放課後児童支援員
放課後児童支援員とは?
放課後児童支援員とは、2015年4月より実施されている「子ども・子育て支援新制度」によって創設された学童保育の指導のための専門資格です。法律制定以降、学童保育施設には1名以上の放課後児童支援員を配置することが義務付けられています。職業としては50年以上前からあります。
その他情報
難易度は? | : | ★☆☆☆☆(やさしい)。 講習+レポート提出などで取得できます。 |
勉強時間は? | : | 勉強時間は16科目を6日間の講習。合計24時間で取得できます。 |
就職は? | : | 児童養護施設、母子生活支援施設、福祉型児童発達支援センター、乳児院などのほか、学童クラブ、放課後子ども教室、公設公営施設など。 ほとんどが、非常勤職員で、正社員の募集は稀です。合わせて、公設公営の施設に就職するためには、地方公務員試験合格が必要となるうえ、正規職員で雇用している自治体は全国的にも非常に少ないです。 メリットは、勤務時間が少なく、大半の施設で日曜が休みとなっています。 |
仕事内容は? | : | 学童保育・放課後クラブ等の施設において、保護者が迎えに来るまでの時間を一緒に過ごすこと(宿題、引率、教育プログラムの実施のほか、学校を含む地域間の打ち合わせ、職員間の連絡・情報共有等、子供の活動に関する記録、衛生・安全管理など多岐にわたります。)が主な業務となります。 |
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資 格 概 要
受験資格
- 保育士または、当該事業実施区域に係る国家戦略特別区域限定保育士の資格を有する者。
- 社会福祉士の資格を有する者。
- 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)の規定による高等学校(旧中等学校令(昭和十八年勅令第三十六号)による中等学校を含む。)若しくは中等教育学校を卒業した者、同法第九十条第二項の規定により大学への入学を認められた者若しくは通常の課程による十二年の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校教育を修了した者を含む。)又は文部科学大臣がこれと同等以上の資格を有すると認定した者(第九号において「高等学校卒業者等」という。)であって、二年以上児童福祉事業に従事した者。
- 学校教育法の規定により、幼稚園、小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校の教諭となる資格を有する者。
- 学校教育法の規定による大学(旧大学令(大正七年勅令第三百八十八号)による大学を含む。)において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者。
- 学校教育法の規定による大学において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程において優秀な成績で単位を修得したことにより、同法第百二条第二項の規定により大学院への入学が認められた者。
- 学校教育法の規定による大学院において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専攻する研究科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者。
- 外国の大学において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者。
- 高等学校卒業者等であり、かつ、二年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した者であって、市町村長が適当と認めた者。
- 5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者であって、市町村長が適当と認めた者。
試験内容
- ① 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の理解(4.5時間)
- 放課後児童健全育成事業の目的及び制度内容(90分)
- 放課後児童健全育成事業の一般原則と権利擁護(90分)
- 子ども家庭福祉施策と放課後児童クラブ(90分)
- ② 子どもを理解するための基礎知識(6時間)
- 子どもの発達理解(90分)
- 児童期(6歳〜12歳)の生活と発達(90分)
- 障害のある子どもの理解(90分)
- 特に配慮を必要とする子どもの理解(90分)
- ③ 放課後児童クラブにおける子どもの育成支援(4.5時間)
- 放課後児童クラブに通う子どもの育成支援(90分)
- 子どもの遊びの理解と支援(90分)
- 障害のある子どもの育成支援(90分)
- ④ 放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力(3時間)
- 保護者との連携・協力と相談支援(90分)
- 学校・地域との連携(90分)
- ⑤ 放課後児童クラブにおける安全・安心への対応(3時間)
- 子どもの基本的な生活面における対応(90分)
- 安全対策・緊急時対応(90分)
- ⑥ 放課後児童支援員として求められる役割・機能(3時間)
- 放課後児童支援員の仕事内容(90分)
- 放課後児童クラブの運営管理と職場倫理(90分)
合格基準
全てを修了で認定されます。
免除(科目等)について
- 保育士の有資格者は、「Aの子どもの発達理解」、「Aの児童期(6歳〜12歳)の生活と発達」、「Aの障害のある子どもの理解」、「Aの特に配慮を必要とする子どもの理解」の計4科目が免除されます。
- 社会福祉士の有資格者は、「Aの障害のある子どもの理解」、「Aの特に配慮を必要とする子どもの理解」の計2科目)が免除されます。
- 教育職員免許法第四条に規定する免許状を有する者は、「Aの子どもの発達理解」、「Aの児童期(6歳〜12歳)の生活と発達」の計2科目)が免除されます。
願書申込み受付期間
地域により異なります。詳細は実施先までお問い合わせ下さい。
試験日程
地域により異なります。詳細は実施先までお問い合わせ下さい。
受験地
各都道府県
受験料(税込み)
国が実施主体の都道府県に補助を出しており無料で受講できます。
合格発表日
地域により異なります。詳細は実施先までお問い合わせ下さい。
合格後の更新について
資格の有効期限はありません。
ただし、受講中にやむを得ない理由(転居、病気による入院など)により講習の一部を欠席した場合に申請により交付される【放課後児童支援員認定資格研修一部科目修了証】は受講した翌年の3月31日までが有効期限となり、その間に受講を完了しなかった場合は最初から受講し直す必要があります。
受験申込・問合せ
各都道府県の福祉保健局、福祉医療部、放課後児童健全育成事業担当課など
ホームページ
東京都福祉保健局
ほか各都道府県の福祉保健局、福祉医療部、放課後児童健全育成事業担当課
参考書・問題集
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