国家資格 食品衛生監視員

食品衛生監視員とは?

食品衛生監視員とは、厚生省により認定される資格で、食品衛生法に規定された食品に起因する食中毒などの防止や食品衛生に関する危害を防止するために、営業施設の立ち入り検査・指導を行う国や地方自治体等行政機関の職員のこと。国および保健所を設置する自治体に置くことが義務づけられている職種です。
  実務経験なしで受験できる国家資格  インターネットで申し込める資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? ★★★☆☆(普通)。
近年合格率は、22.1%ほど。


近年の合格率推移
年度 申込者数 合格者数 合格率
令和5年度 420   93   22.1%  
令和4年度 402   104   25.8%  
令和3年度 377   91   24.1%  
令和2年度 351   77   21.9%  
令和1年度 427   134   31.3%  

就職は? 全国にある主な海港・空港の検疫所
仕事内容は? 食品衛生法の規定に基づき、食品に起因する衛生上の危害を防止するために、全国主要海・空港における輸入食品の安全監視及び指導、輸入食品等に係る理化学的、微生物学的試験検査、全国主要海・空港における検疫感染症の国内への侵入防止、地方厚生局で総合衛生管理製造過程の承認などの業務を行います。

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 資 格 概 要

受験資格

1. 21歳以上30歳未満の者で、以下に掲げる者。

  • (ア) 大学において薬学、畜産学、水産学又は農芸化学の課程を修めて卒業した者及び試験年度の3月までに当該課程を修めて大学を卒業する見込みの者。
  • (イ) 都道府県知事の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設において所定の課程を修了した者及び試験年度の3月までに当該課程を修了する見込みの者

2. 21歳未満の者で次に掲げるもの。

  • (ア) 1.のアに掲げる者
  • (イ) 都道府県知事の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設において所定の課程を修了した者又は試験年度の3月までに修了する見込みの者であって、大学を卒業したもの及び試験年度の3月までに大学を卒業する見込みの者
  • (ウ) 人事院がア又はイに掲げる者と同等の資格があると認める者

□提出書類
【第2次試験の人物試験の際に、受験資格に応じて、以下の証明書類を提出】
  • ① 厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設において、所定の課程を修了した者及び受験年3月までに当該課程を修了する見込みの者
  • (1) 住民票記載事項証明書
    (詳細については、第1次試験日に配布する「受験心得」をご覧ください。)
  • (2) 養成施設の成績証明書
  • (3) 食品衛生監視員の任用資格を有することを証明できる書類
  • (4) 大学の卒業証明書又は卒業見込証明書
       (平成3年4月2日以降生まれの者のみ。)

  • ② 大学において薬学、畜産学、水産学又は農芸化学の課程を修めて卒業した者及び受験年3月までに当該課程を修めて大学を卒業する見込みの者。
  • (1) 住民票記載事項証明書
    (詳細については、第1次試験日に配布する「受験心得」をご覧ください。)
  • (2) 大学の卒業証明書又は卒業見込証明書
  • (3) 大学の成績証明書


大学院修士課程・博士課程修了(修了見込)の方も、大学院各課程の修了(修了見込)証明書・成績証明書ではなく、大学の卒業証明書・成績証明書を提出してください。
畜産学、水産学又は農芸化学の各課程については、下表の所定の科目を必要数以上取得した(取得見込)者に限ります。


試験内容

●1次試験

□基礎能力試験(多肢選択式:40題/2時間20分)

1.知能分野(27題)

  • ① 文章理解
  • ② 判断推理
  • ③ 数的推理
  • ④ 資料解釈

2.知識分野(13題)

  • ① 自然・人文・社会(時事を含む)
□専門試験(記述式:3題/1時間40分)
  • ① 分析化学1又は食品化学1のいずれか1題選択
  • ② 微生物学1又は毒性学1のいずれか1題選択
  • ③ 公衆衛生学1又は食品衛生学1のいずれか1題選択

☆こんな問題が出ます


●2次試験

1.人物試験

  • ① 人柄、対人的能力などについての個別面接
    ( 参考として性格検査を実施)


合格基準

●1次試験

第1次試験の受験者のうち、基礎能力試験及び専門試験(多肢選択式)において基準点(満点の30%)以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。


●最終合格者(2次試験)

第1次試験合格者のうち、人物試験においてA〜Cの評価である者について、第1次試験を含む全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。


身体上の障害等に係る特別措置について

身体に障害があるため、着席位置等の指定等、受験に際し何らかの措置を希望される場合は、受験申し込み前に、その旨を第1次試験地を所管する厚生労働省検疫所業務管理室または、各検疫所に申し出るとともに、申し込み画面の該当項目に希望する措置の内容を入力し、提出します。


願書申込み受付期間

3月上旬〜中旬頃までの20日間程度


試験日程

●1次試験・・・・6月上旬頃

●2次試験・・・・7月中旬頃の指定された日


受験地

●1次試験・・・・小樽、東京、大阪、福岡

●2次試験・・・・東京


受験料

無料


合格発表日

●1次試験・・・・7月上旬頃

●2次試験(最終)・・・・8月中旬頃


受験申込・問合せ

  • 人事院人材局試験課 03-3581-5311(内線2331)
  • 人事院北海道事務局 011-241-1248
  • 人事院東北事務局 022-221-2022
  • 人事院関東事務局 048-740-2006〜8
  • 人事院中部事務局 052-961-6838
  • 人事院近畿事務局 06-4796-2191
  • 人事院中国事務局 082-228-1183
  • 人事院四国事務局 087-880-7442
  • 人事院九州事務局 092-431-7733
  • 人事院沖縄事務所 098-834-8400
  • 小樽検疫所 0134-22-5234
  • 厚生労働省検疫所業務管理室 03-5253-1111(内線2466)
  • 大阪検疫所 06-6571-3521
  • 福岡検疫所 092-291-4092

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