公的資格 国際公務員(派遣)JPO派遣

国際公務員(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO))とは?

国際公務員(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO))とは、国際社会の共通の利益のために、国連のニューヨーク、ジュネーブの本部のほか、開発途上国などで働く職員のことです。期間によってはアソシエート・エキスパートともいわれますが、現在では一般的な名称であるジュニア・プロフェッショナル・オフィサーが用いられています。

その他情報

難易度は? ★★★★★(難しい)。
近年合格率は、16.6%ほど。
就職は? UNDP、UNICEF、ILO、UNESCOなどの国際機関。この制度で勤務を終えても必ず国際機関の正社員となれるわけではありません。国際公募に則り応募する必要があります。よって、必ずしも将来を保障されてませんが、JPO経験後に国連機関に採用される割合も5〜7割程度あります。
仕事内容は? UNDP、UNICEF、ILO、UNESCOなどの国際機関で開発途上国への技術支援や教育普及のほか秘書、経理・統計なども行います。

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 資 格 概 要

受験資格

  1. 受験年の2月1日で、35歳以下の者。
  2. 以下の条件を両方満たす者。
    • (a) 外務省が派遣取決めを結んでいる国際機関の業務に関連する分野において修士号を取得したか、または受験年の7月末までに修士号取得見込みであること。(※)
    • (b) 外務省が派遣取決めを結んでいる国際機関の業務に関連する分野において受験年の7月末までに2年以上の職務経験を有すること(アルバイト、インターン等は職歴とみなさない)
  3. 英語で職務遂行が可能であること
  4. 将来にわたり国際機関で働く意思を有すること
  5. 日本国籍を有すること


医学部など、日本の6年制の学部を卒業した者は修士号相当とみなし、JPO試験の応募資格を認めている。ただし、当該取扱いはあくまで外務省の試験における判断であり、各国際機関の受け入れにあたって異なる判断が行われる可能性がある。


試験内容

●事前登録

応募に当たっては必ず「事前登録」を行い、「登録者番号」を取得すること。「事前登録」のない応募は審査しない。事前登録が完了すると、事前登録完了メールが送られる。そのメールの中で応募に必要な「登録者番号」が付与されるので必ず確認すること。



●応募

応募に当たっては下記6点を一括して、国際機関人事センターのホームページに、応募用の専用リンクが公開されます。そのリンク内のページの指示に従い、必要項目を記入し、必要書類をアップロ ードして応募してください。
その際、各ファイル名の冒頭は必ず[登録者番号−英字姓名−ファイル名]とすること

  • ① 「書類を作成する第一志望の機関及びポスト」として選択したポストの TOR
  • ② カバーレター(英文、書式自由、A4用紙片面1枚)
  • ③ 略歴(レジュメ)(英文、書式自由、A4用紙片面1枚)
  • ④ 英文応募用紙(国連事務局Personal History Profile
  • ⑤ TOEFLテスト又はIELTSのスコアの写し
  • ⑥ 日本国旅券(顔写真のページ)の写し(日本国旅券を有していない場合は、戸籍事項証明書(戸籍抄本)の写し)
  • ⑦ その他、各種語学検定試験の有効なスコアなどあればその証明書の写し(任意)

●1次審査

□書面審査(提出された書類により外務省が書類審査を行います。(外務省枠、国際機関枠共通))

●2次審査

各々の国際機関や外務省において面接試験などの選考が行われます。(オンラインによる面接審査)
□面接審査・・・・英語等による応答
□英語の筆記試験・・・・要約作成や課題作文

●国際機関枠

国際機関への推薦・審査


願書申込み受付期間

□事前登録

1月上旬〜3月上旬頃まで。


□応募

2月上旬〜3月上旬頃まで。(応募は必ず電子メールで行ってください。)
応募用電子メールアドレス


試験日程

●1次審査(外務省による第一次審査)

3月上旬〜4月上旬頃


●2次審査(外務省:オンラインによる面接審査)

5月下旬〜6月上旬頃


●国際機関

7月以降


●国際機関による二次審査

5月以降〜8月


●国際機関への各種書類の提出、健康診断受診等

9月以降


●赴任前研修

10月頃


受験地

東京


受験料

●筆記試験・・・・無料


合格発表日

●1次審査

4月中下旬頃


●2次審査

6月中旬頃


●JPO 試験第二次審査を通過した後(外務省枠)

JPO 派遣候補者として、外務省から国際機関に推薦される。JPO 派遣候補者は国際機関の審査(書類審査、オンラインによる面接、リファレンスチェック等)を受け、これに通過し、配属ポストを受諾すれば、JPO として採用が内定します。その後、健康診断等を経て、採用が確定します。外務省が主催する JPO 試験で第二次審査まで通過しても、国際機関において審査を通過しない場合、当該ポストには配属されません。


●JPO 試験第二次審査を通過した後(国際機関枠)

外務省による所定の確認事項に同意すれば、JPO として採用が内定します。


受験申込・問合せ

外務省国際機関人事センター 03-5501-8238(直通)※対応は10:00〜18:00(日本時間)のみ
メール
国際連合日本政府代表部 TEL:+1-212-521-1528
在ジュネーブ国際機関日本政府代表部 +41-22-717-3111
在ウィーン国際機関日本政府代表部 +43-1-260-6337


ホームページ

外務省国際社会協力部 国際機関人事センター


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