薬剤師
薬剤師とは?
薬剤師とは、医師の処方せんに基づいて調剤したり、医薬品の供給、薬事衛生面をつかさどり、国民の健康な生活を確保する厚生労働省管轄の国家資格。無試験で第一種衛生管理者、毒物劇物取扱責任者、食品衛生監視員、食品衛生管理者、船舶に乗り組む衛生管理者、作業環境測定士などの資格を取得できる特典があります。
その他情報
難易度は? | : | ★★★★☆(やや難しい)。 近年合格率は、68.4%(新卒者:84.3%)ほど。
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就職は? | : | 病院や地域の薬局、学校など | ||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 病院内外の調剤薬局やドラッグストアなどで調剤業務全般、レジ打ち、商品補充、指導などを行います。また在宅患者の為に訪問し、薬剤の指導なども行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||
年収は? | : | 薬剤師の平均年収は577.9万円(賞与込)です。
(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
資 格 概 要
受験資格
- 学校教育法に基づく大学において、6年制薬学課程を修めて卒業した者。
- 外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が1.に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者。
- 改正法の施行日において、旧薬剤師法第15条第1号に該当する者。
- 施行日において、旧薬剤師法第15条第2号に該当する者。
- 施行日前に学校教育法に基づく大学(短期大学を除く)に在学し、施行日以後に旧薬剤師法第15条第1号に規定する要件に該当することとなった者。
- 平成18年度から平成29年度までの間に学校教育法に基づく大学に入学し、4年制薬学課程を修めて卒業し、かつ、学校教育法に基づく大学院において薬学の修士又は博士の課程を修了した者であって、厚生労働大臣が、「薬剤師法の一部を改正する法律附則第3条の規定に基づく厚生労働大臣の認定に関する省令(平成16年厚生労働省令第173号)」第1条の規定に基づき、改正法による改正後の薬剤師法(以下「新薬剤師法」という。)第15条第1号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者
試験内容
●必須問題試験
- ① 物理・化学・生物(15問)
- ② 衛生(10問)
- ③ 薬理(15問)
- ④ 薬剤(15問)
- ⑤ 病態・薬物治療(15問)
- ⑥ 法規・制度・倫理(10問)
- ⑦ 実務(10問)
●一般問題試験
□薬学理論問題試験
- ① 物理・化学・生物(30問)
- ② 衛生(20問)
- ③ 薬理(15問)
- ④ 薬剤(15問)
- ⑤ 病態・薬物治療(15問)
- ⑥ 法規・制度・倫理(10問)
□薬学実践問題試験
- ① 物理・化学・生物(15問)
- ② 衛生(10問)
- ③ 薬理(10問)
- ④ 薬剤(10問)
- ⑤ 病態・薬物治療(10問)
- ⑥ 法規・制度・倫理(10問)
- ⑦ 実務(85問)
合格基準
総得点65%以上で一般問題の各科目35%以上、必須問題の全問題70%以上かつ、構成する各科目の得点がそれぞれの配点の50%以上で合格となります。
身体上の障害等に係る特別措置について
視覚、聴覚、音声機能若しくは言語機能に障害を有する者で受験を希望する者は、指定された日までに薬剤師国家試験運営本部事務所に「国家試験の受験に伴う配慮事項申請書」を用いて申し出ることで、受験時に申請した障害の状態に応じて必要な配慮を講じてもらえます。
願書申込み受付期間
1月上旬〜中旬頃までの10日間ほど。
試験日程
2月中旬頃の2日間
受験地
北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、徳島、福岡
受験料
6,800円(収入印紙)
合格発表日
3月下旬頃
合格後の更新について
資格としての有効期限はありませんが、2年ごとの年の12月31日現在における氏名、住所その他厚生労働省令で定める事項を、当該年の翌年1月15日までに、その住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に届け出なければなりません。
受験申込・問合せ
薬剤師国家試験運営本部事務所 03-5579-6903
厚生労働省医薬食品局総務課試験免許係 03-5253-1111(内線2715)
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参考書・問題集
薬剤師に関連する資格
登録販売者 食品衛生監視員 労働衛生コンサルタント 介護支援専門員