民間資格 こども家庭ソーシャルワーカー

こども家庭ソーシャルワーカーとは?

こども家庭ソーシャルワーカーとは、改正児童福祉法により、一定の実務経験のある有資格者や現任者が、国の基準を満たす認定機関が認定した研修、試験を経て取得する認定資格で、児童相談所や児童養護施設などの相談員として包括的に子どもや家庭を支援するための資格です。
2024年4月から民間資格として制度開始を目指している資格で、2026年をめどに国家資格化される可能性があります。
  講習プラス試験で取れる資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
就職は? 保育所、幼稚園のほか、乳児院、母子生活支援施設、障害児入所施設、児童養護施設、児童相談所、市区町村、包括支援センター、児童家庭支援センターなど。
仕事内容は? 児童相談所、市町村の虐待相談対応部署、乳児院、児童家庭支援センター、保育所などにおいて、虐待相談、防止のほか、学校等でのいじめや不登校などの相談などを受け付けます。

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 資 格 概 要

受講・受検資格

  1. 社会福祉士または、精神保健福祉士の有資格者で、こども又はその家庭に対する、こども家庭福祉に係る相談援助業務の実務経験2年以上の者
  2. 社会福祉士または、精神保健福祉士の有資格者で、相談援助業務(2年以上)を行っており、こども家庭福祉の相談援助業務を業務量問わず行ったことがある者で、追加研修(講義9+演習9+見学実習6=計24時間)。の講習修了者。
  3. こども又はその家庭に対する、こども家庭福祉に係る一定程度の相談援助業務の実務経験4年以上で、ソーシャルワークに係る研修の受講(講義58.5+演習39 =計97.5時間)の講習修了者。(当分の間の経過措置)
  4. 地域連携推進員・保育所長・主任保育士・副主任保育士等のいずれかで、保育所等で主任保育士等としての、相談援助業務を含む実務経験4年以上で、ソーシャルワークに係る研修の受講(講義78+演習78+見学実習9=計165時間)の講習修了者。(当分の間の経過措置)

受検のためには、上記のいずれかに合わせて、こども家庭福祉指定研修(講義33+演習67.5=100.5時間)※5を受講する必要があります


こども家庭ソーシャルワーカールート図


  • (※1) 相談援助業務(2年以上)を行っており、こども家庭福祉の相談援助業務を業務量問わず行ったことがある者も対象ですが、追加研修※1の受講が必要。
  • (※2) 一定程度のこども家庭福祉の相談援助業務の経験(4年以上)がある者が対象。
  • (※3) 地域連携推進員・保育所長・主任保育士・副主任保育士等のいずれかで、相談援助業務の経験がある者(4年以上)が対象。
  • (※4) ソーシャルワークに係る研修(実務経験者:97.5時間※4-@または、保育所等保育士:165時間※4-A)で構成されます。

受講内容

●追加研修(講義9+演習9+見学実習6=計24時間)※1

社会福祉士または、精神保健福祉士の有資格者で、相談援助業務(2年以上)を行っており、こども家庭福祉の相談援助業務を業務量問わず行ったことがある者

□講義(計9時間)
  • ① こどもの権利擁護と倫理(1時間)
  • ② こども家庭相談援助制度及び実施体制(1時間)
  • ③ 児童相談所の役割と連携(1時間)
  • ④ こども家庭相談の運営と相談援助のあり方(1時間)
  • ⑤ 社会的養護と市区町村の役割(1時間)
  • ⑥ こどもの成長・発達と生育環境(1時間)
  • ⑦ こども虐待対応(1時間)
  • ⑧ 母子保健機関やこどもの所属機関の役割・連携及びこどもと家族の生活に関する法令・制度(2時間)
□演習(計9時間)
  • ① こども家庭相談の運営と相談援助のあり方(3時間)
  • ② こども虐待対応(6時間)
□見学実習(計6時間)
  • ① 見学実習(6時間)

●ソーシャルワーク研修/ソーシャルワークに係る研修(講義58.5時間、演習39時間)※4-@

相談援助実務経験者のルート

□講義(計58.5時間)
  • ① ソーシャルワークの理論と方法(39時間)
  • ② 地域福祉と包括的支援体制(19.5時間)
□演習(計39時間)
  • ① ソーシャルワーク演習II(39時間)

