電気取扱者
電気取扱者とは?
電気取扱者とは、労働安全衛生法(労働安全衛生規則第36条で特別教育を必要とする業務)によって定められた安全に対する特別教育の一つで、電気取扱作業などの危険業務に従事する者に対し、事業者が教育を実施し、その講習を修了した者のこと。
その他情報
難易度は? | : | ★☆☆☆☆(やさしい)。 規定時間講習を受ければ100%修了となります。 |
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就職は? | : | この資格で、即就職というわけには行きません。就職を目指すにはこの資格を足がかりに、電気工事士、電気主任技術者、施工管理技士などの資格取得を目指しましょう。 | ||||||
仕事内容は? | : | 低電圧電気取扱者は、交流では600V以下、直流では750V以下の低電圧の充電電路の敷設、修理の業務又は区画された場所に設置する低圧の電路のうち、充電部分が露出している開閉器の操作業務(対地電圧が50V以下等を一部除外)をおこないます。 ■高電圧電気取扱者は、交流では600V以上7000V以下、直流では750V以上の高電圧の充電電路(支特物含む)の敷設、点検、修理、操作の業務をおこないます。 ■特別高電圧電気取扱者は、交流と直流が7000V以上の特別高電圧の充電電路(支特物含む)の敷設、点検、修理、操作の業務をおこないます。 |
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年収は? | : | 電気工事従事者の平均年収は550.9万円(賞与込)です。
(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
資 格 概 要
受講資格
18歳以上の者。
受講内容
●高圧・特別高圧電気取扱者安全衛生特別教育講習(2日間、計12時間)
□高圧又は特別高圧の電気に関する基礎知識(1時間30分)
- ① 高圧又は特別高圧の電気の危険性
- ② 接近限界距離
- ③ 短絡
- ④ 漏電
- ⑤ 接地
- ⑥ 静電誘導
- ⑦ 電気絶縁
□高圧又は特別高圧の電気設備に関する基礎知識(2時間)
- ① 発電設備
- ② 送電設備
- ③ 配電設備
- ④ 変電設備
- ⑤ 受電設備
- ⑥ 電気使用設備
- ⑦ 保守及び点検
□高圧又は特別高圧用の安全作業用具に関する基礎知識(1時間30分)
- ① 絶縁用保護具
- ② 絶縁用防具
- ③ 活線作業用器具
- ④ 活線作業用装置
- ⑤ 検電器
- ⑥ 短絡接地器具
- ⑦ その他の安全作業用具管理
□高圧又は特別高圧活線作業及び活線近接作業の方法(5時間)
- ① 充電電路の保護
- ② 作業者の絶縁保護
- ③ 活線作業用器具及び活線作業用装置の取扱い
- ④ 安全距離の確保
- ⑤ 停電電路に対する措置
- ⑥ 開閉装置の操作
- ⑦ 作業管理
- ⑧ 救急処置
- ⑨ 災害防止
□関係法令(1時間)
- ① 法令及び安全衛生規則中の関係条項
□実技(1時間)
- ① 高圧又は特別高圧の活線作業及び活線近接作業の方法
●低圧電気取扱特別教育講習(2日間、計14時間)
□低圧の電気に関する基礎知識(1時間)
□低圧の電気設備に関する基礎知識(2時間)
□低圧用の安全作業用具に関する基礎知識(1時間)
□低圧の活線作業及び活線近接作業の方法(2時間)
□関係法令(1時間)
□実技(7時間以上)
- ① 低圧の活線作業及び活線近接作業の方法
願書申込み受付期間
実施団体により異なります。詳しくは講習実施団体までお問い合わせ下さい。
受講日程
実施団体により異なります。詳しくは講習実施団体までお問い合わせ下さい。
受講地
全国各地
受講料
●高圧・特別高圧電気取扱者安全衛生特別教育講習
9,300円〜20.400円位
●低圧電気取扱特別教育講習
9,000円〜21,000円位
合格発表日
講習により取得できます。
受講申込・問合せ
- 公益社団法人東京労働基準協会連合会 03-5678-5556
- 関東電気保安協会 技術・普及部 03-3988-2322(代)