民間資格 シニア産業カウンセラー

シニア産業カウンセラーとは?

シニア産業カウンセラーとは、産業カウンセラーよりも高度な知識を持ち、企業従業員全員を対象にし、職場で人間関係やストレスに悩む方のカウンセリングとケアをおこなう心の専門家です。
2017年度から新しいシニア産業カウンセラー試験を実施する予定です。現行のシニア産業カウンセラー試験は2018年度で終了となります。
  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★★☆☆(普通)。近年合格率は、
学科:69.4%
実技:66.5%
総合合格率:62.3%ほど。
就職は? 各企業の総務関係、医療・福祉、教育関連職など。将来性に対する不安などストレスが大きい現在、急激に需要が求められている資格です。
仕事内容は? メンタル・ヘルスなど心理学的手法を用いて、相談者の心理面を重視しつつ、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるように援助を行います。

 資格[PR]
関連書籍はこちら


 資 格 概 要

受験資格

  1. 産業カウンセラーの資格登録者であって、協会が指定する(新)シニア産業カウンセラー育成講座(以下「シニア育成講座」という)を修了した者(注1)。
  2. 産業カウンセラーの資格登録者であって、大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻の修了者で、次号に定めるA群からG群までの科目において、1科目を2単位以内として4科目以上、8単位以上を取得している者で、協会が指定するシニア育成講座を修了した者(注2)。ただし、D群からG群の科目による単位取得は2単位以内とする。

(注1)
当年度シニア産業カウンセラー育成講座から受講を開始した者は、様式1-1シニア産業カウンセラー育成講座修了確認表に記載された24科目216時間を修了すること。
前年度までの新シニア産業カウンセラー育成講座から受講を開始した者は、様式1-2新シニア産業カウンセラー育成講座修了確認表に記載された19科目(選択科目1科目を含む)を修了すること

(注2)
協会が指定するシニア育成講座は、「メンタルヘルス支援体制構築の実践的理解」「働きやすい職場づくりの実践的理解」の2科目。



科目群は以下のとおりです。

  • A群:産業カウンセリング、カウンセリング、臨床心理学、心理療法各論(精神分析・行動療法など)などの科目群
  • B群:カウンセリング演習 カウンセリング実習などの科目群
  • C群:人格心理学、心理アセスメント法などの科目群
  • D群:キャリア・カウンセリング、キャリア概論などの科目群
  • E群:産業心理学、産業・組織心理学、グループダイナミックス、人間関係論などの科目群
  • F群:労働法令の科目群
  • G群:精神医学、精神保健、精神衛生、心身医学、ストレス学、職場の職場のメンタルヘルスなどの科目群


受験資格審査料:2,200円


試験内容

旧シニアカウンセラーとは違い、学科試験はなく、提出した書類を元にした面接試験のみとなります。

●面接試験

  • ① 産業カウンセリングに関連する実践活動に関すること。
  • ② 提出したけーすのスーパービジョンに関すること。
  • 出願前に自身の行ったカウンセリングについて、「ケースの概要」を作成し、個人スーパービジョンを受けること
  • ③ シニア産業カウンセラーとしての人間性・論理性に関すること


願書申込み受付期間

12月中旬〜翌年1月上旬頃まで

出願前に【個人スーパービジョン】を受けることが必須となっています。
スーパービジョンを受ける際の留意点

  1. 自身の行ったカウンセリングについて、個人スーパービジョン(※1)を受けること
  2. カウンセリング(面接)は、ロールプレイやピアカウンセリングではないこと
  3. 産業カウンセリングとしてふさわしいカウンセリング(面接)内容であること
  4. 継続したカウンセリング(面接)であること(初回のみのカウンセリングは不可)
  5. 新シニア育成講座(逐語検討)で取り扱ったカウンセリングではないこと
  6. スーパービジョンを受けることについて、予めクライエントの了解を得ること
  7. 上記6について、誓約書の内容を確認の上、氏名欄に自署し、提出すること
  8. 「ケースの概要」を作成し、スーパービジョン時と出願時に提出すること(*2)

※1グループスーパービジョンは不可


スーパービジョンで取り扱う「自身の行ったカウンセリング(面接)」について、以下のことを守ること

  • (1) カウンセリング(面接)は、ロールプレイやピアカウンセリングではないこと。
  • (2) 産業カウンセラーとして行ったカウンセリング(面接)であること。
  • (3) 継続したカウンセリング(面接)であること。(初回のみのカウンセリングは不可)
  • (4) 新シニア産業カウンセラー育成講座(逐語検討)や他の講座や各種事例研究会等での検討や学会等での公開がなされていないカウンセリング(面接)であること。
  • (5) スーパービジョンを受けることについて、予めクライアントの了解を得ること。

試験日程

2月下旬頃の2日間のうち、いずれかの指定された日


受験地

千葉


受験料(税込み)


合格発表日

3月下旬頃


合格後の更新について

資格登録及び、更新登録しなくても資格が失効することはありませんが、【シニア産業カウンセラーの呼称を使用して活動】するためには登録し、更新する必要があります。また、登録者は、5年に1度更新する必要があります。(必要ポイント制)


受験申込・問合せ

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 03-3438-4568


ホームページ

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会


参考書・問題集

 資格[PR]
関連書籍はこちら


シニア産業カウンセラーに関連する資格

公認心理師  キャリアコンサルティング技能  産業カウンセラー  中小企業診断士