●ソーシャルワーク研修/ソーシャルワークに係る研修(講義58.5時間、演習39時間)※4-A

保育所等保育士のルート

□講義(計78時間)
  • ① ソーシャルワークの基盤と専門職(19.5時間)
  • ② ソーシャルワークの理論と方法(39時間)
  • ③ 地域福祉と包括的支援体制(19.5時間)
□演習(計79時間)
  • ① ソーシャルワーク演習I(39時間)
  • ② ソーシャルワーク演習II(39時間)
□見学実習(計9時間)
  • ① 見学実習(計9時間)

●こども家庭福祉指定研修(講義33時間、演習67.5時間)※5

□講義(計33時間)
  • ① こどもの権利擁護(1.5時間)
  • ② こども家庭福祉分野のソーシャルワーク専門職の役割(1.5時間)
  • ③ こども家庭福祉I(こども家庭をとりまく環境と支援)(3時間)
  • ④ こども家庭福祉II(保護者や家族の理解)(1.5時間)
  • ⑤ こども家庭福祉III(精神保健の課題と支援)(3時間)
  • ⑥ こども家庭福祉IV(行政の役割と法制度)(1.5時間)
  • ⑦ こどもの身体的発達等、母子保健と小児医療の基礎(1.5時間)
  • ⑧ こどもの心理的発達と心理的支援(1.5時間)
  • ⑨ 児童虐待の理解(1.5時間)
  • ⑩ 少年非行(1.5時間)
  • ⑪ 社会的養護と自立支援(1.5時間)
  • ⑫ 貧困に対する支援(1.5時間)
  • ⑬ 保育(1.5時間)
  • ⑭ 教育(3時間)
  • ⑮ こども家庭福祉とソーシャルワークI(多様なニーズをもつこどもや家庭へのソーシャルワーク)(1.5時間)
  • ⑯ こども家庭福祉とソーシャルワークII(こどもの安全確保を目的とした緊急的な対応に関するソーシャルワーク)(3時間)
  • ⑰ こども家庭福祉とソーシャルワークIII(地域を基盤とした多職種・多機関連携による包括的支援体制の構築)(1.5時間)
  • ⑱ こども家庭福祉とソーシャルワークIV(組織の運営管理)(1.5時間)
□演習(計67.5時間)
  • ① こどもの権利擁護(7.5時間)
  • ② こども家庭福祉分野のソーシャルワーク専門職の役割(6時間)
  • ③ こども家庭福祉I(こども家庭をとりまく環境と支援)(1.5時間)
  • ④ こども家庭福祉II(保護者や家族の理解)(3時間)
  • ⑤ こども家庭福祉III(精神保健の課題と支援)(3時間)
  • ⑥ こども家庭福祉IV(行政の役割と法制度)(1.5時間)
  • ⑦ こどもの身体的発達等、母子保健と小児医療の基礎(1.5時間)
  • ⑧ こどもの心理的発達と心理的支援(1.5時間)
  • ⑨ 児童虐待の理解(4.5時間)
  • ⑩ 少年非行(1.5時間)
  • ⑪ 社会的養護と自立支援(4.5時間)
  • ⑫ 貧困に対する支援(1.5時間)
  • ⑬ 保育(1.5時間)
  • ⑭ 教育(1.5時間)
  • ⑮ こども家庭福祉とソーシャルワークI(多様なニーズをもつこどもや家庭へのソーシャルワーク)(7.5時間)
  • ⑯ こども家庭福祉とソーシャルワークII(こどもの安全確保を目的とした緊急的な対応に関するソーシャルワーク)(7.5時間)
  • ⑰ こども家庭福祉とソーシャルワークIII(地域を基盤とした多職種・多機関連携による包括的支援体制の構築)(7.5時間)
  • ⑱ こども家庭福祉とソーシャルワークIV(組織の運営管理)(4.5時間)

試験内容

選択式の出題で予定されています。


合格基準

子ども家庭福祉分野における相談支援等に必要な基礎的な知識及び技術が備わっていることを基準としています。


免除(科目等)について

研修課程の科目を一部免除される予定です。


身体上の障害等に係る特別措置について

未定。


願書申込み受付期間

未定。


試験日程

未定。


受験地

未定。


受験料(税込み)

未定。


合格発表日

未定。


合格後の更新について

未定。


受験申込・問合せ


ホームページ

厚生労働省により認定を受けた民間機構

厚生労働省


参考書・問題集

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