民間資格 水路測量技術検定

水路測量技術検定とは?

海洋の利用、開発、環境保全などのために水路測量に従事する技術者の技術の向上を図るための検定試験です。
2022年度から2級水路測量技術検定試験は、「2級水路測量技術研修」の受講者に限り受験することができる方式に変わりました。

その他情報

難易度は? ★★★☆☆(普通)。
合格率は、1級:20%、2級:18%ほど。
受験資格はないが、取得するためには実務経験が無いと難しいです。
就職先は? 測量業、地質調査業、建設コンサルタント業など。
仕事内容は? 海の利用・開発・環境保全のために水路測量を行います。
年収は? 測量技術者の平均年収は489.1万円(賞与込)です。

2023年 男性  給料


 

2023年 女性  給料


平均年収:503.2万円
平均月収:33.7万円
平均時給:1,894円
年間賞与等:98.4万円
平均年齢:43.7歳
平均勤続年数:14.6年

 

平均年収:373.3万円
平均月収:25.6万円
平均時給:1,518円
年間賞与等:65.3万円
平均年齢:42.3歳
平均勤続年数:10.5年

(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

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 資 格 概 要

受験資格

●沿岸1級

沿岸域(港湾を含む。)の測量に関し実務経験5年以上の者。なお、沿岸2級の有資格者は、3年以上の実務経験で沿岸1級の受験が可能です。


●港湾1級

港湾及びその付近海域の測量に関し実務経験5年以上の者。なお、2級、港湾2級及び沿岸2級の有資格者は、3年以上の実務経験で港湾1級受験が可能です。


●沿岸2級、港湾2級

初回の受験は、2級研修を全期間受講(基準点測量の研修を免除された方も含む)された方となります。 2回目以降の方については、一般財団法人 日本水路協会技術指導部に事前に問い合わせてください。


講習内容

●沿岸2級、港湾2級

□1日目
  • ① 水路測量と海図
  • ② 水深測量(測深)
□2日目
  • ① 水深測量(測深)
□3日目
  • ① 水深測量(測深)
  • ② 基準点測量
□4日目
  • ① 水深測量(測深)
□5日目
  • ① 水深測量(測深)
□6日目
  • ① 潮汐観測
□7日目
  • ① 潮汐観測
□日目
  • ① 潮汐観測
  • ② 2級水路測量技術検定試験試験

試験内容

各課各級とも筆記試験(1次試験)と口述試験(2次試験)が行われます。
●沿岸1級

  • ① 法規
  • 国内法
  • 国際法
  • ② 基準点測量
  • 測地
  • 計画
  • 設標
  • 光学機器による方向の測定及び光波測距儀又は電波測距儀による距離の測定並びに人工衛星システムによる位置測定
  • 計算及び調整
  • 高さの測定
  • 真方位の測定
  • 海岸線測量
  • 資料の作成
  • ③ 水深測量
  • 計画
  • 光学的機器等による測位
  • 電波測位機器による測位
  • 人工衛星システムによる測位
  • 測量船の誘導
  • 音響測深機及びサイドスキャンソナー
  • 音響測深
  • 記録の整理
  • 資料の作成
  • ④ 潮汐観測
  • 理論
  • 計画
  • 観測
  • 資料の作成
  • ⑤ 海底地質調査
  • 計画
  • 音波探査機及び採泥器
  • 音波探査記録及び採集底質の整理
  • 資料の作成

●港湾1級

  • ① 法規
  • 国内法
  • ② 基準点測量
  • 測地
  • 計画
  • 設標
  • 光学機器による方向の測定及び光波測距儀又は電波測距儀による距離の測定並びに人工衛星システムによる位置測定
  • 計算及び調整
  • 高さの測定
  • 真方位の測定
  • 海岸線測量
  • 資料の作成
  • ③ 水深測量
  • 計画
  • 光学的機器等による測位
  • 人工衛星システムによる測位
  • 測量船の誘導
  • 音響測深機及びサイドスキャンソナー
  • 音響測深
  • 記録の整理
  • 資料の作成
  • ④ 潮汐観測
  • 理論
  • 計画
  • 観測
  • 資料の作成

●沿岸2級、港湾2級

  • ① 海図概論
  • 海図の法的性格
  • 海図の種類
  • 海図の構成
  • ② 基準点測量
  • 測地
  • 設標
  • 光学機器による方向の測定及び光波測距儀又は電波測距儀による距離の測定並びに人工衛星システムによる位置測定
  • 計算及び調整
  • 高さの測定
  • 真方位の測定
  • 海岸線測量
  • 資料の作成
  • ③ 水深測量
  • 光学的機器等による測位
  • 人工衛星システムによる測位
  • 測量船の誘導
  • 音響測深機及びサイドスキャンソナー
  • 音響測深
  • 記録の整理
  • 資料の作成
  • ④ 潮汐観測
  • 理論
  • 計画
  • 観測
  • 資料の作成

☆こんな問題が出ます



合格基準

●沿岸2級、港湾2級

科目毎の得点60%で該当する科目の合格となります。

特典として、2級合格者には、1級水路測量技術検定試験の受験において、港湾及びその付近海域の測量に関し2年相当の実務経験を有する者と同等の資格が与えられます。


免除(科目等)について

●沿岸1級、港湾1級

  • 1次試験及び2次試験において、合格点に達した試験科目を有する者に対しては、2回目以降の当該試験又は下位の級の試験において、その科目の試験を免除します。
  • 測量法施行令第12条により登録された測量士に対しては、申請により、基準点測量科目の試験を免除します。

●沿岸2級、港湾2級研修

測量士、測量士補の有資格者は、講習の「基準点測量」の研修が免除されます。


●沿岸2級、港湾2級試験

  • 測量士、測量士補の有資格者は、基準点測量の試験が免除されます。
  • 過去の2級試験において合格科目を有する方は、該当する科目の試験が免除されます。

願書申込み受付期間

●沿岸1級・港湾1級

10月中旬〜11月中旬頃まで


●沿岸2級、港湾2級研修

2月下旬〜3月中旬頃まで(募集人員:45名(先着順))


試験日程

●沿岸1級・港湾1級

□1次試験

7月中旬頃

□2次試験

7月下旬頃


●沿岸2級、港湾2級研修

4月中旬〜下旬頃まで(土曜及び日曜日を除く)


●沿岸2級、港湾2級試験

4月下旬頃


受験地

●各級

□1次試験、2次試験

東京


●沿岸2級、港湾2級研修

オンライン


●沿岸2級、港湾2級試験

オンライン


受験料(税込み)

●沿岸2級、港湾2級研修

全期間:99,000円 (1日:13,200円、半日:6,600円)


(一財)日本水路協会賛助会員又は(一社)海洋調査協会の会員
全期間:89,100円 (1日:11,880円、半日:5,940円)

受講料にはテキスト代が含まれていませんので、テキストをお持ちでない方は、受講料の他にテキスト代が必要となります。


●沿岸1級

□1次試験・・・・16,500円
□2次試験・・・・16,500円

●港湾1級

□1次試験・・・・16,500円
□2次試験・・・・16,500円

●沿岸2級、港湾2級

11,000円(再受験の場合、受験料は不要)


合格発表日

実施先までお問い合わせ下さい。

2級合格者には、1級水路測量技術検定試験の受験において、港湾及びその付近海域の測量に関し2年相当の実務経験を有する者と同等の資格が与えられます。


受験申込・問合せ

一般財団法人 日本水路協会 技術指導部 03-5708-7076


ホームページ

一般財団法人 日本水路協会技術指導部


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