廃棄物処理施設技術管理者
廃棄物処理施設技術管理者とは?
廃棄物処理施設技術管理者とは、一般廃棄物処理施設、産業廃棄物処理施設において施設の維持管理に関する技術上の業務の管理・監督を行う人材を認定する国家資格です。
その他情報
難易度は? | : | ★☆☆☆☆(やさしい)。 講習で取得するため合格率は80%ほど。遅刻、寝るなどしなければほとんど合格できます。 平日に8〜10日間の日程なのでその期間、仕事を休むのは高いハードルとなっています。 |
就職は? | : | 一般廃棄物処理施設、産業廃棄物処理施設。施設の管理者は、廃棄物処理施設技術管理者を置くことが義務付けられているので、資格を取得しておくと転職には有利に働きます。 |
仕事内容は? | : | 廃棄物処理施設を維持管理する事務に従事する他の職員を監督、施設の維持管理、処理施設の確保やダイオキシンなどの毒素流出を防止する定期検査の実施などを行います。 |
資 格 概 要
受講資格
●基礎・管理過程・・・・受講開催月時点で18歳以上の者
●管理過程・・・・学歴に応じた実務経験が必要です。詳しくはHPをご覧下さい。
資格認定は、以下の6コースに分かれて行われます。
- ごみ処理施設
- し尿・汚泥再生処理施設
- 産業廃棄物中間処理施設
- 最終処分場
- 産業廃棄物焼却施設
- 破砕・リサイクル施設
- 有機性廃棄物資源化施設
受講内容
下記各コースにそれぞれ【基礎・管理課程】と【管理課程】があり、学歴・経験等の受講資格に応じて、どちらかの課程を受講することとなります。
●基礎・管理過程
□ごみ処理施設コース(10日間/55時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定分析の実際
□産業廃棄物焼却施設コース(10日間/55時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定分析の実際
□し尿・汚泥再生処理施設コース(10日間/55時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定分析の実際
□最終処分場コース(10日間/55時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定・分析の実際
□破砕・リサイクル施設(8日間/43時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定分析の実際
□産業廃棄物中間処理施設コース(10日間/55時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定分析の実際
□有機性廃棄物資源化施設(バイオマス利活用関連)コース(8日間/43時間)
- ① 廃棄物概論
- ② 廃棄物処理施設の構造と維持管理
- ③ 安全と安全衛生管理
- ④ 測定分析の実際
●管理過程
- ① 廃棄物処理法・関係法規
- ② 管理監督の理論と実際
- ③ 廃棄物処理技術特論
- ④ 施設運営管理
- ⑤ 施設設備計画・実際
- ⑥ 処理機能維持・評価
- ⑦ 能力認定試験
基本履修表の全講習科目を受講した方のみ、【管理課程】を受講することができます。
また、【管理課程】の基本履修の全てを受講した方のみ【管理課程】の講義終了後に実施される能力認定試験を受験することができます。
合格基準
能力認定試験:満点中、80%以上の得点率で合格となります。
願書申込み受付期間
開催日の10日前まで
受講日程
日程はこちらのページ【開催日程】をご覧下さい。
受講地
神奈川、大阪、福岡、e-ラーニング
受講料(税込み)
●基礎・管理過程・・・・121,000円(e-ラーニング:111,320円)
(破砕・リサイクル施設、有機性産業廃棄物資源化施設コースは103,400円(e-ラーニング:95,128円))
●管理過程・・・・66,000円(e-ラーニング:60,720)
●再試験・・・・5,500円
(再試験を受験することができる期間は、最初に受験した日から6ヶ月間)
合格発表日
講習で取得できます。
受講申込・問合せ
- (北海道・宮城・東京・神奈川・愛知・大阪)
一般財団法人日本環境衛生センター東日本支局 研修広報部 研修事業課 044-288-4919 - (広島・福岡)
一般財団法人日本環境衛生センター西日本支局 環境事業第二部 企画・研修課 092-593-8226
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参考書・問題集
廃棄物処理施設技術管理者に関連する資格
計量士 公害防止管理者 特別管理産業廃棄物管理責任者 東京都公害防止管理者