ビジネス通訳検定(TOBIS)
ビジネス通訳検定(TOBIS)とは?
ビジネス通訳検定(TOBIS)とは、日本を代表する通訳者が運営する非営利団体が実施する資格。通訳者が企業(団体)内で活躍するために必要な「通訳スキル」と「ビジネス知識」を判定し求められる通訳スキルと適正業務のマッチング課題の解決のために実施されている資格
その他情報
難易度は? | : | ★★★★☆(やや難しい)。 取得級別割合は、 2級:2% 3級:17% 4級:47%。 筆記・逐次通訳試験と、同時通訳試験の2つの試験からなり、試験の成績に応じて1級〜4級を判定します(4級の基準に達していない場合は不合格となります)。上級取得者になるためにはスクールの利用は不可欠。 |
就職は? | : | 貿易会社、海外とビジネス取引を行う商社、外資系企業、通訳派遣会社など。外資系企業では社内通訳者を置くところが多く、なくてはならないものになっている。同時通訳は特殊技能であり、フリーランスとして活躍する人がほとんどで、実力次第で大きな収入を得ることができます。 |
仕事内容は? | : | 記者会見やインタビューの同時通訳を行うほか、外国人を日本各地へ案内し、文化や伝統、生活習慣などを外国語を使って紹介を行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
●逐次通訳試験
制限無し
●同時通訳試験
過去2年間以内に2級を取得した者。
試験内容
●逐次通訳試験(判定:2級〜4級/約60分)
一般的な会話からビジネス現場までを想定した内容
(英→日、日→英)
録音による試験
- ① 会話形式
- ② 短文形式
- ③ スピーチ形式
@、Aで、3級、4級、不合格を判定します。
3級の判定基準に達した方を対象に、Bで2級を判定します。
●同時通訳試験(判定:1級/約30分)
ビジネス現場を想定した内容
(英→日、日→英)
録音による試験
- ① スピーチ形式
合格基準
●1級
ビジネス通訳をする上で必要な知識・用語が身についており、日本語・英語の両言語において適切な表現で通訳ができる。ビジネスの現場で逐次・ウィスパー・同時通訳のいずれのモードでも柔軟に対応できる技術が身についている。
●2級
ビジネス通訳をする上で必要な知識・用語が身についており、日本語・英語の両言語において適切な表現で逐次通訳をすることができる。ある程度のまとまった長さを精度を損なわずに通訳できる技術が身についている。
●3級
一般的な社会知識/ビジネス知識と逐次通訳の初歩的スキルが身についている。継続して関わる会議の通訳において、短い区切りでの通訳、または要点を掴んだ逐次通訳を行うことができる。
●4級
英語を使ったコミュニケーションのサポートができる。業務例として、商談会での会話の補助、外国人接客のサポート、ボランティア通訳など。
※不合格
非母語の言語力や知識・理解力などの不足により、ビジネス通訳検定の認定基準に達していない。
願書申込み受付期間
- ① 1月中旬〜2月上旬頃まで
- ② 5月中旬〜6月中旬頃まで
- ③ 11月上旬〜下旬頃まで
試験日程
- ① 2月下旬頃
- ② 7月上旬頃
- ③ 12月中旬頃
受験地
東京、オンライン受験
受験料(税込み)
●逐次通訳試験・・・・20,000円
●同時通訳試験・・・・25,000円
合格発表日
- ① 5月上旬頃
- ② 10月上旬頃
- ③ 2月下旬頃
受験申込・問合せ
NPO法人通訳技能向上センター 事務局 03-5565-1289
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