Oracle Java Certification (OCJ)
Oracle Java Certification (OCJ)とは?
Oracle Microsystems社が認定している、Java言語の包括的な知識やJavaアプレット等の基本的な技術力から実践的な開発力・設計力を認定する資格です。
その他情報
難易度は? | : | Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11
:★★★★☆(やや難しい)。Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11:★★★☆☆(普通)。 Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 11:★★☆☆☆(やや易しい)。 合格率は未公表。 |
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就職は? | : | 通信会社、Webコンテンツ制作会社、アミューズメント関連企業など。さまざまな表現が駆使される現在、OSに依存しないJavaの技術は重要視されており、Javaプログラマーの数が不足していることから、Javaプログラマーへの求人はとても多い。 | ||||||
仕事内容は? | : | システムエンジニアやネットワークエンジニアが作成したシステム開発仕様書に基づき、Webサーバ構築、Web系アプリケーションシステム(ネットワーク系、音楽配信などのエンターテイメント系、商品管理データベースなど)の開発を行います。 | ||||||
年収は? | : | ソフトウェア作成者の平均年収は557.6万円(賞与込)です。
(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
資格[PR] |
資 格 概 要
受験資格
●Java Programmer, Gold SE および Professional・・・・Sivler取得者
●Java Programmer, Sivler SE・・・・特になし
●Java Programmer, Bronze SE・・・・特になし
試験内容
●Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定
下記、【Oracle Certified Java Programmer, Bronze 11】の取得で認定されます。
□Oracle Certified Java Programmer, Bronze 11【1Z0-818-JPN】(選択問題:60問/65分)
- ① データの宣言と使用
- Java のデータ型(プリミティブ型、参照型)
- 変数や定数の宣言と初期化、値の有効範囲
- 配列(一次元配列)の宣言と作成、使用
- コマンドライン引数の利用
- ② ループ文
- while文の使用
- for文および拡張for文の使用
- do-while文の作成と使用
- ループのネスティング
- ③ クラスの定義とオブジェクトの使用
- クラスの定義とオブジェクトの生成、使用
- メソッドのオーバーロード
- コンストラクタの定義
- アクセス修飾子 (public, private) の適用とカプセル化
- static 変数および static メソッド
- ④ Java言語のプログラムの流れ
- Javaプログラムのコンパイルと実行
- Javaテクノロジーの特徴
- Javaプラットフォーム各エディションの特徴
- ④ 演算子と分岐文
- 各種演算子の使用
- 演算子の優先順位
- if, if/else文の使用
- switch文の使用
- ⑤ オブジェクト指向の概念
- 具象クラス、抽象クラス、インタフェース
- データ隠蔽とカプセル化
- ポリモフィズム
- ⑥ 継承とポリモフィズム
- サブクラスの定義と使用
- メソッドのオーバーライド
- 抽象クラスやインタフェースの定義と実装
- ポリモフィズムを使用するコードの作成
- 参照型の型変換
- パッケージ宣言とインポート
●Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定
下記、【Java SE 11 Programmer I】の取得で認定されます。
□Java SE 11 Programmer I【1Z0-815】(選択問題:80問/180分)
- ① Javaテクノロジと開発環境についての理解
- Javaテクノロジと開発環境
- Java 言語の主要機能
- ② Javaの基本データ型と文字列の操作
- 変数の宣言および初期化 (基本データ型のキャストとプロモーションを含む)
- 変数のスコープ
- Local Variable Typeインタフェースの使用
- 文字列の作成と操作
- StringBuilderクラスのメソッドを使用した文字列の操作
- ③ 配列の操作
- 1次元配列の宣言、インスタンス化、初期化および使用
- 2次元配列の宣言、インスタンス化、初期化および使用
- ④ メソッドの作成と使用
- 引数や戻り値を持つメソッドとコンストラクタの作成
- メソッドのオーバーロードとメソッド呼び出し
