土壌汚染調査技術管理者
土壌汚染調査技術管理者とは?
土壌汚染調査技術管理者とは、2010年から実施された国家資格で、土対法に基づく土壌汚染状況調査を実施する場合に、手続き・調査方法の設計や管理監督を行う為に必要な必置資格。土壌汚染対策法に基づく指定調査機関に設置が義務付けられている技術管理者です。
受験に関する受験資格はありませんが、登録には実務経験3年が必要となります。
また、試験合格後、1年以内に登録できない場合は試験合格は無効となりますので、注意が必要です。
その他情報
難易度は? | : | ★★★☆☆(普通)。 近年合格率は、10.0%ほど。合格ラインは、80問中、52問以上です。
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勉強時間は? | : | 勉強時間は1日4時間×3ヶ月程度は必要。土壌汚染の特性、土壌汚染対策法に基づく調査、法に基づく措置、環境法など幅広く出題されますので、普段から、参考書や過去問とあわせて、土壌汚染対策法に規定する指定調査機関に係る指定等の手引きや、指定調査機関の現況報告にもしっかりと目を通しましょう。 | ||||||||||||||||||||||||||||
就職は? | : | 環境コンサルタント会社 、建築・土木・設備会社など。 | ||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 土対法に基づく土壌汚染状況調査に関して、手続き、調査方法の策定、土壌汚染の調査、現場施工管理、土質関連の技術開発業務などと合せて、品質の確保を行います。 |
資 格 概 要
受験資格
制限無し
ただし、登録には実務経験3年が必要となります。
また、試験合格後、1年以内に登録できない場合は試験合格は無効となります
試験内容
筆記試験(択一式マークシート方式:午前35問/2時間、午後45問/2時間)
- ① 土壌汚染の調査に関する技術的事項
- ② 土壌汚染の対策並びに汚染土壌の搬出、運搬及び処理に関する技術的事項
- ③ 土壌汚染対策法その他環境関係法令に関する事項
合格基準
以下の@及びAの双方の条件を満たすことで合格となります。
- ① 総得点の65%以上の得点率(80問中、52問以上)
- ② 問題区分別得点率を満たすこと
- 調査:満点の30%以上の得点率
- 対策:満点の30%以上の得点率
- 法令等:満点の30%以上の得点率
願書申込み受付期間
7月上旬〜8月上旬頃まで
試験日程
11月中旬頃
受験地
仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
受験料
6,400円(収入印紙)
合格発表日
12月下旬頃
技術管理者証の発行には要件を満たしている必要があります。
要件の詳細は受験の際の御注意をご覧下さい。
合格後の更新について
技術管理者証の有効期間は5年間です。
更新する場合は、技術管理者証の有効期間が満了する日の1年前から満了する日までの間に、環境大臣が行う講習(更新講習)を受け、更新講習を修了した旨の証明書(修了証)を受け取り、これを添付して環境大臣に提出する必要があります。
技術管理者証は、有効期間が満了する日までに更新申請がなされないと効力を失います。
更新講習を受講しただけでは、技術管理者証は更新されませんので、ご注意ください。
受験申込・問合せ
土壌汚染調査技術管理者試験 運営事務局 03-5610-3150