ITパスポート試験(IP)
ITパスポート試験とは?
ITパスポート試験とは、初級シスアドに変わるレベル1の試験として創設された。職業人が共通に備えるべき情報技術の基礎知識を測るための新試験。試験は四肢択一100問、試験時間は165分(1問あたり1分30秒程度)1000点満点(合格基準は満点の60%以上)で行われます。
2019年度の試験から、改訂・高度化され、
・人工知能(AI)
・IoT(モノのインターネット)
・データ分析
などが新たに加わりました。
2011年11月から、CBT方式に衣替えし、全国47都道府県の101会場において、受験者は年間を通じて都合の良い日時・会場を選択して受験でき、申込から結果確認までが迅速になり(最短で試験日の前日まで申込み可能、受験後にその場で試験結果が確認可能)、さらに受験がしやすくなりました。
問題は、受験者ごとに異なるものが出題され、採点は即座に行われます。(試験時間は紙の試験と同じ165分)
受験案内・申込方法
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
その他情報
難易度は? | : | ★★☆☆☆(やや易しい)。 初級シスアドをすでに取得している方はこの試験は受験しなくてもOK。 近年合格率は、51.2%(2023年2月度)ほど。 ITパスポートの参考書・過去問集は用意していた方が良いでしょう。 |
勉強時間は? | : | 勉強時間は余裕を持って3ヶ月位。詰め込みで1か月でも合格可能です。 参考書をざっと読み、問題集を解く。不明な点は参考書を開いて確認の繰り返しで、十分合格を狙えます。 |
就職は? | : | 情報技術に関する基礎的な知識のため、この資格だけで就職は厳しい。取得することによって資格手当てが出る企業もあります。 |
仕事内容は? | : | 利用する情報機器及びシステムを把握し、担当業務における問題の把握及び必要な解決、情報の収集及び活用、上位者の指導の下、業務の分析やシステム化の支援を行います。 |
資 格 概 要
受験資格
制限なし
試験内容
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) |
出題数 | 100問(小問形式88問、中問形式12問)※全問必須 |
合格基準 | 総合得点60%以上かつ分野別得点30%以上 |
出題比率はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問
出題数100問のうち,総合評価は92問で行い,残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。
※(カッコ)内の数字は、技術レベルを表す。技術レベル4が最高難易度となります。
●ストラテジ系(1)
1. 企業と法務
- ① 経営・組織論
- ② OR・IE
- ③ 会計・財務
- ④ 知的財産権
- ⑤ セキュリティ関連法規
- ⑥ 労働関連・取引関連法規
- ⑦ その他の法律ガイドライン・技術者論理
- ⑧ 標準化関連
2. 経営戦略
- ① 経営戦略手法
- ② マーケティング
- ③ ビジネス戦略と目標・評価
- ④ 経営管理システム
- ⑤ 技術開発戦略の立案
- ⑥ 技術開発計画
- ⑦ ビジネスシステム
- ⑧ エンジニアリングシステム
- ⑨ e-ビジネス
- ⑩ 民生機器
- ⑪ 産業機器
3. システム戦略
- ① 情報システム戦略
- ② 業務プロセス
- ③ ソリューションビジネス
- ④ システム化計画
- ⑤ 要件定義
- ⑥ 調達計画・実施
●マネジメント系(1)
4. 開発技術
- ① システム開発技術
- ② 開発プロセス・手法
5. プロジェクトマネジメント
- ① プロジェクトマネジメント
6. サービスマネジメント
- ① サービスマネジメント
- ② サービスサポート
- ③ ファシリティマネジメント
- ④ システム監査
- ⑤ 内部統制
●テクノロジ系(1)
7. 基礎理論
- ① 離散数学
- ② 応用数学
- ③ 情報に関する理論
- ④ データ構造
- ⑤ アルゴリズム
- ⑥ プログラミング・プログラム言語
- ⑦ その他の言語
8. コンピュータシステム
- ① プロセッサ
- ② メモリ
- ③ 入出力デバイス
- ④ システムの構成
- ⑤ システムの評価指標
- ⑥ オペレーティングシステム
- ⑦ ファイルシステム
- ⑧ 開発ツール
- ⑨ オープンソースソフトウェア
- ⑩ ハードウェア
9. 技術要素
- ① ヒューマンインターフェース技術
- ② インターフェース設計
- ③ マルチメディア技術
- ④ マルチメディア応用
- ⑤ データベース方式
- ⑥ データベース設計
- ⑦ データ操作
- ⑧ トランザクション処理
- ⑨ ネットワーク方式
- ⑩ 通信プロトコル
- ⑪ ネットワーク応用
- ⑫ 情報セキュリティ
- ⑬ 情報セキュリティ管理
- ⑭ 情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術
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合格基準
1,000点満点中600点以上で合格となります。
ただし、以下の3分野において全ての基準点をクリアする必要があります。
- ストラテジ系 300 点/1,000 点満点
- マネジメント系 300 点/1,000 点満点
- テクノロジ系 300 点/1,000 点満点
身体上の障害等に係る特別措置について
身体障害などの理由で、特別措置を希望する場合は、願書の「身体障害者特別措」欄に該当する障害の種類の番号を記載し、願書と一緒に、身体障害者特別措置確認表と、身体障害者手帳のコピー(確認のため医師の診断書を提出を求められる場合があります。)を同封し【簡易書留】で提出します。
障害の種類は以下の通りです。
- 肢体不自由
- 聴覚障害
- 視覚障害
- 視覚障害(点字)
(点字による試験区分は、原則、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、
応用情報技術者試験のみ) - 1. 〜 4. 以外の障害
(骨折,妊婦など一般会場での受験が難しい場合を含む。)
封筒には以下の通り記載します。
〒113-8663
東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス15 階
独立行政法人 情報処理推進機構
IT 人材育成本部 情報処理技術者試験センター
実施グループ 願書受付係
(特別措置確認票等 在中)
願書申込み受付期間
□春期
インターネット:1月下旬〜2月下旬頃まで
郵送:1月下旬〜2月中旬頃まで
□秋期
インターネット:7月中旬〜下旬頃まで
郵送:7月上旬〜中頃まで
試験日程
4月第3日曜日、10月第3日曜日(年2回)
受験地
全国各地
受験料
7,500円
合格発表日
5月中旬頃、11月中旬頃
受験申込・問合せ
独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター 03-5978-7600
ホームページ
申込受付・試験案内ページ
独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
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