火薬類製造保安責任者
火薬類製造保安責任者とは?
火薬類製造保安責任者とは、火薬類による災害防止のため専門の知識・技術
火薬類の製造および取扱いを責任を持って作業の保安を行う、火薬のスペシャリストです。
その他情報
難易度は? | : | 甲種、乙種:★★☆☆☆(普通)。 丙種:★★☆☆☆(やや易しい)。 例年180名ほどが受検し、 合格率は、甲種:30% 乙種:18% 丙種:63%ほど。 火薬類取締法に基づく製造保安責任者、その代理者又は副保安責任者の選任資格が得られ、その職務に就くことができます。 また、火薬類製造保安責任者に合格すると申請により、火薬類取扱保安責任者を無試験で取得することができます。 |
就職は? | : | 火薬類取扱事業者。火薬類取扱作業者は、火薬庫群ごとあるいは消費場所ごとに必ず保安責任者をならないと明記されている特殊資格であるため、有資格者は優遇されることが多いです。 |
仕事内容は? | : | 危険度の高い火薬類の製造に関して施設又は製造方法安全性の確保を最優先として取扱いの指揮・監督、消費量のチェックを行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
制限なし
試験内容
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者
□1日目(1科目/1時間30分)
- ① 火薬類取締に関する法令
- ② 火薬類製造工場保安管理技術
- ③ 火薬類製造方法
□2日目(1科目/1時間30分)
- ④ 火薬類性能試験方法
- ⑤ 火薬類製造工場に必要な機械工学及び電気工学大要
- ⑥ 一般教養
●丙種火薬類製造保安責任者
- ① 火薬類取締に関する法令
- ② 信号・焔管、信号火せん又は煙火(原料用 火薬類及び爆薬を含む。 )製造工場保安管理技術
- ③ 信号・焔管、信号火せん又は煙火(原料用火薬類及び爆薬を含む。)製造方法
- ④ 火薬類性能試験方法
- ⑤ 一般教養科目
合格基準
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者
各課目とも60点以上で合格となります。(ただし一般教養科目は50点以上)
●丙種火薬類製造保安責任者
一般教養科目は50点以上、その他の科目は60点以上で合格となります。
免除(科目等)について
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者
- 火薬学に関し工学博士の学位を有する者は、B〜Eが免除。
- 学校教育法及び旧大学令による大学の工業化学に関する学科において火薬学を専修して卒業した者は、B〜Eが免除。
- 前号以外の者で、学校教育法及び旧大学令による学科を専修して卒業した者(工業化学に関する学科を専修して卒業した者とは、物理化学、有機化学、無機化学、分折化学、化学工学の5科目すべてを履修した者を言う。)は、DとEが免除。
- 旧専門学校令による専門学校の工業化学に関する学科において火薬学を専修して卒業した者は、B〜Eが免除。
- 学校教育法による高等学校、高等専門学校もしくは専修学校(専門課程に限る)、旧専門学校令による専門学校又は経済産業大臣がこれらと同等以上と認めて指定した学校の工業化学に関する学科を専修して卒業した者は、DとEが免除。
- 第3号及び第5号に掲げる学校を卒業し、機械工学及び電気工学を修得した者は、DとEが免除。
- 第3号及び第5号に掲げる学校を卒業した者は、Eが免除。
●丙種火薬類製造保安責任者
- 火薬学に関し工学博士の学位を有する者は、A〜Dが免除。
- 学校教育法及び旧大学令による大学の工業化学に関する学科において火薬学を専修して卒業した者は、A〜Dが免除。
- 前号以外の者で、学校教育法及び旧大学令による大学の工業化学に関する学科を専修して卒業した者は、D一般教養科目が免除。
- 旧専門学校令による専門学校の工業化学に関する学科において火薬学を専修して卒業した者は、A〜Dが免除。
- 学校教育法による高等学校、高等専門学校もしくは専修学校、 旧専門学校令による専門学校又は経済産業大臣がこれらと同等以上と認めて指定した学校の 工業化学に関する学科を専修して卒業した者は、D一般教養科目が免除。
- 第3号及び第5号に掲げる学校を卒業し、機械工学及び電気工学を修得した者は、D一般教養科目が免除。
- 第3号及び第5号に掲げる学校を卒業した者は、D一般教養科目が免除。
願書申込み受付期間
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者
8月下旬頃の7日間ほど
●丙種火薬類製造保安責任者
6月下旬頃の10日間ほど
試験日程
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者・・・・11月上旬頃の2日間
●丙種火薬類製造保安責任者・・・・9月上旬頃
受験地
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者・・・・東京
●丙種火薬類製造保安責任者・・・・各都道府県
受験料
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者・・・・25,900円
●丙種火薬類製造保安責任者・・・・18,000円
合格発表日
●甲種・乙種火薬類製造保安責任者・・・・12月下旬頃
●丙種火薬類製造保安責任者・・・・10月下旬頃
合格後の更新について
甲種または乙種火薬類取扱保安責任者の免状または発破技士の免許は一度取得すれば終身有効ですが、手帳は2年に一回ごとの更新講習を受講する必要があります。更新講習を受講しなかった場合は手帳は失効するため実務に従事できません。 ただし、前述の通り保安責任者免状・発破技士免許は終身有効であるため、手帳が失効しても再取得のための講習を受講すれば再び手帳を取得することが可能です。
受験申込・問合せ
公益社団法人 全国火薬類保安協会 03-3553-8762
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