民間資格 3R・低炭素社会検定試験

3R・低炭素社会検定試験とは?

3R・低炭素社会検定試験とは、重要な2つのテーマである、ごみ・循環型社会に関する「3R(Reuse、Reduce、Recycle)」の知識や、地球温暖化に関する低炭素社会の環境理念に関する知識をもった人(リーダー)の動きとつながりを作るための検定です。検定は、「3R部門」と「低炭素社会部門」の2つがあります。
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その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、
3R部門:80.8%(合格者中、ゴールドリーダー:5.9%、リーダー:94.0%)
低炭素社会部門:80.7%(合格者中、ゴールドリーダー:2.6%、リーダー:97.3%)ほど。
過去問と比較して似た問題が出題されることが多いため、過去問を多く解き、分からない部分はテキストで確認することの繰り返しで合格に近づきます。
就職は? この資格で就職はできませんが、リサイクルショップ、リサイクル事業者、環境ビジネス業などで働いている方は、知識の再確認としても有用な資格です。個人でもこの資格の勉強を通して、普段の生活における「環境に対する配慮」の知識を得ることができます。

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 資 格 概 要

受験資格

制限無し


試験内容

●3R部門(4肢択一:68問/105分)

□持続可能な社会とは
  • ① 持続可能な社会
  • ② 3R行動と気候変動対策
  • ③ 環境基本法及び計画、地域での展開
  • ④ SDGs(持続可能な開発目標)
□公害と環境問題
  • ① 環境問題
  • ② 人類と自然の関係の歴史
  • ③ 大気汚染
  • ④ 水質汚濁・汚染
  • ⑤ オゾン層破壊
  • ⑥ 気候変動・地球温暖化問題
  • ⑦ 資源・エネルギーの逼迫
  • ⑧ 都市と環境
  • ⑨ 化学物質
  • ⑩ 海洋汚染とプラスチック
□生物多様性と自然共生
  • ① 生物多様性
  • ② 自然破壊と絶滅
  • ③ 里地里山の環境
  • ④ 海洋・水辺の環境
  • ⑤ 農畜産業
  • ⑥ 水産業
  • ⑦ 森林資源利用
  • ⑧ 生物多様性の保全策
□持続可能な暮らし
  • ① エコライフ
  • ② 毎日の食卓から
  • ③ 暮らしと水
  • ④ 資源・エネルギーの逼迫
  • ⑤ グリーンコンシューマー・エシカルコンシューマー
  • ⑥ NPO及び地域活動
□持続可能な社会を実現する視点
  • ① 物質フローとライフサイクルアセスメント
  • ② エコロジカル・フットプリント等の環境負荷の可視化
  • ③ フードマイレージ・バーチャルウォーター
  • ④ エコデザイン(環境配慮設計)
  • ⑤ エコラベル
  • ⑥ 環境マネジメントシステム
  • ⑦ 経済的インセンティブ
  • ⑧ ESG(環境・社会・ガバナンス)投資
  • ⑨ 環境教育
  • ⑩ 環境倫理
  • ⑪ 持続可能社会に向けた法律
□ごみ処理の歴史と理念
  • ① ごみ処理の歴史
  • ② ごみ問題の経緯
  • ③ リサイクルから3Rへ
  • ④ 国際的な資源循環
□3Rとは
  • ① 3Rと循環型社会
  • ② リデュース
  • ③ リユース
  • ④ リサイクル
  • ⑤ 2R
□3Rの取組み
  • ① 使い捨ての削減
  • ② 風呂敷
  • ③ 修理・修繕
  • ④ 食品ロスの削減
  • ⑤ 中古品の活用
  • ⑥ レンタル・シェアリング
  • ⑦ 拡大生産者責任
□製品別にみる3R
  • ① 紙・板紙
  • ② 飲料容器
  • ③ プラスチック
  • ④ 繊維
  • ⑤ 食品
  • ⑥ 家電製品
  • ⑦ 乾電池・充電式電池
  • ⑧ 自動車
  • ⑨ 建設廃棄物(建設副産物)
□ごみ処理の現状
  • ① 廃棄物の区分と責任
  • ② 一般廃棄物
  • ③ 産業廃棄物
  • ④ 家庭ごみ細組成調査
  • ⑤ 市町村のごみ処理計画
  • ⑥ ごみ有料化
  • ⑦ 収集・運搬
  • ⑧ 不法投棄とその対策
  • ⑨ リサイクルにまつわる違法行為
  • ⑩ ごみ処理の財政と廃棄物会計
  • ⑪ マニフェスト制度
  • ⑫ 災害廃棄物
□ごみ処理のしくみ
  • ① 中間処理
  • ② 焼却処理
  • ③ 焼却施設の排ガス対策
  • ④ ごみを資源・エネルギーとして利用する技術
  • ⑤ 最終処分
□有害廃棄物
  • ① 特別管理廃棄物
  • ② ダイオキシン類
  • ③ PCB
  • ④ 水銀・その他重金属
  • ⑤ 石綿(アスベスト)
  • ⑥ 感染性廃棄物
  • ⑦ バーゼル条約
□3Rに関する法律・政策
  • ① 3Rに関わる法律の概要
  • ② 循環基本法と循環基本計画
  • ③ 廃棄物処理法
  • ④ 資源有効利用促進法
  • ⑤ 容器包装リサイクル法
  • ⑥ 家電リサイクル法
  • ⑦ 小型家電リサイクル法
  • ⑧ 建設リサイクル法
  • ⑨ 食品リサイクル法
  • ⑩ 自動車リサイクル法
  • ⑪ プラスチック資源循環促進法
  • ⑫ グリーン購入法

