民間資格 家庭動物管理士

家庭動物管理士とは?

家庭動物管理士とは、命ある動物を販売する者としての社会的役割の自覚及び職業倫理の向上と、飼い主への情報提供など動物のプロフェッショナルに恥じない幅広い知識と技術を認定する資格です。2015年から家庭動物販売士から家庭動物管理士に名称が変更となりました。
  更新が必要な資格  インターネットで申し込める資格  受験料をクレジットカード払いにできる資格

その他情報

難易度は? ★☆☆☆☆(やさしい)。合格率は80%〜90%ほど。
就職は? ペットショップ、ブリーダーなど。動物や動物販売の知識以外を認定されるので、就・転職には有利です。ペットに関連する職種に就きたい人はもちろん、動物を飼っている人も、是非取得しておきたい資格の一つです。
仕事内容は? ペットの販売、飼育方法や餌の選び方・与え方などの専門的なアドバイス、衛生・防音対策、展示方法の改善などを行います。

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 資 格 概 要

受験資格

●2級

以下の条件全てに該当する必要があります。

  1. 家庭動物管理士(販売士)3級の保持者
  2. 動物取扱業に関する実務経験を2年以上有する者


実務経験には過去の経歴も含めることが可能です。 ※
3級資格の有効期限を迎える場合は、2級の受験に際して、3級資格の更新申請が必要となります。


●3級

以下の条件のいずれかに該当する者が受検することができます。

  1. ペット動物販売店等で働いている者又は働くことを希望している者
  2. 飼養動物に関する学校その他の教育機関を卒業した者及び卒業見込みの者
  3. ペット動物などに関する資格を有している者


【資格を与えない者】
下記条件に該当しても以下の者には資格を与えられません。

  • (1) 「動物の愛護及び管理に関する法律」その他の動物関係法令に違反して罰金以上の刑もしくは行政処分に処せられた者
  • (2) 心身の故障により家庭動物管理士としての責務の遂行に支障があり、又はこれに耐えられないと認定委員会が認める者。
  • (3) 家庭動物管理士が役員を務める法人が、「動物の愛護及び管理に関する法律」その他の動物関係法令に違反して罰金以上の刑もしくは行政処分に処せられた場合
  • (4) 家庭動物管理士が動物取扱責任者を務める事業所が、「動物の愛護及び管理に関する法律」その他の動物関係法令に違反して罰金以上の刑もしくは行政処分に処せられた場合

【資格の取消し】
また、以下に該当する場合は、資格が取り消されます。

  • (1) 虚偽又は不正の事実に基づいて、資格を得た者
  • (2) 家庭動物管理士としての品位を著しく損なう行為をしたと認定委員会が認める者
  • (3) 資格の有効期限を過ぎても、更新登録を行わない者
  • (4) 上記【資格を与えない者】に該当する者。


試験内容

●2級(三肢択一式/マークシート方式:50問/60分)

□動物取扱業の社会的責任と役割

@動物取扱業の社会的責任、A動物愛護の推進、B消費者対応

□動物関係法令

@動物の愛護及び管理に関する法律、
A人と動物の安全と衛生に関係する法令、B野生動物の保護に関係する法令、
C動物の売買・飼育に関係する法令、D動物の愛護管理に関する条例

□犬と猫の飼養管理

@適正飼養・管理のための行動学、A犬と猫の栄養学、
B終生飼養と虐待防止、C高齢動物の飼養管理、D幼齢動物の飼養管理、
E犬猫の遺伝性疾患、Fブリーダーの責任

□動物の展示と周辺生活環境の保全

@動物の展示、A周辺生活環境の保全

□家庭動物(犬猫以外)に関する知識

@哺乳類(犬猫以外)に関する知識、A鳥類に関する知識、
B爬虫類に関する知識、
C家庭動物(犬猫以外)に関係する人と動物の共通感染症


●3級(三肢択一式/マークシート方式:30問/60分)

□動物取扱業者の職業倫理(5問)
  • ① 動物取扱業の社会的役割と責任
  • ② 動物の愛護のための法律知識
  • ③ 諸外国の動物愛護の法と精神
□動物販売に必要な基礎知識と技術(10問)
  • ① トラブル予防と発生時の対応に関する基礎知識
  • ② 接客の基本と説明の技術
□動物に関する基礎知識と管理方法(5問)
  • ① 動物に関する基礎知識
  • ② 適正飼養・管理のための行動学
  • ③ 命ある動物の適切な展示方法
  • ④ 展示施設の衛生管理
□動物の健康管理(5問)
  • ① 犬と猫の病気に関する知識
  • ② 人と動物の共通感染症を正しく理解するために
  • ③ ペットフード・犬猫関連用品・ペット保険の基礎知識
□動物の適正な繁殖方法(5問)
  • ① 犬と猫の繁殖
  • ② 血統証明書の意義と見方

合格基準

各級とも、7割以上の正答率で合格となります。


願書申込み受付期間

詳しくは実施団体ホームページをご覧下さい。


試験日程

  • ① 11月上旬頃
  • ② 2月上旬頃

受験地

●2級

北海道、東京、愛知、静岡、大阪、福岡


●3級

札幌、宮城、埼玉、東京、石川、浜松、名古屋、大阪、岡山、福岡、鹿児島、沖縄

試験日により開催地が違います。詳しくは実施団体ホームページをご覧下さい。


受験料(税込み)

●2級

10,000円(登録料15,000別途必要/有効期限5年間)


●3級

10,000円(登録料10,000別途必要/有効期限2年間)


合格発表日

詳しくは実施団体ホームページをご覧下さい。


認定登録の有効期間は2級が5年間、3級が2年間となります(資格を取得した日〜翌々年の3月31日)。
資格取得者は2年ごとに更新登録が必要です。

○更新料

●2級・・・・15,000円(5年間)
●3級・・・・10,000円(2年間)


合格後の更新について

家庭動物管理士の有効期間は2級が5年、3級が2年間です。
2級を更新するためには、有効期限の6ヶ月前に送付される申請書類に従って、更新料(15,000円)を納付する必要があります。
3級を更新するためには、有効期限の6ヶ月前に送付される申請書類に従って、更新料(10,000円)を納付する必要があります。
3級の有資格者が2級に合格し、2級に引き継ぐことで、有効期間が5年間になります。

期限内に更新を行わなかった場合は、資格が失効します。


受験申込・問合せ

一般社団法人 全国ペット協会 03-6206-9684(平日9:30〜18:00)
問合せフォーム


ホームページ

一般社団法人 全国ペット協会


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