国家資格 義肢装具士

義肢装具士とは?

厚生大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の指示の下に、義手、義足、コルセットなど義肢装具の装着部位の採型、制作、身体への適合(義肢装具の制作適合等)を作成・修正する技術者です。
  業務独占資格  実務経験なしで受験できる国家資格  登録が必要な資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、81.0%ほど。


近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 200   162   81.0%  
令和3年度 181   124   68.5%  
令和2年度 227   165   72.7%  
令和1年度 208   164   78.8%  
30年度 263   235   89.4%  

就職は? 義肢装具の制作施設。独立して義肢装具に関わる業務に就くことも可能。
仕事内容は? 医師の指示の下、装着部位を採型し、患者に合う義肢装具を製作するだけでなく、患者の負担を少なくするために、接する部分を適合させる為に、調整などの重要な作業も行います。

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 資 格 概 要

受験資格

  • 1. 大学に入学することができる者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した義肢装具士養成所において、3年以上、義肢装具士として必要な知識及び技能を修得した者(受験年の3月下旬頃までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)
  • 2. 学校教育法に基づく大学若しくは高等専門学校、旧大学令に基づく大学又は義肢装具士法施行規則第13条に規定する学校、文教研修施設若しくは養成所において1年(高等専門学校にあっては4年)以上修業し、かつ、厚生労働の大臣指定する科目を修めた者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した義肢装具士養成所において、2年以上、義肢装具士として必要な知識及び技能を修得した者
     (受験年の3月下旬頃までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)

※厚生労働大臣の指定する科目。

  • (ア) 心理学、倫理学、社会学、人間発達学及び社会福祉学のうち1科目
  • (イ) 数学、物理学、生物学及び数理統計学のうち2科目
  • (ウ) 外国語
  • (エ) 保健体育
  • 3. 職業能力開発促進法第44条第1項の規定に基づく義肢及び装具の製作に係る技能検定に合格した者のうち規則第14条に規定する者であって、法第14条第3号の規定により文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した義肢装具士養成所において、1年以上、義肢装具士として必要な知識及び技能を修得した者(受験年の3月下旬頃までに修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)
  • 4. 外国の義肢装具の製作適合等に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で義肢装具士の免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が1.2.又は3.に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの
  • 5. 義肢装具士として必要な知識及び技能を修得させる学校又は養成所であって、法附則第2条の規定により文部大臣又は厚生大臣が指定したものにおいて、法施行の際現に義肢装具士として必要な知識及び技能の修得を終えている者又は法施行の際現にこれを修得中であって、法施行後にその修得を終えたもの

試験内容

  • ① 臨床医学大要(臨床神経学、整形外科学、リハビリテーション医学、理学療法・作業療法、臨床心理学及び関係法規)
  • ② 義肢装具工学(図学・製図学、機構学、制御工学、システム工学及びリハビリテーション工学)
  • ③ 義肢装具材料学(義肢装具材料力学を含む。)
  • ④ 義肢装具生体力学
  • ⑤ 義肢装具採型・採寸学
  • ⑥ 義肢装具適合学

合格基準

満点に対して、おおよそ60%の得点率で合格となります。


身体上の障害等に係る特別措置について

視覚、聴覚、音声機能若しくは言語機能に障害を有する者で受験を希望する者は、指定された日までに公益財団法人テクノエイド協会に申し出ることで、受験時に申請した障害の状態に応じて必要な配慮を講じてもらえます。


願書申込み受付期間

1月上旬〜下旬頃まで


試験日程

2月下旬頃


受験地

東京


受験料

59,800円


合格発表日

3月下旬頃


受験申込・問合せ

  • 公益財団法人 テクノエイド協会 03-3266-6882

ホームページ

公益財団法人 テクノエイド協会

厚生労働省


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