- static変数とstaticメソッド
- ⑤ 継承による実装の再利用
- サブクラスとスーパークラスの作成と使用
- 抽象クラスの作成と継承
- メソッドのオーバーライドによるポリモーフィズム
- 参照型のキャストとポリモーフィックなメソッド呼び出し
- オーバーロード、オーバーライドおよび隠蔽の区別
- ⑥ 例外処理
- 例外処理の仕組みとチェック例外、非チェック例外、エラーの違い
- try-catch文による例外処理
- 例外をスローするメソッドの作成と呼び出し
- ⑦ 簡単なJavaプログラムの作成
- mainメソッドを持つ実行可能なJavaプログラムの作成
- コマンドラインでのJavaプログラムのコンパイルと実行
- パッケージの宣言とインポート
- ⑧ 演算子と制御構造
- 演算子の使用 (演算子の優先順位を変更するための括弧の使用を含む)
- 分岐文( if、if/else、switch)の使用
- 繰り返し文(do/while、while、for文および拡張for文)の使用とネストした繰り返し文およびbreak、continuneの使用
- ⑨ クラスの宣言とインスタンスの使用
- 参照型の宣言とインスタンス化、およびオブジェクトのライフサイクル(作成、再割り当てによる参照解除、ガベージ・コレクションなど)
- Javaクラスの定義
- オブジェクトのフィールドへの読み取りと書き込み
- ⑩ カプセル化の適用
- アクセス修飾子の使用
- クラスに対するカプセル化の適用
- ⑪ インタフェースによる抽象化
- インタフェースの作成と実装
- 具象クラスの継承とインタフェース、抽象クラスの継承
- ListインタフェースとArrayListクラスの使用
- ラムダ式の理解
- ⑫ モジュール・システム
- モジュール型JDK
- モジュールの宣言とモジュール間のアクセス
- モジュール型プロジェクトのコンパイルと実行
●Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11
以下の3つの試験いずれかに【1Z0-816-JPN】Java SE 11 Programmer II 試験に合格することでOracle Certified Java Programmer, Gold SE 11に認定されます。
- Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格【1Z0-815】
- Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8 認定資格【1Z0-808】
- Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 7 認定資格【1Z0-803】
また、以下のOracle Certified Professional, Java SE 6 Programmerまたは、Java SE 7、Java SE 8 に対応した Oracle Certified Java Programmer, Gold 認定資格を保有している方は、移行試験 Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer【1Z0-817-JPN】に合格する事でOracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 に認定されます。
- Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8 認定資格(1Z0-809-JPN)
- Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 7 認定資格(1Z0-804)
- Oracle Certified Professional, Java SE 6 Programmer 認定資格
□Java SE 11 Programmer II【1Z0-816】(選択問題:80問/180分)
- ① Javaの基礎
- finalクラスを作成および使用する
- 内部クラス、ネストしたクラス、および無名クラスを作成および使用する
- 列挙を作成および使用する
- ② Javaのインタフェース
- デフォルト・メソッドによってインタフェースを作成および使用する
- プライベート・メソッドによってインタフェースを作成および使用する
- ③ 関数型インタフェースとラムダ式
- 関数型インタフェースを定義および記述する
- ラムダ・パラメータ用のローカル変数とステートメント形式のラムダが含まれているラムダ式を作成および使用する
- ④ 組込み関数型インタフェース
- java.util.functionパッケージのインタフェースを使用する
- Predicate、Consumer、Function、Supplierなどのコア関数型インタフェースを使用する
- java.util.functionパッケージのベース・インタフェースのバイナリ・バリエーションとプリミティブを使用する
- ⑤ モジュール型アプリケーションに移行する
