PRプランナー資格認定制度
PRプランナー資格認定制度とは?
PRプランナー資格認定制度とは、広報・PRに携わる者や広報・PR業務を希望する社会人・学生の意識・知識・技能の向上を目的に、広報・PRの基本的な知識から実践的なスキルまでを検定する資格です。
1次、2次、3次試験は一度に合格する必要はありません。
その他情報
難易度は? | : | PRプランナー:★★★☆☆(普通)。 准PRプランナー:★★☆☆☆(やや易しい)。 PRプランナー補:★☆☆☆☆(やさしい)。 近年合格率は、 1次試験:74.8%、 2次試験:76.5%(4科目一括) 3次試験:33.2%ほど。 |
勉強時間は? | : | 勉強時間はPRプランナー補なら1ヶ月〜。 ●1次 【1次試験】は、基本的なPRの知識を問う問題。テキストを何度も繰り返し読み、PR史の流れ、ビジネス用語の意味などをじっくりと理解しておきましょう。また、試験時間が短いため、時間配分には気をつける必要があります。 □参考図書 広報・パブリックリレーションズ入門 戦略広報 パブリックリレーションズ実務事典 改訂版 広報・PR概論 ●2次 【科目A】は、IRや会社法、危機管理のほか、海外の対応事例や、用語もテキストを活用して覚えておきましょう。 【科目B】は、業界や状況に当てはめながら、マーケティングとブランド関連をしっかりと勉強しておきましょう。 【科目C】は、1次試験の内容に合わせて、公式テキストと最新の広報PR活動を勉強しておけば問題ありません。 【科目D】は、新聞や新旧時事関連や、芸能・スポーツに一般常識など幅広い範囲で出題されます。2次試験では一番注意が必要です。 □参考図書 【科目A】 広報・PR実務 会社法入門、IR戦略の実際 (日経文庫) 危機管理対応マニュアル―「情報開示力」が企業の危機を救う! 【科目B】 わかりやすいマーケティング戦略 製品・ブランド戦略 現代のマーケティング戦略(1) 【科目C】 広報・PR実務に関する知識 【科目D】 最新時事用語&一般常識、月刊新聞ダイジェスト ●3次 【課題A】については、必要事項と仕様を別々のページに作成したり、価格が含まれた課題が出題されている場合は、参考資料として別のページに記載するなどして、実際のPR活動のように資料にメリハリを付けて作成することが肝要です。また、必要であればアンダーラインや太字を用いておきましょう。 【課題B】は、予算に合わせたPR計画、PR戦略、PRメリット、PR方法(Web、冊子などの記事)、構成などを問われます。末尾には見積りを添付すると良いでしょう。経験がものを言う課題です。テキストの勉強だけでは合格は苦しいです。普段の知識をフル活用しましょう。 |
就職は? | : | PR会社のほか、一般企業でも十分使えます。年収はおおよそ300万〜 資格がなければ仕事ができない訳ではありませんが、あらゆる場面で活用可能で、求人も多い。就職活動に活かすために取得する学生も増えています。 |
仕事内容は? | : | PR活動に対するコンサルティング、イメージ戦略設計からプラン策定におけるプラニング及びディレクション業務、マーケティング予算策定・管理、IR活動、協力会社と折衝などを行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
□1次試験・・・・特になし
□2次試験・・・・1次試験合格者
□3次試験・・・・2次試験4科目合格者、かつ3年以上の広報・PR関連実務経験者
試験内容
□1次試験:広報・PRに関する基本的な知識(CBT方式:50問/80分)
- ① 広報・PRの基本
- 広報・PRの基本構造
- 企業の広報活動の役割と機能
- パブリックリレーションズの歴史
- ② 企業経営と広報・PR
- 現代の企業と社会環境
- 企業とステークホルダーの関係
- 広報・PR部門の役割
- 日本の企業広報の歴史
- ③ 広報・PR活動のマネジメント
- 経営における広報・PR戦略
- PDCAによるマネジメント
- 広報・PR活動の調査・分析と計画策定
- 広報・PR活動実施の留意点と効果
- ④ コミュニケーションの基礎理論
- コミュニケーションの基本
- マス・コミュニケーションの歴史
- コミュニケーション効果の諸理論
- ⑤ メディアリレーションズ
- メディアの種類と特性
- パブリシティの特徴
- メディアリレーションズの手法
- ⑥ マーケティングの基礎理論
- マーケティングの基本
- 消費者の購買行動
- マーケティング・ミックス
- ⑦ マーケティングと広報・PR
- マーケティング・コミュニケーションの役割
- コーポレート・コミュニケ―ションとの連携
- マーケティングにおける近年の潮流
- ⑧ ブランドとマーケティング
- ブランドに関する諸概念
- ⑨ CSR(企業の社会的責任)
- CSRの基本概念
- CSRの発展と歴史的経緯
- CSRに関する近年の潮流
- ⑩ インターナル・コミュニケーション
- インターナル・コミュニケーションの戦略的位置づけ
- 企業文化とコミュニケーションの機能
- 社内広報の歴史
- ⑪ IR(インベスターリレーションズ)
- IRの基本概念
- IR活動の対象
- ディスクロージャーの基本
- ⑫ グローバル広報
- 日本のグローバル広報の歴史
- 異文化理解のためのコミュニケーション課題
- グローバル広報におけるメディア対応
- ⑬ 危機管理広報
- 危機管理広報に関する基本概念
- リスクマネジメントとしての広報の役割
- クライシス・コミュニケ―ションの基本
- ⑭ 行政・団体等の広報・PR
- 行政・団体等の広報の基本概念
- 行政広報における近年の動向
- 公共的な団体の広報の特徴
□2次試験(各科目CBT方式:25問/A+B 80分、科目C+D 80分)