●気候変動部門(4肢択一:68問/105分)

□持続可能な社会とは
  • ① 持続可能な社会
  • ② 3R行動と気候変動対策
  • ③ 環境基本法及び計画、地域での展開
  • ④ SDGs(持続可能な開発目標)
□公害と環境問題
  • ① 環境問題
  • ② 人類と自然の関係の歴史
  • ③ 大気汚染
  • ④ 水質汚濁・汚染
  • ⑤ オゾン層破壊
  • ⑥ 気候変動・地球温暖化問題
  • ⑦ 資源・エネルギーの逼迫
  • ⑧ 都市と環境
  • ⑨ 化学物質
  • ⑩ 海洋汚染とプラスチック
□生物多様性と自然共生
  • ① 生物多様性
  • ② 自然破壊と絶滅
  • ③ 里地里山の環境
  • ④ 海洋・水辺の環境
  • ⑤ 農畜産業
  • ⑥ 水産業
  • ⑦ 森林資源利用
  • ⑧ 生物多様性の保全策
□持続可能な暮らし
  • ① エコライフ
  • ② 毎日の食卓から
  • ③ 暮らしと水
  • ④ 資源・エネルギーの逼迫
  • ⑤ グリーンコンシューマー・エシカルコンシューマー
  • ⑥ NPO及び地域活動
□持続可能な社会を実現する視点
  • ① 物質フローとライフサイクルアセスメント
  • ② エコロジカル・フットプリント等の環境負荷の可視化
  • ③ フードマイレージ・バーチャルウォーター
  • ④ エコデザイン(環境配慮設計)
  • ⑤ エコラベル
  • ⑥ 環境マネジメントシステム
  • ⑦ 経済的インセンティブ
  • ⑧ ESG(環境・社会・ガバナンス)投資
  • ⑨ 環境教育
  • ⑩ 環境倫理
  • ⑪ 持続可能社会に向けた法律
□気候変動対策の国際議論
  • ① 気候変動問題の経緯
  • ② 国連気候変動枠組条約
  • ③ IPCC
  • ④ 京都議定書
  • ⑤ パリ協定
□地球温暖化のメカニズムと影響
  • ① 気候変動のメカニズム
  • ② 気候変動に関わる様々な要因
  • ③ 温室効果ガスの種類と主な排出源
  • ④ 温室効果ガスの大気中濃度
  • ⑤ 気温上昇と将来予測
  • ⑥ 気候変動の影響
  • ⑦ 1.5℃目標とカーボンニュートラル
  • ⑧ 日本国内での影響
□温室効果ガス排出の実態
  • ① 温室効果ガス排出量の算定
  • ② 世界の温室効果ガス排出量
  • ③ 日本の温室効果ガス排出量
□エネルギーと関連技術
  • ① 地球温暖化問題に関する国際的な取組の歴史
  • ② 京都議定書をめぐる交渉と国際制度
  • ③ 京都メカニズムと二国間クレジット制度
  • ④ 2020年までの国際枠組みと2020年以降の枠組み交渉
□地球温暖化のメカニズムと影響
  • ① 化石燃料
  • ② 発電に伴うCO2排出
  • ③ 再生可能エネルギーとその特性
  • ④ 太陽光発電・太陽熱利用
  • ⑤ 風力発電,水力発電
  • ⑥ バイオマスエネルギー,その他の再生可能エネルギー
  • ⑦ 水素・燃料電池
  • ⑧ 電力マネジメント・蓄電
  • ⑧ カーボンニュートラルに向けた技術開発
