公的資格 救命講習

救命講習とは?

救命講習とは、大切な人や家族、その他急病人の命を守る知識とスキル習得を目的に、心肺蘇生やAEDの使い方、けがの手当など、応急手当を習得を目的とした資格です。 緊急時の応急処置として役立てることができます。
救命講習は、3年毎に再講習を受講する必要があります。
  更新が必要な資格  講習プラス試験で取れる資格

その他情報

難易度は? ★☆☆☆☆(やさしい)。
講習修了と、実技試験、筆記試験で取得できます。
就職は? この資格で就職することはできませんが、急病や非常時には非常に役立つ資格ですので、是非取得しておきたい資格です。
普通救命講習Tは一般向け
普通救命講習Uは救命処置を行う可能性が高い人(医務室など)向け
普通救命講習Vは一般よりも児童が集まる場所(学校、保育園、幼稚園など)において救命措置を行う可能性が高い人向け
なので、自分の環境に近い資格を取得しておいた方が良いでしょう。

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 資 格 概 要

受講資格

●応急手当WEB講習(e-ラーニング講習)

制限無しですが、自宅のパソコン、タブレットPC、スマートホンなどが使えるインターネット環境が必要になります。


●救命入門コース

制限無しですが、概ね10歳以上推奨となります。


●実技救命講習

事前に「救命入門コース」か「e-ラーニング講習」の受講が必要です。
「e-ラーニング」修了後、概ね3ヶ月以内を目安となります。
「救命入門コース」受講後、概ね12ヶ月以内。


●普通救命講習T〜V、上級救命講習

特にありませんが、概ね15歳以上推奨となります。


受講内容

●e-ラーニング講習(60分)※1

救命講習を受講する前にインターネットで、座学部分(1時間)を受講します。
普通救命講習を申し込む際にe-ラーニング講習を受講することを申告する必要があります。

  • ① 心肺蘇生法とAED(60分)

●救命入門コース(90分)※2

  • ② 心肺蘇生法(主に成人を対象)、自動体外式除細動器(AED)の使用方法(90分)

●実技救命講習(2時間)※3

事前に「救命入門コース」か「e-ラーニング講習」の受講が必要です。

  • ① 心肺蘇生法とAEDの取扱い方法(実技中心/120分)


※1e-ラーニング講習もしくは、※2救命入門コースとあわせて
※3実技救命講習を終了することで、【普通救命講習T】を修了したと認定されます。


●普通救命講習T(3時間)

成人に対しての心肺蘇生法、AEDの取扱い方法、異物除去要領、止血法について学ぶ講習です。(赤十字救急法基礎講習と同等)

  • ① 主に成人を対象とした心肺蘇生法
  • ② 自動体外式除細動器(AED)の使用方法
  • ③ 大出血時の止血法
  • ④ 気道異物除去法

●普通救命講習U(4時間)

普通救命講習1のカリキュラムに、筆記・実技の効果測定がある講習です。

  • ① 心肺蘇生法(主に成人を対象)
  • ② 自動体外式除細動器(AED)の使用方法
  • ③ 大出血時の止血法
  • ④ 気道異物除去法
  • ⑤ 実技試験
  • ⑥ 筆記試験

●普通救命講習V(3時間)

小児に対しての心肺蘇生法、AEDの取扱い方法、異物除去要領、止血法について学ぶ講習。主に小児、乳児、新生児を対象とした講習です。

  • ① 心肺蘇生法(主に小児・乳児・新生児を対象)
  • ② 自動体外式除細動器(AED)の使用方法
  • ③ 大出血時の止血法
  • ④ 気道異物除去法

●上級救命講習(8時間)

普通救命講習の内容に加え小児・乳児の心肺蘇生法、外傷の手当て、保温法、体位管理法、搬送法の講習です。

  • ① 心肺蘇生法(主に小児・乳児・新生児を対象)
  • ② 自動体外式除細動器(AED)の使用方法
  • ③ 大出血時の止血法
  • ④ 気道異物除去法
  • ⑤ 小児・乳児の心肺蘇生法
  • ⑥ 外傷時の手当
  • ⑦ 保温法
  • ⑧ 体位管理法
  • ⑨ 搬送法
  • ⑩ 実技試験
  • ⑪ 筆記試験

●救急訓練(1〜2時間)※

団体のみ(定員原則10人以上)で受講できる講習です。

  • ① AEDを使用した心肺蘇生法の訓練
  • ② 止血法
  • ③ 三角巾法
  • ④ 気道異物除去法
  • ⑤ 搬送法

合格基準

●e-ラーニング講習
●普通救命講習U
●上級救命講習

受講修了と合わせて、実技テストや修了テストで80%以上の得点で合格となり、資格をで取得できます。


●救命入門コース
●普通救命講習T、V
●救急訓練

受講修了で取得できます。


免除(科目等)について

●普通救命講習T〜Vおよび上級救命講習

応急手当WEB講習(e-ラーニング)を受講することで、各救命講習の時間を1時間短縮して受講することができます。
・普通救命講習 3時間→2時間
・上級救命講習 8時間→7時間

印刷や画面メモ等に保存し救命講習当日に提示する必要があります。


願書申込み受付期間

おおよそ開催日1ヶ月前まで
詳しくは各都道府県消防本部などの講習実施団体までお問い合わせ下さい。


受講日程

各都道府県により実施回数が違いますが、おおよそ年2回〜10回程度実施されています。


受講地

全国各地の消防本部、消防署、防災センターなど


受講料(税込み)

無料(テキスト代込みで、〜10,000円程度かかる自治体もあります。)


合格発表日

当日。
救命講習名簿に登録後、認定証が交付されます。


合格後の更新について

普通救命講習T〜V、上級救命講習の有効期間は3年間です。
更新するためには、普通救命講習は救命講習再講習(2時間20分)。上級救命講習は上級救命再講習(3時間)を受講する必要があります。
更新手続きを行わない場合は失効となります。


受講申込・問合せ

各都道府県 消防本部、消防署、防災センターなど


ホームページ

各都道府県 消防本部、消防署、防災センターなど


参考書・問題集

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救命講習に関連する資格

救急法救急員・水上救助員  応急手当指導員  応急手当普及員