民間資格 産業カウンセラー

産業カウンセラーとは?

産業カウンセラーとは、企業従業員全員を対象にし、職場で人間関係やストレスに悩む方のカウンセリングとケアをおこなう心の専門家です。
  身体上の障害等に係る特別措置がある資格  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、
学科試験:72.5%
実技試験:59.3%
総合合格率:63.6%ほど。
就職は? 各企業の総務関係、医療・福祉、教育関連職など。将来性に対する不安などストレスが大きい現在、急激に需要が求められている資格です。
仕事内容は? メンタル・ヘルスなど心理学的手法を用いて、相談者の心理面を重視しつつ、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるように援助を行います。

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 資 格 概 要

受験資格

  1. 協会が行う産業カウンセリングの学識及び技能を修得するための講座を修了した者
    • (1) 大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻(課程)の修了者であって、A群からG群(※)までの科目において、1科目を2単位以内として10科目以上、20単位以上を取得していることを要する。ただし、D群からG群の科目による取得単位は6単位以内とする
    • (2) 社会人として週3日以上の職業経験を通算3年以上有し、大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻(課程)の修了者であって、第3条第4号に定めるA群からG群(※)までの科目において、1科目を2単位以内として4科目以上、8単位以上を取得していることを要する。ただし、D群からG群の科目による取得単位は2単位以内とする。本号に記載の職業経験とは、雇用形態を問わずすべての職業経験をいう。
  2. 4年制大学学部の卒業者(注2)であって、公認心理師法 別添「公認心理師法第7条第1号及び第2号に規定する公認心理師となるために必要な科目の確認について」の別表「大学における必要な科目」のうち、協会が指定する17科目(注3)について、所定の単位を取得した者。ただし、当該大学が公認心理師コースを開始した年度以降に履修した単位に限る。

※科目群は以下のとおりとする。

  • A群:産業カウンセリング、カウンセリング、臨床心理学、心理療法各論(精神分析・行動療法など)などの科目群
  • B群:カウンセリング演習 カウンセリング実習などの科目群
  • C群:人格心理学、心理アセスメント法などの科目群
  • D群:キャリア・カウンセリング、キャリア概論などの科目群
  • E群:産業心理学、産業・組織心理学、グループダイナミックス、人間関係論などの科目群
  • F群:労働法令の科目群
  • G群:精神医学、精神保健、精神衛生、心身医学、ストレス学、職場のメンタルヘルスなどの科目群

試験内容

●学科試験(マークシート:60問/150分)

□産業カウンセリング概論
  • ① 産業カウンセリングの発展
  • ② 産業カウンセラーの役割と活動
  • ③ 産業組織と人事労務管理
  • ④ 産業カウンセリングに関わる関係法令
□カウンセリングの原理および技法
  • ① カウンセリングの原理
  • ② カウンセリングの理論
  • ③ 傾聴の意義と技法
□パーソナリティ理論
  • ① パーソナリティ理論
  • ② 心理テストの利用
□職場のメンタルヘルス
  • ① 職場のメンタルヘルス
  • ② 精神医学概論
  • ③ 危機介入
□事例検討
  • ① 事例検討
  • ② 逐語記録作成と対話分析

●実技試験(ロールプレイング、口述試験/30分程度)

  • ① 産業カウンセラーとしての基本的態度
  • ② 技法の適切な活用
  • ③ 自己理解的側面
  • ④ 社会的貢献への姿勢及び認識


合格基準

●学科試験

満点中、概ね6割以上の得点で合格となります。


●実技試験

満点中、概ね6割以上の得点で合格となります。


免除(科目等)について

●学科試験

学科試験のみ合格した者は、翌年度及び翌々年度に限り、学科試験が免除。


●実技試験

  • 実技試験のみ合格者は、翌年度及び、翌々年度に限り、実技試験が免除。
  • 試験年度の産業カウンセラー養成講座または、前年度の養成通信講座を修了した者で、実技能力評価制度により面接実技能力が一定の基準に達していると試験委員会が判定した者は、実技試験免除の適用申請を行うことにより、実技試験が免除されます。

身体上の障害等に係る特別措置について

身体機能の障害(視覚、聴覚、肢体不自由等)や身体の状態(病弱や妊娠等)により、受験に際して配慮を希望する方は、別途、事前の申請が必要です。
定められた期間内(10月上旬〜11月中旬頃まで)に、【一般社団法人日本産業カウンセラー協会試験部配慮申請係】まで申請を行う必要があります。

※必要書類

  • 受験上の配慮申請書(その1)
  • 受験上の配慮申請書(その2)
  • 障害者手帳のコピー、または診断書(現在の状況及び受験の許可、その場合に必要な措置に関する医師の見解を具体的に記入したもの)

願書申込み受付期間

10月上旬〜11月下旬頃まで


試験日程

●学科試験

  • ① 1月中旬頃
  • ② 6月下旬頃

●実技試験

  • ① 1月下旬頃
  • ② 7月上旬頃

受験地

●学科試験

札幌、仙台、東京、横浜、高崎、静岡、名古屋、金沢、大阪、岡山、松山、福岡、沖縄


●実技試験

札幌、仙台、東京、高崎、名古屋、大阪、岡山、松山、福岡、沖縄


受験料(税込み)

●学科試験

11,000円


●実技試験

22,000円


合格発表日

  • ① 2月下旬頃
  • ② 8月下旬頃

合格後の更新について

資格登録及び、更新登録しなくても資格が失効することはありませんが、【産業カウンセラーの呼称を使用して活動】するためには登録し、更新する必要があります。また、登録者は、5年に1度更新する必要があります。(必要ポイント制)

●新規

登録料:7,000円
年会費:5,000円
その他につきましては、資格登録・入会の手続をご覧下さい。


●更新

更新料:3,000円/1回
年会費:10,000円


受験申込・問合せ

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 03-3438-4568


ホームページ

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会


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