移動式クレーン運転士
移動式クレーン運転士とは?
移動式クレーン運転士とは、つり上げ荷重が5トン以上の移動式クレーン(トラック、ラフテレーン、区ローラ)を運転するための技能を認定する国家資格です。
その他情報
難易度は? | : | ★☆☆☆☆(やさしい)。 近年合格率は、学科:63.0%、実技:67.0%ほど。
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就職は? | : | 建設業界で需要が高い資格です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | クレーンを操作して、モノをつり、所定の位置に動かします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
年収は? | : | クレーン・ウインチ運転従事者の平均年収は578.0万円(賞与込)です。
(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
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資 格 概 要
受験資格
不要。ただし、本人確認証明書の添付が必要です。
また、18歳以上になるまでは免許証は交付されません。
試験内容
●学科(5肢択一:40〜50題/2時間30分、科目免除者は2時間)
- ① 移動式クレーンに関する知識(10問)
- 種類及び型式
- 主要構造部分
- つり上げ、起伏、旋回等の作動をする装置
- 安全装置
- ブレーキ機能
- 取扱い方法
- ② 原動機及び電気に関する知識(10問)
- 内燃機関
- 蒸気機関
- 油圧駆動装置
- 感電による危険性
- ③ 移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識(10問)
- 力(合成、分解、つり合い及びモーメント)
- 重心
- 重量
- 速度及び加速度
- 荷重
- 応力
- 材料の強さ
- ワイヤロープ、フツク及びつり具の強さ
- ワイヤロープの掛け方と荷重との関係
- ④ 関係法令(10問)
- 労働安全衛生法
- 労働安全衛生法施行令、安衛則及びクレーン則中の関係条項
●実技
- ① 移動式クレーンの運転
- 重量を確認し、荷をつり上げ、定められた経路により運搬し、定められた位置に卸すこと。
- ② 移動式クレーンの運転のための合図
- 荷をつり上げ、運搬し、又は卸すことについて、手、小旗等を用いて合図を行うこと。
合格基準
●学科
以下の全ての条件を満たすことで合格となります。
@総得点が、満点中60%以上の得点率
A各科目が、満点中40%以上の得点率
●実技
減点の合計が40点以下で合格となります。
免除(科目等)について
- クレーン・デリック(クレーン限定、床上運転式クレーン限定を含む。)、旧クレーン(床上運転式限定を含む。)、旧デリック又は揚貨装置運転士免許を有する者は、学科(B力学に関する知識)と実技(A運転のための合図)が免除
- 移動式クレーン運転実技教習を修了した者で、その修了した日から起算して1年以内のものは、実技全てが免除
- 鉱山においてつり上げ荷重が5トン以上の移動式クレーンの運転の業務に1ヵ月以上従事した経験を有する者【注1】は、実技全てが免除
- 移動式クレーンの学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のものは、学科全てが免除
- 床上操作式クレーン運転技能講習を修了した者は、実技(A運転のための合図)が免除
- 小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者は、実技(A運転のための合図)が免除
- 玉掛け技能講習を修了した者は、実技(A運転のための合図)が免除
【注1】
「経験を有する者」には、その作業に必要な技能を有することを証する、鉱山保安監督局長(又は鉱山保安監督部長)による有資格者証明書又は鉱山の事業者による技能資格証等が交付されていること。
身体上の障害等に係る特別措置について
障害のある方で特別措置を希望される場合は、申請前に安全衛生技術センターに相談して下さい。
願書申込み受付期間
地域により異なりますので、詳しくはHPをご覧下さい。
試験日程
2ヶ月に1回程度
受験地
管轄住所のセンターで受験。
受験料
●学科・・・・8,800円
●実技・・・・14,000円
合格発表日
実施先までお問い合わせ下さい。
受験申込・問合せ
- 公益財団法人 安全衛生技術試験本部 03-5275-1088
- 北海道安全衛生技術センター 0123-34-1171
- 東北安全衛生技術センター 0223-23-3181
- 関東安全衛生技術センター 0436-75-1141
- 中部安全衛生技術センター 0562-33-1161
- 近畿安全衛生技術センター 079-438-8481
- 中国四国安全衛生技術センター084-954-4661
- 九州安全衛生技術センター0942-43-3381
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