公認不正検査士(CFE)
公認不正検査士とは?
公認不正検査士(CFE)とは、不正の防止、発見、抑止の専門家として注目されており、組織内の不正撲滅への取り組みにおいてリーダーシップを認定する資格です。企業スキャンダルが相次ぐ中で、この資格への注目度は高まると予想される資格です。
初回受験時は4科目一括受験が必要となります。また、不合格となった科目は、初回受験を含め、連続3回以内に合格しない場合、全ての科目の合格分は無効となります。
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その他情報
難易度は? | : | ★★★☆☆(普通)。合格率は不明 |
就職は? | : | 企業の内部監査部門、法律事務所、コンサルティング会社など |
仕事内容は? | : | 企業などの組織において、不正の未然防止、発見、抑止するためのコンサルティングなどのサポート業務、不正の申し立てから処分に至るまでの諸問題解決不正が起こった際の証拠品の収集、不正に関係した者の報告書の作成、法廷における調査結果に関する証言などを行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
公認不正検査士協会(ACFE)の会員(個人・法人)であることが必要です。
CFE資格試験を受験するには表1の算出基準により、40点以上の資格点数を保有していることが必要です。
試験内容
□財務取引と不正スキーム(4択もしくは2択:125問/2時間)
- ① 会計
- ② 財務分析の基本
- ③ 監査基準の概要
- ④ 各種不正スキームに関する知識など
□法律(4択もしくは2択:125問/2時間)
- ① 法制度の概要
- ② 不正に関する法律
- ③ 調査における個人の権利
- ④ 訴訟手続き
- ⑤ 雇用・IT関連法など
□不正調査(4択もしくは2択:125問/2時間)
- ① 書類証拠の取り扱い
- ② 面接調査
- ③ 情報源の活用
- ④ 不正取引の追跡調査
- ⑤ 調査報告書作成のポイントなど
□不正の防止と抑止(4択もしくは2択:125問/2時間)
- ① 人間行動の理解
- ② 犯罪原因論
- ③ ホワイトカラー犯罪
- ④ 職業上の不正
- ⑤ 不正防止プログラム
- ⑥ 不正検査士の倫理など
合格基準
各科目とも、75%以上の正答率(125問中、94問以上正解)で合格となります。
願書申込み受付期間
●会場受検
- ① 3月上旬〜4月上旬頃まで
- ② 9月上旬〜10月上旬頃まで
●CBT
随時
試験日程
●会場受検
- ① 6月中旬頃の2日間
- ② 12月上旬頃の2日間(年2回)
●CBT
随時
受検ページ
CBT受験者マニュアル
受験地
●会場受検
東京、大阪
●CBT
インターネット接続できる場所
受験料(税込み)
※初回受験時は4科目一括受験が必要となります。
■個別で受験される場合(初回受験)
※CFE資格試験を受験される方は、ACFE会員であることが必要なため、事前に入会手続きが必要となります。
□入会のみされた方で、初回の受験となる方
個人会員:27,500円(受験登録料:5,500円(税別) + 科目受験料:5,500 円(税別) × 4科目)
法人会員:22,000円(受験登録料:免除 + 科目受験料:5,500 円(税別) × 4科目)
※
法人会員特典として、受験登録料は免除されます。
□2回目以降の受験の方
5,500円(各受験科目ごと)
受験2回目、3回目の方は、受験科目分の受験料のみお支払いください。
- 科目受験料:1科目 5,500円
合格発表日
●会場受検
受験日から4週間後
●CBT
試験日から1が月程度(郵送)
合格後の更新について
公認不正検査士(CFE)の有効期間は1年間です。
更新するためには、毎年継続的専門教育(CPE)を受けることが義務付けており、1年間に20単位以上のCPE単位を取得する必要があります。条件が充足されない場合は、CFE資格が一時停止されます。
●継続的専門教育(CPE)についての要件。
20単位中10単位以上は「不正検査」、2単位は「倫理」に関する内容である必要があります。
「不正検査」に関する単位の内容。
- 犯罪学もしくは不正犯罪者に関連する社会学
- 行動科学
- 調査、聴取、尋問のテクニック
- 不正監査・法廷会計
- 不正検査士の倫理及び一般的な倫理講座
- 損失防止、法執行(警察)、セキュリティー関連
- 法律に関する研修
「倫理」に関する単位の内容。 - 規制倫理法規制遵守に係る倫理
- 行動倫理
個人倫理:道徳の原理が個人生活に適用された場合の倫理
社会倫理:社会における人と人との関係を定める道徳上の規範 - 職業倫理:CFEに従事するにあたって必要とされる倫理
「不正検査」及び「倫理」双方に関する単位の内容。 - 不正検査士の倫理
- ACFEの職業倫理規程
(上記の意外にも他の協会、団体によって実施されている倫理に関する講義なども一部CPE単位として認められます。詳細については実施団体までお問い合わせ下さい。)
●その他
「会計・監査」に関する単位の内容。
- 会計および財務報告に関するもの
- 基準設定団体が最近発表した、正式な会計原則に関する一連の知識
- その他、一般的に会計の専門分野に分類されるもの
「専門的知識とその活用」に関する単位の内容。 - 管理・監督に関する研修全般
- 個人の能力開発
- 不正検査に関連する経営助言サービス
- 業界固有の研修、例えば保険、銀行業務、コンピュータ・サイエンス、財務等
- その他の専門分野の応用
その他の更新に関する事項はこちらをご覧下さい。
また、年会費等についてはこちらをご覧下さい。
受験申込・問合せ
ACFE JAPAN CFE 試験係 03-5296-8338
ホームページ
●CBT
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