消防設備士
消防設備士とは?
消防設備士とは、劇場、デパート、ホテルの屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備、避難はしごなど消防用設備の工事及び整備を行う技術者です。また、一度施工すれば恒常的に仕事の依頼を受けやすいので、独立しても長期にわたり安定した収入が望めます。
その他情報
難易度は? | : | 甲種:★★★☆☆(普通)。 乙種:★★☆☆☆(やや易しい)。 近年合格率は、 甲種特類:29.0% 甲種1類:23.7% 甲種2類:28.4% 甲種3類:30.5% 甲種4類:34.4% 甲種5類:35.1% 乙種1類:28.4% 乙種2類:34.3% 乙種3類:28.9% 乙種4類:32.8% 乙種5類:36.6% 乙種6類:38.8% 乙種7類:59.5%ほど。
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就職は? | : | 設備業やビル管理業など。受験者のなかには、この企業に勤める人も多い。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 個々の防災機器を最適に組み上げる施工管理、点検作業、問合せやトラブル対応などを行います。 |
資 格 概 要
受験資格
●甲種特類
- 甲種第1類から第3類までのいずれか一つ、甲種第4類及び甲種第5類の3種類以上の免状の交付を受けていること。
●甲種
- 大学、短大、専門、高校で、機械・電気・建築・土木、工業化学に関する学科を修了し卒業した者。
- 乙種消防設備士として、2年以上の実務経験者
- 建築、技術、電気工事、管工事各士・配管技能士・給水装置責任技術者等の有資格者。など
●乙種・・・・制限なし
※受験区分
●甲種
第1類・・・・屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備
第2類・・・・泡消火設備
第3類・・・・二酸化炭素消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
第4類・・・・自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関通報火災報知設備
第5類・・・・金属製避難はしご、救助袋、緩降機
特類・・・・特殊消防用設備等
●乙種
第1類・・・・屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備
第2類・・・・泡消火設備
第3類・・・・二酸化炭素消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
第4類・・・・自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関通報火災報知設備
第5類・・・・金属製避難はしご、救助袋、緩降機
第6類・・・・消火器(乙種のみ)
第7類・・・・漏電火災報知機(乙種のみ)
試験内容
●甲種特類(四肢択一式/2時間45分)
□筆記試験
- ① 工事設備対象設備等の構造・機能・工事・設備(15問)
- ② 火災及び防火(15問)
- ③ 消防関係法令(15問)
●甲種 第1類〜第5類(四肢択一式/3時間15分)
□筆記試験
- ① 消防関係法令(15問)
- ② 基礎的知識(10問)
- ③ 消防用設備等の構造・機能・工事・整備(20問)
□実技試験(5問)
- ① 写真・イラスト・図面による製図
- ② 鑑別
●乙種 第1類〜第7類
□筆記試験(四肢択一式/1時間45分)
- ① 消防関係法令(10問)
- ② 基礎的知識(5問)
- ③ 構造・機能・整備(15問)
□実技試験(5問)
- ① 写真・イラスト・図面による製図
- ② 鑑別
※
消防設備士、電気工事士、電気主任技術者、技術士等の資格を有する方は、申請により試験科目の一部が免除になります。(資格を証明する書類が必要になります。)
なお、甲種特類試験には、科目免除はありません。
合格基準
●甲種特類
- 各科目毎に40%以上で、全体の出題数の60%以上の得点率で合格となります。
●甲種特類以外
以下の双方を満たした者が合格となります。
- 筆記試験:各科目毎に40%以上で、全体の出題数の60%以上の得点率。
- 実技試験:60%以上の得点率。
試験の一部免除がある場合は、免除を受けた以外の問題で上記の成績を修めた方を合格とします。
免除(科目等)について
消防設備士、電気工事士、電気主任技術者、技術士等の資格を有する方は、申請により以下の通り、試験科目の一部が免除になります。
ただし、甲種特類試験には、科目免除はありません。
- 消防設備士は所有する免状の種類及び受験する種類により、免除があります。詳しくはこちらをご覧下さい。
- 電気工事士(免状所持者)は、筆記試験のうち、「基礎的知識 」及び「構造・機能及び工事・整備」のそれぞれの科目中における「電気に関する部分」が免除になります。
- 電気主任技術者は、筆記試験のうち、「基礎的知識 」及び「構造・機能及び工事・整備」のそれぞれの科目中における「電気に関する部分」が免除になります。
- 技術士は、技術の部門に応じて、試験の指定区分の類について、筆記試験のうち、「基礎的知識」と「構造・機能及び工事・整備」が免除になります。
- 日本消防検定協会又は指定検定機関の職員で、型式認証の試験の実施業務に2年以上従事した者は、筆記試験のうち、「基礎的知識」と「構造・機能及び工事・整備」が免除になります。
- 5年以上消防団員として勤務し、かつ、消防学校の教育訓練のうち専科教育の機関科を修了した者は、乙種第5種、乙種第6類を受験する場合において、実技試験のすべてと筆記試験のうち「基礎的知識」が免除になります。
身体上の障害等に係る特別措置について
身体に障がいのある方で、試験当日に車いすを使用するなど受験に際して希望のある方は、受験願書の表面上部右側の余白に赤字でその旨記入し、提出して下さい。
願書申込み受付期間
地域により異なりますので、実施先までお問い合わせ下さい。
試験日程
地域により異なりますので、実施先までお問い合わせ下さい。
受験地
各都道府県
受験料
●甲種・・・・5,700円
●乙種・・・・3,800円
合格発表日
実施先までお問い合わせ下さい。
合格後の更新について
資格の有資格者は、業務の有無に関係なく区分ごとの免状を受けた日から2年以内、その後は5年以内に1度、消防設備士の講習へ参加義務が有ります。参加を怠った場合は得点20点中から半年に5点ずつ減点されていきます。ただし、講習の未受講だけの原点では免状の取り消しを受けることはありません。
受験申込・問合せ
一般財団法人 消防試験研究センター・中央試験センター 03-3460-7799
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