国家資格 給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者とは?

給水装置工事技術上の管理を行う責任者です。
  業務独占資格  名称独占  必置資格  インターネットで申し込める資格  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★★☆☆(普通)。
近年合格率は、34.5%ほど。


近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 12,616   4,351   34.5%  
令和4年度 12,058   3,742   31.0%  
令和3年度 11,829   4,209   35.6%  
令和2年度 11,238   4,889   43.5%  
令和1年度 13,001   5,960   45.8%  

就職は? 指定給水装置工事事業者は事業者ごとに給水装置工事主任者を選定することが義務付けられており、安定した需要が期待できます。
仕事内容は? 給水装置工事に関する技術上の管理、給水装置工事に従事する人への技術指導・監督、給水装置の構造・材質が適合していることの確認などの仕事を行います。

問題集はこちら [PR]


 資 格 概 要

受験資格

給水装置工事に関して3年以上の実務の経験を有する者。


  • ① 実務経験に該当する業務
  • 給水装置とは、水道事業者の配水管から分岐して設けられる給水管と、それに直結して設けられる給水用具をいいます。また、給水装置工事とは、給水装置の設置(新設)又は変更(改造、修繕、撤去)の工事をいいます。具体的には、次の給水装置工事の職務に従事した経験が該当し、これらの職務に従事するための技術を習得する見習期間中の技術的な経験も含まれます。
    メータの交換、取り付け、取り外しの作業は実務経験に含まれます。
  • (1) 公道に埋設された水道本管(配水管)から分岐され、有圧である蛇口までの給水管の配管作業、又は水道事業者との調整、現場監督の業務
  • (2) 建物等内外の給水用具(給水栓、湯沸器、ボールタップ、洗浄装置付便座等)における配管・取付け作業、又は水道事業者との調整、現場監督の業務
  • (3) 給水管、給水用具の配管・取付け工事にかかる計画・設計(現場調査、配管計画、水理計算、口径や材料選定、申請図の作成)の業務
  • (4) 水道事業者(水道局等)から委託されたメーター(量水器)の新設・取替作業の業務(検針業務は含まれません)
  • (5) 水道事業者(水道局等)又はその支援事業者(第 3 セクター)が行う給水装置工事の審査及び完了検査業務等の業務

  • ② 実務経験に該当しない業務
  • (1) 工事現場への物品の搬入等の単なる雑務及び事務の仕事に関する経験は、実務経験には含まれません。
  • (2) メータの検針のみの業務は実務経験に含まれません。
  • (3) 浄水場や配水池等の「水道施設」のみの建設工事は、給水装置工事ではありませんので、実務経験には含まれません。また、それらの維持管理業務についても、実務経験には含まれません。

試験内容

(全60問:午前@〜E/150分、午後F、G/60分)

  • ① 公衆衛生概論
  • 水道水の汚染による公衆衛生問題に関する知識
  • 水道の基本的な事柄に関する知識
  • ② 水道行政
  • 水道行政に関する知識
  • 給水装置工事に必要な法令及び供給規程に関する知識
  • ③ 給水装置の概要
  • 給水管及び給水用具並びに給水装置の工事方法に関する知識
  • ④ 給水装置の構造及び性能
  • 給水管及び給水用具が具備すべき性能基準に関する知識
  • 給水装置工事が適正に施行された給水装置であるか否かの判断基準(システム基準)に関する知識
  • ⑤ 給水装置工事法
  • 給水装置工事の適正な施行が可能な知識
  • ⑥ 給水装置施工管理法
  • 給水装置工事の工程管理、品質管理及び安全管理に関する知識
  • ⑦ 給水装置計画論
  • 給水装置の計画策定に必要な知識及び技術
  • ⑧ 給水装置工事事務論
  • 工事従事者を指導、監督するために必要な知識
  • 建設業法及び労働安全衛生法に関する知識

☆こんな問題が出ます


合格基準

以下の(1)〜(3)を全て満たすことにより合格となります。
(一部免除者は(1)と(3))

  • (1) 必須6科目(公衆衛生概論、水道行政、給水装置工事法、給水装置の構造及び性能、給水装置計画論、給水装置工事事務論)の得点の合計が、27点以上。
  • (2) 全8科目の総得点が、40点以上。
  • (3) 次の各科目の得点が、それぞれ以下に示す点以上であること。
  • 公衆衛生概論 1点
  • 水道行政 2点
  • 給水装置工事法 4点
  • 給水装置の構造及び性能 4点
  • 給水装置計画論 2点
  • 給水装置工事事務論 2点
  • 給水装置の概要 4点
  • 給水装置施工管理法 4点

免除(科目等)について

管工事施工管理技士の1級又は2級の技術検定合格者は、
上記試験科目のうち
F給水装置の概要及び
G給水装置施工管理法
の免除を受けることができます。


願書申込み受付期間

6月上旬〜7月上旬頃まで


試験日程

10月下旬頃


受験地

北海道、宮城、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄


受験料

21,300円(非課税)


合格発表日

11月下旬頃


合格後の更新について

10年に1度、給水装置工事主任技術者証の「写真の書換え制」がありますが、写真を更新しなくても罰則等はありません。


受験申込・問合せ

公益財団法人 給水工事技術振興財団 国家試験部国家試験課 03-5695-2511


ホームページ

公益財団法人 給水工事技術振興財団


参考書・問題集

問題集はこちら [PR]