- 移行用のモジュールにJava SE 8アプリケーションを分割して、SE 9〜SE 11より前のバージョンのJavaを使用して開発したアプリケーションを移行する(トップダウン移行とボトムアップ移行を含む)
- classpathとmodulepathに対してモジュール型アプリケーションを実行する
- jdepsを使用して依存関係を調べ、循環的な依存関係に対処する方法を識別する
- ⑥ 並列処理
- RunnableとCallableを使用してワーカー・スレッドを作成する。ExecutorServiceを使用してタスクを並列実行する
- CyclicBarrierやCopyOnWriteArrayListなど、java utilの並列コレクションおよびクラスを使用する
- スレッド・セーフなコードを記述する
- デッドロックやライブロックなど、スレッド化の問題を識別する
- ⑦ I/O(基本およびNIO2)
- I/Oストリームを使用してコンソールおよびファイル・データに対するデータの読取りと書込みを行う
- I/Oストリームを使用してファイルの読取りと書込みを行う
- シリアライゼーションを使用してオブジェクトの読取りと書込みを行う
- Pathインタフェースを使用してファイルおよびディレクトリ・パスを操作する
- Filesクラスを使用してファイルまたはディレクトリのチェック、削除、コピー、移動を行う
- ファイルに対してストリームAPIを使用する
- ⑧ JDBCによるデータベース・アプリケーション
- JDBCのURLおよびDriverManagerを使用してデータベースに接続する
- PreparedStatementを使用してCRUD操作を実行する
- PreparedStatementおよびCallableStatement APIを使用してデータベース操作を実行する
- ⑨ アノテーション
- アノテーションの目的と一般的な使用パターンについて説明する
- アノテーションをクラスとメソッドに適用する
- よく使用されるJDKのアノテーションについて説明する
- カスタム・アノテーションを宣言する
- ⑩ 例外処理とアサーション
- try-with-resources構造を使用する
- カスタム例外クラスを作成および使用する
- アサーションを使用して不変量をテストする
- ⑪ 汎用とコレクション
- ラッパー・クラス、オート・ボクシングおよびオート・アンボクシングを使用する ダイアモンド表記とワイルドカードを使用して汎用クラスおよびメソッドを作成および使用する コレクション・フレームワークについて説明する。主要なコレクション・インタフェースを使用する ComparatorインタフェースとComparableインタフェースを使用する コレクション用の便利なメソッドを作成および使用する
- ⑫ JavaストリームAPI
- ストリーム・インタフェースとパイプラインについて説明する
- ラムダ式とメソッド参照を使用する
- ⑬ ストリームに対するラムダ演算
- map、peekおよびflatMapメソッドを使用してストリーム・データを抽出する
- findFirst、findAny、anyMatch、allMatchおよびnoneMatchメソッドによる検索を使用してストリーム・データを検索する
- オプション・クラスを使用する
- ストリームに対するcount、max、min、averageおよびsum演算を使用して計算を実行する
- ラムダ式を使用してコレクションをソートする
- ストリームに対してCollectorsを使用する(groupingByおよびpartitioningBy演算を含む)
- ⑭ モジュール型アプリケーションにおけるサービス
- ディレクティブなど、サービスのコンポーネントについて説明する
- サービス・タイプを設計する。ServiceLoaderを使用してサービスをロードする。コンシューマ・モジュールとプロバイダ・モジュールが含まれているサービスの依存関係をチェックする
- 抽象クラスとインタフェースを比較する
- ⑮ 並列ストリーム
- 並列ストリームを使用するコードを開発する
- ストリームで分解と縮小を実装する
- ⑯ Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング
- JavaアプリケーションにおけるDoSの防止
- Javaアプリケーションにおける機密情報の保護
- データ整合性ガイドラインの実装(インジェクションおよびインクルードと入力検証)
- アクセス可能性と拡張性の制限、適切な入力検証処理、および変更可能性によるコードの外部攻撃の防止
- 機密オブジェクトの構築の保護
- シリアライゼーションとデシリアライゼーションの保護
- ⑰ ローカライズ
- Localeクラスを使用する
- リソース・バンドルを使用する
- Javaでメッセージ、日付および数値の形式を指定する
●Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer【1Z0-817-JPN】(選択問題:80問/180分)
- ① モジュールの理解
- モジュール型JDK
- モジュールの宣言とモジュール間のアクセス
- モジュール型プロジェクトのコンパイルと実行
