電気通信工事施工管理技士
電気通信工事施工管理技士とは?
電気通信工事施工管理技士とは、電気通信工事の施工に当たり必要な施工技術・知識を問う新たな資格。技術検定の種目追加は電気工事以来、約30年ぶりとなります。
2級については、「一次試験」が2017年度から年2回の実施となりました。
また、令和3年度以降の第一次検定合格者へは、国家資格として『施工管理技士補』の称号が付与されます。
その他情報
難易度は? | : | ★★★☆☆(普通)。 近年合格率は、 1級一次:54.5%、二次:37.4% 2級一次:59.3%、二次:35.6%ほど。
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勉強方法は? | : | AI・DD総合種や、電気工事施工管理技士の勉強をするのが早道の様な感じでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
就職は? | : | 電気通信の監理技術者数減少に逆らい、工事は増加傾向に有り、監理技術者不足が懸念されるため、この資格を取る価値は十分にあり、この資格を取得することで、就職も楽になると思われます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | ネットワーク・通信インフラ構築、保守、運用、設計、施工、施工管理業務、電気工事管理などを行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
年収は? | : | 電気工事従事者の平均年収は550.9万円(賞与込)です。
(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
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資 格 概 要
受験資格
令和6年度試験から受験資格が変更となります。
また、令和10年までは経過措置として(旧)受験資格との選択が可能です。
●一級
※下記は新受験資格となり、令和6年度から適用されます。
□第一次
19歳以上(受検年度末時点)
□第二次
- 1級第一次検定合格後、
- 実務経験5年以上
- 特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
- 監理技術者補佐としての実務経験1年以上
- 2級第二次検定合格後、
- 実務経験5年以上(1級第一次検定合格者に限る)
- 特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上(1級第一次検定合格者に限る)
※下記は旧受験資格となり、令和10年度までの経過措置となります。
□第一次
- 大学で指定学科卒業後、実務経験3年以上(指定学科以外は4年6月以上)
- 短大、高専指定学科卒業後、実務経験5年以上(指定学科以外は7年6月以上)
- 高校卒業者で、2級合格者、実務経験5年以上
- 実務経験15年以上 など。
□第二次
- 大学で指定学科卒業後、実務経験3年以上(指定学科以外は4年6月以上)
- 短大、高専指定学科卒業後、実務経験5年以上(指定学科以外は7年6月以上)
- 高校卒業者で、2級合格者、実務経験5年以上
- 2級合格者、実務経験5年以上
- 実務経験15年以上 など。
●二級
※下記は新受験資格となり、令和6年度から適用されます。。
□第一次
17歳以上(受検年度末時点)
□第二次
- 2級第一次検定合格後、
- 実務経験3年以上(建設機械種目については2年以上)
- 1級第一次検定合格後、
- 実務経験1年以上
※下記は旧受験資格となり、令和10年度までの経過措置となります。
- 大学で指定学科卒業後、実務経験1年以上(指定学科以外は1年6月以上)
- 短大、高専指定学科卒業後、実務経験2年以上(指定学科以外は3年以上)
- 高校卒業者で、実務経験3年以上(指定学科以外は4年6月以上)
- 実務経験8年以上 など。
試験内容
●1級
□一次試験
- ① 電気通信工学等
- 電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学及び建築学に関する 一般的な知識を有すること。
- 有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備等(以下「電気通信設備」という。)に関する一般的な知識を有すること。
- 設計図書に関する一般的な知識を有すること。
- ② 施工管理法
- 電気通信工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること。
- ③ 法規
- 建設工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識を有すること。
□二次試験
- ④ 施工管理法
- 設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる高度の応用能力を有すること。
●2級
□一次試験
- ① 電気通信工学等
- 電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学及び建築学に関する概略の知識を有すること。
- 電気通信設備に関する概略の知識を有すること。
- 設計図書に関する正確に読み取るための知識を有すること。
- ② 施工管理法
- 電気通信工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する概略の知識を有すること。
- ③ 法規
- 建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること。
□二次試験
- ④ 施工管理法
- 設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる一応の応用能力を有すること。
合格基準
●1級
一次試験
満点中、全体の得点が60%以上、かつ検定科目(施工管理法(応用能力))の得点が40%以上で合格となります。
二次試験
満点中、60%以上の得点率で、合格となります。
●2級
一次試験
満点中、60%以上の得点率で、合格となります。
二次試験
満点中、60%以上の得点率で、合格となります。
免除(科目等)について
●1級
以下に該当する方は、申請により一次試験が免除になります。
- 前年度1級電気通信工事施工管理技術検定・一次試験の合格者。
- 技術士法(昭和58年法律第25号)による第二次試験のうち技術部門を電気電子部門又は総合技術監理部門(選択科目を電気電子部門に係るものとするものに限る。)に合格した者で1級電気通信工事施工管理技術検定・一次試験の受検資格を有する者
●2級
以下に該当する方は、申請により一次試験が免除になります。
- 前年度2級電気通信工事施工管理技術検定・一次試験の合格者。
- 技術士法(昭和58年法律第25号)による第二次試験のうち技術分門を電気電子部門又は総合技術監理部門(選択科目を電気電子部門に係るものとするものに限る。)に合格した者で、2級電気通信工事施工管理技術検定 一次・二次試験の受検資格を有する者
願書申込み受付期間
●1級
5月上旬〜下旬頃まで
●2級
□一次試験のみ
3月上旬〜中旬頃まで
□第一次検定・第二次検定、第一次検定(後期)、第二次検定
7月中旬〜下旬頃まで
試験日程
●1級
□一次試験・・・・9月上旬頃
□二次試験・・・・12月上旬頃
●2級
□一次試験のみ
6月上旬頃
□第一次検定・第二次検定、第一次検定(後期)、第二次検定
11月中旬頃
受験地
●1級
□一次試験
札幌、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、熊本、那覇
□二次試験
札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇
●2級
□一次試験
札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇
□第一次検定・第二次検定、第一次検定(後期)、第二次検定
札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇
受験料(税込み)
●1級
□一次試験・・・・13,000円
□二次試験・・・・13,000円
●2級
□一次・二次試験・・・・13,000円
□一次試験のみ、二次試験のみ・・・・各6,500円
合格発表日
●1級
□一次試験・・・・10月上旬頃
□二次試験・・・・翌年3月上旬頃
●2級
□第一次検定・第二次検定(受検者の内、第一次検定)、第一次検定(後期)
翌年1月中旬頃
□第一次検定・第二次検定(受検者の内、第二次検定)、第二次検定
翌年3月上旬頃
受験申込・問合せ
一般財団法人 全国建設研修センター 試験業務局電気通信工事試験部電気通信工事試験課
042-300-0205(代)
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