【科目A】:企業経営と広報・PRに関する知識
- ① 経営環境の変化と広報・PR
- ② CSRと広報・PR
- ③ インターナル・コミュニケーション戦略
- ④ IR活動の実務
- ⑤ グローバル広報の実務
- ⑥ 危機管理広報の実務
【科目B】:マーケティングと広報・PRに関する知識
- ① マーケティング・マネジメント
- ② マーケティング・コミュニケーションの実務
- ③ マーケティングと広報・PRの動向
【科目C】:コミュニケーションと広報・PRに関する実務知識
- ① マスメディアとソーシャルメディア
- ② メディアリレーションズの実務
- ③ 自社メディアの種類と実務
- ④ 広報・PR戦略立案の実務知識
【科目D】: 時事問題
- ① 社会
- ① 政治
- ② 経済
- ③ 国際
- ④ 文化
- ⑤ スポーツ
- ⑥ 芸能
時事問題の出題範囲は、
5月実施試験:試験実施前6ヶ月(10月〜3月)、
11月実施試験:試験実施前6ヶ月(4月〜9月)となります。
□3次試験(CBT方式:課題A・B 各3〜5問予定/120分)
【課題A】: ニュースリリースの作成
【課題B】: 広報・PR計画の立案作成
(コーポレート or マーケティングのどちらかを選択。)
合格基準
□1次試験
正答率70%以上で合格となります。
□2次試験
各科目とも正答率65%以上で合格となります。
但し、4科目一括受験の場合は、全出題数に対して正答率65%以上かつ各科目の正答率がいずれも50%以上で、4科目合格となります。
全出題数の正答率が65%以上に達しなかった場合の科目別合格基準は、正答率65%以上とします。
□3次試験
正答率60%以上
評価の配点を、課題A(ニュースリリースの作成)25点、課題B(広報・PR計画の立案)50点満点とし、課題A、Bの総合評価が45点以上(60%以上)かつ、課題A、Bとも50%以上で合格となります。
身体上の障害等に係る特別措置について
「ハンディキャップ受験申請書(フォーム)」に記載の上、必要事項を記載し、障害者手帳や医師の診断書写しを添付してフォームにて送信して下さい。
願書申込み受付期間
□1次試験
- ① 12月上旬〜1月下旬頃まで
- ② 6月上旬〜8月上旬頃まで
□2次試験
- ① 3月上旬〜4月下旬頃まで
- ② 9月中旬〜下旬頃まで
□3次試験
- ① 5月下旬〜7月中旬頃まで
- ② 11月上旬〜12月中旬頃まで(年2回)
試験日程
□1次試験
- ① 2月中旬〜下旬頃
- ② 8月中旬〜下旬頃
□2次試験
- ① 5月中旬〜下旬頃
- ② 11月中旬〜中旬頃
□3次試験
- ① 7月下旬頃
- ② 1月下旬頃(年2回)
受験地
受験料(税込み)
□1次試験
一般:11,000円
協会会員:8,800円
学生:6,600円
□2次試験
一般:17,600円
協会会員:13,200円
学生:11,000円
□3次試験
一般:13,200円
協会会員:11,000円
合格発表日
□1次試験
- ① 3月中旬頃
- ② 9月上旬頃
□2次試験
- ① 5月下旬頃
- ② 11月下旬頃
□3次試験
- ① 8月下旬頃
- ② 2月中旬頃
各認定資格の認定申請期限は、各試験合格後3年までとなります。
各試験合格後3年を経過し、各認定資格を取得するには、各試験を再度受験し、合格することが必要になります。
なお、 各試験合格後3年を経過していても、上位の試験に進むことはできます。
合格後の更新について
PRプランナー資格認定制度の有効期間は3年間です。
更新するためには以下をご覧下さい。
更新要件
・PRプランナー (2次試験に4科目合格されていることが必須となります )
広報・PR関連部署で勤務されている方は・・・・
職務履歴書と更新申請書を提出し、書類審査を経て更新できます。
広報・PR関連部署以外の方は・・・・
小論文と更新申請書をを提出し、書類審査を経て更新できます。
小論文の議題は、更新前6カ月以内の広報・PRについての時事ニュース。
法人正会員、個人正会員、個人賛助会員Cの本人は・・・・
更新申請書を提出し、書類審査を経て更新できます。
・准PRプランナー
ホームページより更新申請予約の上、更新申請書を提出し、書類審査を経て更新できます。
・PRプランナー補
ホームページより更新申請予約の上、更新申請書を提出し、書類審査を経て更新できます。
上記に合せて更新料を納付する必要があります。
・PRプランナー
一般・・・・11,000円(認定カード発行ありの場合:14,300円)
日本PR協会会員社員・・・・8,800円(認定カード発行ありの場合:12,100円)
・准PRプランナー
一般・・・・8,800円(認定カード発行ありの場合:12,100円)
学生・・・・6,600円(認定カード発行ありの場合:9,900円)
日本PR協会会員社員・・・・6,600円(認定カード発行ありの場合:9,900円)
・PRプランナー補
一般・・・・5,500円(認定カード発行ありの場合:8,800円)
学生・・・・4,400円(認定カード発行ありの場合:7,700円)
日本PR協会会員社員・・・・4,400円(認定カード発行ありの場合:7,700円)
更新期限内に更新を行わなかった場合は、資格が失効します。
受験申込・問合せ
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会 03-5413-6760
問い合わせフォーム
CBTソリューションズ 03-5209-0553
ホームページ
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会
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