- ② モジュール型アプリケーションにおけるサービス
- ディレクティブなど、サービスのコンポーネント
- サービス・タイプの設計。ServiceLoaderを使用したサービスのロード。コンシューマ・モジュールとプロバイダ・モジュールが含まれているサービスの依存関係のチェック
- ③ Javaのインタフェース
- メソッドによるインタフェースの作成および使用
- 関数型インタフェースの定義および記述
- ④ ストリームに対するラムダ演算
- map、peekおよびflatMapメソッドを使用したストリーム・データの抽出
- findFirst、findAny、anyMatch、allMatchおよびnoneMatchメソッドによる検索を使用したストリーム・データの検索
- オプション・クラスの使用
- ストリームに対するcount、max、min、averageおよびsum演算を使用した計算の実行
- ラムダ式を使用したコレクションのソート
- ストリームに対するCollectorsの使用(groupingByおよびpartitioningBy演算を含む)
- ⑤ I/O(基本およびNIO2)
- Pathインタフェースを使用したファイルおよびディレクトリ・パスの操作
- Filesクラスを使用したファイルまたはディレクトリのチェック、削除、コピー、移動
- ファイルに対するストリームAPIの使用
- ⑥ モジュール型アプリケーションへの移行
- 移行用のモジュールにJava SE 8アプリケーションを分割して、SE 9〜SE 11より前のバージョンのJavaを使用して開発したアプリケーションを移行する(トップダウン移行とボトムアップ移行を含む)
- jdepsを使用して依存関係を調べ、循環的な依存関係に対処する方法を識別
- ⑦ Local Variable Typeインタフェースの使用
- 関数型インタフェースの定義および記述
- ラムダ・パラメータ用のローカル変数とステートメント形式のラムダが含まれているラムダ式の作成および使用
- ⑧ ラムダ式の理解
- ラムダ式の作成および使用
- ラムダ式とメソッド参照の使用
- Predicate、Consumer、Function、Supplierなどのコア関数型インタフェースの使用
- java.util.functionパッケージのベース・インタフェースのバイナリ・バリエーションとプリミティブの使用
- ⑨ 並列ストリーム
- 並列ストリームを使用するコードの開発
- ストリームで分解と縮小を実装
- ⑩ 例外処理とアサーション
- try-with-resources構造の使用
- カスタム例外クラスの作成および使用
その他のバージョン及び試験についてはオラクル認定資格制度のホームページをご覧下さい。
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合格基準
●1Z0-818
60%以上の得点率で合格となります。
●1Z0-815
63%以上の得点率で合格となります。
●1Z0-816
63%以上の得点率で合格となります。
●1Z0-817
61%以上の得点率で合格となります。
※各試験とも合格ラインは変更になる場合があります。
身体上の障害等に係る特別措置について
試験時間の延長、朗読者、次項に記載のない医療器具・補助具・医薬品等の試験室内での使用等は、事前の申請・承認が必要になります。
また、申請内容によっては、医師による診断書等が必要になる場合や、審査や承認等にさらに時間がかかる場合もあります。
- ① pvjppc@pearson.com宛てに申請書を依頼
- ② ピアソンVUEから申請書、注意事項の案内
- ③ Aに必要事項を記入(医師による記入が必要になる場合があります。)
- ④ pvjppc@pearson.com宛てに申請書を送信(審査に1週間程度)
- ⑤ 承認された場合はピアソンVUEから許可証がEメールで返信されます。
- ⑥ 許可後、試験の予約を行って下さい。
(申請書を送付してから予約申し込みまで2週間程度掛かります。)
※
許可証は発行日より1年間有効。有効期間内であれば、再申請をせずに、同一認定団体の試験の受験に再度適用可能
※
1年以内であれば、6か月間の期間延長を申請することも可能
願書申込み受付期間
随時
試験日程
随時
受験地
全国のピアソンVUEの公認試験会場
受験料(税込み)
●1Z0-818・・・・14,630円
●1Z0-815・・・・37,730円
●1Z0-816・・・・37,730円
●1Z0-817・・・・37,730円
オンライン試験は、インターネット経由で受験する試験監督不在の試験で、2試験以上で構成されるエントリー資格の1試験に、オンライン試験を利用できます。
ピアソンVUEで申込み後、そのまま受験開始となります。
(注意)
オンライン試験合格のみで、資格を取得することはできません。資格取得に必要な残りの試験については、従来の試験監督付きの形態となります。
合格発表日
試験終了後、即時
受験申込・問合せ
ピアソンVUE 0120-355-583
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