□暮らしに関わる気候変動対策
  • ① 家庭部門のCO2排出実態
  • ② 家庭でできる気候変動対策
  • ③ 冷暖房の工夫
  • ④ 風呂・水回りの省エネ
  • ⑤ 省エネ機器
  • ⑥ 省エネ型給湯・空調機器
  • ⑦ エコハウス・ZEH
  • ⑧ 移動の工夫
  • ⑨ エコカー
  • ⑩ 環境家計簿・エコチェック
  • ⑪ 脱炭素国民運動・地域の活動
  • ⑫ 適応策
□事業者の気候変動対策
  • ① 業務その他部門のエネルギー消費実態
  • ② オフィス・店舗の省エネ対策
  • ③ 運輸部門のCO2排出実態と対策
  • ④ 産業部門のCO2排出実態と対策
  • ⑤ エネルギー起源CO2以外の削減対策
  • ⑥ 経団連カーボンニュートラル行動計画
  • ⑦ 事業者によるCO2情報の公開
  • ⑧ CO2の見える化・カーボンフットプリント
□ゼロカーボンに向けた法律・政策
  • ① 地球温暖化対策推進法
  • ② 地球温暖化対策計画・エネルギー基本計画
  • ③ 地方公共団体実行計画
  • ④ 温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度
  • ⑤ 省エネルギー法
  • ⑥ トップランナー方式
  • ⑦ 固定価格買取制度
  • ⑧ カーボンプライシングの動向
  • ⑨ 排出量取引制度
  • ⑩ 海外の排出量取引
  • ⑪ GX推進法

☆こんな問題が出ます


合格基準

100点満点中、60点以上で下記の通り認定されます。


●3R部門

  • 90〜100点:リーダー・ゴールド
  • 60〜89点:リーダー
  • 〜59点:認定無し

●低炭素社会部門

  • 100〜90点:リーダー・ゴールド
  • 89〜60点:リーダー
  • 〜59点:認定無し

身体上の障害等に係る特別措置について

会場により受験の可否が別れるため、申込前に希望会場で対応の可否を実施団体に問い合わせることができます。
受験可能だった場合、申込時の備考欄に障碍の種類と、必要な配慮を記載することによりできる限り調整してもらえます。


願書申込み受付期間

8月上旬〜10月中旬頃まで

受付申込期間になりましたら受験・講習会申込みページから、お申込みいただけます。


試験日程

11月中旬頃


受験地

北海道、東京、愛知、福井、京都、大阪、徳島、広島、福岡


受験料(税込み)

1部門:5,500円(2部門受験の場合:6,500円)

検定合格者で1部門受験の場合は、4,000円で受験できます。 学生は、1部門:4,000円、2部門:5,000円


合格発表日

12月下旬頃


受験申込・問合せ

3R・低炭素社会検定試験 検定事務センター 06-6210-1720(AM9:00〜PM5:00まで)
メール


ホームページ

一般社団法人 持続可能環境センター


参考書・問題集

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