全国通訳案内士
全国通訳案内士とは?
全国通訳案内士とは、全国通訳案内士法で定められた国土交通省認定の国家資格で、報酬を受けて、外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をする。通訳のスペシャリストの資格です。
平成29年3月10日の「通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律案」が閣議決定され、2018年1月4日施行されました。これにより、業務独占で無くなり、名称独占になります。また、試験科目に実務などを追加(防災や関連法など)し、定期的に研修受講を義務化する事になる予定です。
また、有資格者と無資格者の差別化として、身につけるバッジも製作するとのことです。
通訳案内士の登録については、登録には期限はありません。任意の受講で、通訳案内士団体により、通訳案内士に対する研修が実施されています。
その他情報
難易度は? | : | ★★★★☆(やや難しい)。近年合格率は、 英語:17.4% フランス語:7.4% スペイン語:16.2% ドイツ語:25.0% 中国語:11.9% イタリア語:16.9% ポルトガル語:18.8% ロシア語:11.9% 韓国語:21.8% タイ語:0.0%ほど。
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就職は? | : | 資格取得後は、フリーの通訳ガイドとして働く人がほとんど。旅行代理店などと強いパイプを持つことが重要です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 外国人を日本各地へ案内し、文化や伝統、生活習慣などを外国語を使って紹介を行います。俗に通訳ガイドと言われます。収入は6割が100万未満です。 |
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資 格 概 要
受験資格
制限なし(口述試験は、筆記試験合格者のみ)
試験内容
●筆記試験
□筆記試験(40問程度/120分)
外国語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、韓国語から1つ選択)
・午前
- ① 外国語(120分)
- ① 英語(マークシート方式)
- ② 中国語、韓国語(記述式及びマークシート方式)
- ③ フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語(記述式)
・午後
- ② 日本地理(マークシート方式/40分)
- ③ 日本歴史(マークシート方式/40分)
- ④ 産業・経済・政治及び、文化に関する一般常識(マークシート方式/20分)
- ⑤ 通訳案内の実務(マークシート方式/20分)
●口述試験(10分程度)
筆記試験で選択した外国語による通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力
合格基準
□外国語筆記試験
100点満点中、原則70点以上で合格となります。
□日本地理筆記試験
100点満点中、原則70点以上で合格となります。
□日本歴史筆記試験
100点満点中、原則70点以上で合格となります。
□一般常識試験
50点満点中、原則30点以上で合格となります。
□通訳案内の実務
50点満点中、原則30点以上で合格となります。
□口述試験
100点満点中、原則60点以上で合格となります。
免除(科目等)について
- 実用英語技能検定1級合格者は、英語が免除。
- TOEIC(下記@〜Bのいずれかに該当する者)は、英語が免除。
@Listening & Reading Test:900点以上
ASpeaking Test:160点以上
BWriting Test:170点以上
※全て公開テストに限る。IPテストは対象外 - 実用フランス語技能検定試験1級合格者は、仏語が免除。
- スペイン語技能検定1級合格者は、西語が免除。
- DELE(下記@〜Bのいずれかの取得者は、西語が免除。
@DELE C1
ADELE C2
BCELE Superior - ドイツ語技能検定試験11級合格者は、独語が免除。
- 中国語検定試験1級合格者は、中国語が免除。
- HSK6級:180点以上(旧HSK高等試験9級以上)の資格を有する者は、中国語が免除。
- 実用イタリア語検定試験1級合格者は、伊語が免除。
- ハングル能力検定試験1級合格者は、韓国語が免除。
- TOPIK(韓国語能力試験)6級取得者は、韓国語が免除。
- 総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者、一般旅行業務取扱主任者、一般旅行業務取扱主任者認定証保有者、国内旅行業務取扱主任者認定証保有者は、日本地理が免除。
※旅程管理主任者(ツアーコンダクター)の資格は対象外 - 歴史能力検定日本史1級、歴史能力検定日本史2級の取得者は、日本歴史が免除。
- 大学入試センター試験「日本史B」60点以上は、日本歴史が免除。
※独立行政法人大学入試センター法 - 大学入試センター試験「現代社会」80点以上は、一般常識が免除。
- 前年度、筆記試験で一部科目に合格の方は当該科目が免除。(外国語科目も前年度と同一外国語に限る)
- 前年度、筆記試験全科目(筆記試験、外国語、日本地理、日本歴史、一般常識、通訳案内の実務)に合格した者(口述試験が不合格もしくは、未受験者)は当該当該科目を免除。
(前年度受検時に免除申請が含まれている場合は該当無し。外国語科目も前年度と同一外国語に限る、筆記試験合格証書を所持していること。) - 前年度、全国通訳案内士試験の合格者で、他の外国語を受験する者は、日本地理、日本歴史、一般常識、通訳案内の実務が免除。
- 前々年度までに、通訳案内士試験の合格者で観光庁長官が行う研修を修了していない者は、他の外国語を受験する者は、日本地理、日本歴史、一般常識が免除。
- 前々年度までに、通訳案内士試験の合格者で観光庁長官が行う研修を修了した者は、他の外国語を受験する者は、日本地理、日本歴史、一般常識、通訳案内の実務が免除。
- 地域限定通訳案内士試験合格者は、当該外国語が免除。
※その他につきましては、通関士受験案内の免除申請早見表をご参照下さい。
身体上の障害等に係る特別措置について
身体の障がい等により特別な手配が必要な方は、必ず電子申請時に希望する配慮事項と配慮が必要な理由を入力してください。診断書の提出が必要な場合があります。
願書申込み受付期間
6月上旬〜7月上旬頃まで
試験日程
●筆記試験・・・・8月中旬頃
●口述試験・・・・12月上旬頃
受験地
●筆記試験(全ての外国語)
札幌、仙台、東京近郊、名古屋、大阪近郊、広島、福岡、沖縄
●口述試験
□英語・中国語・韓国語
東京近郊、大阪近郊、福岡
□英語、中国語、韓国語以外の外国語
東京近郊
受験料
1カ国語受験につき、11,700円
合格発表日
●筆記試験・・・・9月下旬頃
●口述試験・・・・翌年2月上旬頃
試験の最終合格者が全国通訳案内士の業務を開始するには、事前に居住地の都道府県知事あてに登録申請書を提出して登録を受ける必要があります。登録に関しては、都道府県観光担当部署にお問い合わせください。
受験申込・問合せ
- 全国通訳案内士試験事務局 04-7131-6200
(10:00〜17:00 土日祝、年末年始休業)
ホームページ
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