングの試験科目の全部が免除されます。(※2)
- 1級の技能検定において、実技試験のレンズ加工の試験科目に合格した者は、1級の実技試験のうち、レンズ加工の試験科目の全部が免除されます。(※2)
- 2級の技能検定において、学科試験に合格した者は、2級の学科試験の全部が免除されます。(※1)
- 2級の技能検定において、実技試験の視力の測定の試験科目に合格した者は、2級の実技試験のうち、視力の測定の試験科目の全部が免除されます。(※2)
- 2級の技能検定において、実技試験のフィッティングの試験科目に合格した者は、2級の実技試験のうち、フィッティングの試験科目の全部が免除されます。(※2)
- 2級の技能検定において、実技試験のレンズ加工の試験科目に合格した者は、2級の実技試験のうち、レンズ加工の試験科目の全部が免除されます。(※2)
- (※1) 当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。
- (※2) 当該実技試験の試験科目に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。
●試験免除基準【認定眼鏡士取得者等】
- SSS級認定眼鏡士が1級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者(※1)は、1級の学科試験と実技試験が免除されます。
- SS級認定眼鏡士が1級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者(※1)は、1級の学科試験と実技試験が免除されます。
- S級認定眼鏡士が2級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者(※1)は、2級の学科試験が免除(※2)されます。
- 1級実技試験の一部試験科目に合格した実績は、当該試験科目に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日まで有効とする。
- 2級実技試験の一部試験科目に合格した実績は、当該試験科目に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日まで有効とする。
- (※1) 当該特例講習を受講し、修了試験に合格した日が2027年3月末までのものに限る。初年度の特例講習会は、受付が2022年3月初旬〜5月末、講習会は7月中旬に実施し、修了試験は講習会終了後に行う。結果発表は11月中旬を予定。
- (※2) 2級眼鏡作製技能士特例講習の修了試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。
身体上の障害等に係る特別措置について
未定
願書申込み受付期間
●1級、2級
□学科試験
12月上旬〜翌年2月末まで
□実技試験
6月上旬〜末まで(1・2科目受検者(実技試験1・2科目合格者)は5月上旬〜末頃まで)
試験日程
●1級、2級
□学科試験
5月中旬頃
□実技試験
7月下旬〜9月中旬頃
受験地
●1級、2級
□学科試験
札幌、仙台、東京、福井、名古屋、大阪、岡山、福岡
□実技試験
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、福岡
受験料(税込み)
●1級
□学科試験
8,900円
□実技試験
3科目:29,900円
【科目別の場合】
視力の測定:11,500円
レンズ加工:9,200円
フィッティング:9,200円
●2級
□学科試験
8,900円
□実技試験
3科目:29,900円
【科目別の場合】
視力の測定:11,500円
レンズ加工:9,200円
フィッティング:9,200円
合格発表日
●1級、2級
□学科試験
6月中旬頃(ホームページで公開、本人に通知)
□実技試験
10月中旬頃(ホームページで公開、本人に通知)
受験申込・問合せ
日本眼鏡技術者協会 本部・東京事務所 06-4807-5070
東京事務所 03-6265-1821