職務経歴書の書き方@
履歴書・職務経歴書とは?
履歴書・職務経歴書は、仕事を通じた自分の分身です。仕事内容、実績、資格取得など、いままでの職歴・学歴などの自分の歴史が用紙に書き込まれたものです。その履歴書・職務経歴書を提出するにあたって、自分を選んでもらえるような書き方や表現方法にはテクニックが必要になります。
ここでは、転職・就職活動では避けて通れない、履歴書・職務経歴書・添え状について書き方をケース別に紹介しています。
あわせて、カテゴリーTOP画面では、履歴書・職務経歴書・添え状をダウンロードすることが出来ますので、自分流にアレンジして活用して下さい。弊サイトのこのコンテンツが、あなたの成功の助けになれば幸いです。
職務経歴書の書き方@ - 「職務経歴書」書く前に
「職務経歴書」の事前準備
ここからは、職務経歴書を解説していきます。
履歴書を書いた勢いで、そのまま「職務経歴書」を書いてしまっては今までの努力が無駄になってしまいます。焦らずに、じっくりとあなたの「魅力的な職務経歴書」を作っていきましょう!
まず作ってきた履歴書の職歴の欄を見てみましょう。そこには「あなた」の歴史がありますが、職務経歴書はその歴史をもっと具体的に記載していくようになります。履歴書を同じ事を列記したのでは意味がありませんし、時間の無駄になります。「じゃぁ。最初に何をすんの?」となりますが、とりあえずどんなサイズでもかまいませんが、用紙を用意しましょう
(パソコンのメモ帳、Word、Excel、市販のコピー用紙、チラシの裏なんでもOK)。
用意できたら、@〜Bの手順で書き出してみましょう。
@これまでの職務経歴を具体的に書きだそう!
採用担当者に自分を売り込むわけですから、自分の強みをアピールしなくてはなりません。
以下の項目を参考にして、1社1枚を基本として自分の歴史を書き出してみましょう。
1. 所属した会社名
(a). 所属部署
(b). 所属部署の業務内容
(c). 所属部署での担当業務内容
(d). 昇進・異動・部下の人数
A会社に貢献した業務実績について書き出そう!
会社に勤めていれば、多かれ少なかれ、何かしらの実績があるはずです。
「何もない。。。」等と思わずに、よーく思い出して見ましょう。
自分だけの実績だけでなく、プロジェクトチームや部署においてあげた実績
でもかまいません。
その実績が個人で行った場合であれば、
"どのような場面で、どのように実績を上げたか"
を書き、部署等で上げた実績であれば、
"その実績と、自分が果たした役割"
を書きましょう。
その際に、実績の部分にはできるだけ「数値」を入れておきましょう。
数値があれば「あなた」がどんな実績を上げてきた人物かを想像することが
できます。
B取得資格、免許、自己啓発を書きだそう!
仕事の内容以外でも、希望職種への適正をアピールする意味でも、取得した
資格や免許。その他、研修(パソコン、業務研修など)も全て書き出しましょう。
キャリアが浅い人は、新人研修で受けた基礎研修、自己啓発セミナーが受講済み
であることなど、アピールできる物は全て書き出しましょう。
C求人にマッチした情報を抜き出そう!
@〜Bまでの手順が終わったら、次は情報の抜き出しです。
求人情報などで企業が求める人物像が見えたら、別の用紙に書いておきます。
その用紙を見ながら、@〜Bまでの情報の中からその企業の求める人物像に
あった情報をカードを並べるように、抜き出していきます。
あなたの希望職種が人事で、企業の出している求人が人事・総務であった場合、ただ単に、採用実績等だけを書くのではなく、給与計算実務や、書類管理業務、物品発注業務などの経験のほかに、その業務において、会社に貢献したことも抜き出しておきましょう。
●職務経歴書の作成ポイント @枚数は少なく。 読む人のことを考えて、できれば1枚、多くても2枚で作るように心がけましょう。 「あなた」はいっぱいアピールしたいかもしれませんが、多すぎる枚数は採用担当者に「苦痛」と「要点をまとめられない人」という印象を与えてしまいます。 用紙のサイズはA4サイズが一般的ですが、職歴が少ない人(文字数が少ない人)などは履歴書サイズのB5を使用しましょう。 文字は横書き、用紙は無地の物を使用します。 A「職務経歴書」も見積書と同じビジネス文書。 見出しがはっきりしない物や、だらだらと書き連ねた書類はとても見にくく、 せっかく「履歴書」から「職務経歴書」に目を通してくれたとしても、 そこで終わってしまい、次の応募者の書類に目を移されてしまいます。 希望職種に関連する部分に重点を置き、補足事項はポイントを絞って、 客観的な表現を使って、書いていきましょう。 あわせて、レイアウトにも気を配りましょう。見出し、太字(ボールド)、改行、余白、をうまく使って見やすく仕上げていきましょう。 Bパソコンで作成。 「履歴書」と違って「職務経歴書」は文字数も多くなります。 よっぽど文字の上手な人ならいいのですが、せっかくパソコンがあるのですから、キレイにまとめることができるパソコンで作業しちゃいましょう。 「履歴書」と違って、手書き必須のところはほとんどありませんので、どんどん作っていきましょう。 C日付・氏名・印の部分を作る。 用紙の一番上、中央の部分に「職務経歴書」太字でと書きましょう。 次に、「職務経歴書」の1行下、右端に「作成日付(年月日)」を、「作成日付」下に氏名を記入し、その横に「印」を記載して印鑑が押せるように作成します。 「作成日付」は履歴書と合わせておきましょう。 その際に「作成日付」はDate関数を使用すれば、印刷する都度、日付を書き換えなくて良いので非常に楽です。 その他、住所、電話番号などを入れる場合も有りますが、必須事項ではないので、応募する企業が指定している以外は記載しなくてもOKです。 C自分がアピールできる書式を選ぼう! 「職務経歴書」の全体的はスタイルは職務経験の量によって「時系列型」か 「職務内容中心型」に応じて選びましょう。 ※ 「時系列型」とは? 【職務経歴】 ○○年○月 ●●株式会社入社 (□□支店、資本金△△万円、従業員数▲▲名) 2週間の新人研修後にて、業務内容、ビジネスマナーを習得 ○○年○月 人事部人事課に配属 人事関連庶務全般(採用業務、人事異動手続き、名簿作成) ・ ・ ・ ・ 上記のような一般的な書式で、見やすい書式です。 入社から始まり、配属・昇進などの職歴を年代順に並べていく形式ですが、経歴の中にアピールしたい部分が埋もれてしまう場合があるので、アピールしたい部分は別途、補足事項を設けておくと良いです。 「職務内容中心型」とは? 【職 歴】 ○○年○月〜○○年○月 ●●株式会社入社 人事部人事課 ○○年○月〜○○年○月 人事部採用新人教育課 ○○年○月〜現在 人事部人事課 【職務内容】 人事採用業務 ・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 〈実績〉 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・ ・ ・ ・ 上記のように、担当した業務内容ごとに職歴をまとめて行く形式です。 実務能力やスキルをアピールしやすいですが、現在までのプロセスが わかりにくいので、簡単な時系列の職歴を書き加えておくと良いです。 D自己PRも加えておこう! 転職回数が多くても、ブランクがあっても、自分が求人に合った人物であることをアピールして、不利な点をカバーすることを忘れずに! 志望動機や退職理由について詳しく伝えるのも有りです。 |